川崎Fが足踏み 森本弾で追いつくもリンス&ドゥドゥ躍動の甲府とドロー《J1》
2017.08.27 20:00 Sun
▽27日に山梨中銀スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第24節のヴァンフォーレ甲府vs川崎フロンターレは、2-2のドローに終わった。
▽勝ち点20で14位に位置する甲府は、前節のサンフレッチェ広島戦を0-1の敗戦。降格圏内が肉薄な状況だ。対する3位の川崎Fは、前節の北海道コンサドーレ札幌を2-1と勝利。3連勝で優勝争いの真っ只中にいる。さらに、ミッドウィークに行われたACL準々決勝1stレグの浦和レッズ戦を3-1と先勝。中3日の日程面を除けば、好ムードで今回の甲府戦に臨んだ。
▽試合は、立ち上がりから高いボールポゼッション率の川崎Fがペースを握る。だが、対する甲府もワントップに入るドゥドゥが序盤から存在感。推進力を生かした仕掛けで何度も川崎Fの最終ラインを揺さぶり、シュートで終わる良い攻撃の流れを作り出していく。ところが、33分、ボックス右深くに仕掛けた家長がエデル・リマとの接触で転倒。PKのチャンスを獲得した川崎Fは、これを小林がゴールマウスのど真ん中に沈め、先制に成功した。
▽ここ数試合で状態を上げる家長の活躍と小林のシーズン12得点目でリードした川崎Fは、37分に自陣左サイドを崩されてピンチを迎える。だが、堀米のクロスから放たれた田中の決定的なワンタッチシュートは、GKチョン・ソンリョンがビッグセーブで阻止。その後も何度かサイドをえぐられて危ない場面を迎えたものの、川崎Fの守備陣が身体を張ったブロックでゴールを許さない。
▽1点リードの川崎Fは、そのまま後半を迎えると、56分に小林が甲府ゴールを強襲。前半に引き続き良い入りを見せたが、追う甲府が70分に追いつく。65分から出場のリンスが左サイド深くからドリブルで対面の大島を突破。そのままボックス左にボールを持ち込み、右足のシュートを豪快に決め、甲府が試合を振り出しに戻した。
▽一気に苦しい状況を強いられた川崎Fは、3つの交代枠でハイネル、森本、長谷川を投入。試合終了間際に森本が1点を返すが、対する甲府も勝ち点3を目指したことでオープンな展開となる。だが、試合はそのまま終了。5戦無敗を維持した川崎Fだったが、首位を走る鹿島アントラーズの背中が遠のく足踏みとなっている。
▽勝ち点20で14位に位置する甲府は、前節のサンフレッチェ広島戦を0-1の敗戦。降格圏内が肉薄な状況だ。対する3位の川崎Fは、前節の北海道コンサドーレ札幌を2-1と勝利。3連勝で優勝争いの真っ只中にいる。さらに、ミッドウィークに行われたACL準々決勝1stレグの浦和レッズ戦を3-1と先勝。中3日の日程面を除けば、好ムードで今回の甲府戦に臨んだ。
▽試合は、立ち上がりから高いボールポゼッション率の川崎Fがペースを握る。だが、対する甲府もワントップに入るドゥドゥが序盤から存在感。推進力を生かした仕掛けで何度も川崎Fの最終ラインを揺さぶり、シュートで終わる良い攻撃の流れを作り出していく。ところが、33分、ボックス右深くに仕掛けた家長がエデル・リマとの接触で転倒。PKのチャンスを獲得した川崎Fは、これを小林がゴールマウスのど真ん中に沈め、先制に成功した。
▽1点リードの川崎Fは、そのまま後半を迎えると、56分に小林が甲府ゴールを強襲。前半に引き続き良い入りを見せたが、追う甲府が70分に追いつく。65分から出場のリンスが左サイド深くからドリブルで対面の大島を突破。そのままボックス左にボールを持ち込み、右足のシュートを豪快に決め、甲府が試合を振り出しに戻した。
▽リンスの加入後初ゴールで追いついた甲府は続く74分、ラインを高く上げてビルドアップに関与していた谷口の処理ミスを突く。谷口のミスからルーズボールを拾ったドゥドゥがそのままドリブルで最終ラインを突破。ゴール前に持ち込み、右足の強烈なシュートを突き刺して、甲府が一気に試合をひっくり返した。
▽一気に苦しい状況を強いられた川崎Fは、3つの交代枠でハイネル、森本、長谷川を投入。試合終了間際に森本が1点を返すが、対する甲府も勝ち点3を目指したことでオープンな展開となる。だが、試合はそのまま終了。5戦無敗を維持した川崎Fだったが、首位を走る鹿島アントラーズの背中が遠のく足踏みとなっている。
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甲府戦で不適切発言のいわきサポーター、クラブは違反行為とせずも重く受け止め厳重注意…SNSで誹謗中傷受ける女性は別人「削除いただくようお願いします」
いわきFCは9日、サポーターの不適切な言動への対応について発表した。 事件は3日に行われたアウェイでの明治安田生命J2リーグ第13節のヴァンフォーレ甲府戦で発生した。 この試合では、甲府が1-0とリードした72分にいわきがFKを獲得。山下優人がクロスを入れると、ファーサイドでいわきのDF速水修平と甲府のDF三浦颯太が競り合うと、速水の振った頭が三浦の後頭部を強打。そのまま2人は地面に落ちて倒れ込んだ。 ボックス内での出来事だったが、主審はすぐに笛を吹いて試合と中断。後頭部に強い打撃があり、力が入らない状態で地面に落下した三浦は、意識はあるものの体が動かず。すぐに近寄った三平和司が仰向けにし、周りの選手たちはドクターをすぐに呼ぶこととなった。 無理に動こうとする三浦を選手たちが動かないように抑えることに。そのまま治療。スタジアムは静寂に包まれる中、いわきのゴール裏から甲府の選手に対して心ない言葉が。これに怒りを示した三平がゴール真裏まで向かうことに。スタッフに抑えられると、いわきのキャプテンである山下がコミュニケーションをサポーターと取りに行くなど騒然とした。 いわきは謝罪声明を出していたが、当該サポーターを特定したとのこと。違反行為はないと判断したものの、厳重注意処分を与えたという。 「試合後、クラブが継続的に行なった調査によって、今回の原因となる不適切な言動を行なったいわきFCサポーターは特定され、クラブから本人へのヒアリングを行ないました。映像の確認およびヒアリングの結果、またJリーグへも情報を共有し、Jリーグが定める「試合運営管理規定」第4条(禁止行為)には当たらないと判断しましたが、今回の言動は緊迫した救命処置が行われている状況であり、それが原因で甲府の選手との言い争いを引き起こしたことを踏まえると極めて不適切であったため、クラブから厳重注意処分を行い再発防止に向けて反省を促しました」 また、SNSでの個人特定に関しても言及。誹謗中傷の対象となっている女性サポーターは、発言をしていない方であることが特定されており、憶測での投稿、誹謗中傷はやめ、削除を求めた。 「今回の騒動において、SNS等で個人を特定しようと当時の中継映像等を切り抜き、いわきFCサポーターが映し出されているシーンの画像を用いてさまざまな憶測や誹謗中傷が飛び交っています。その画像によってSNS上に拡散されてしまった女性は不適切な言動を発した方ではないことが確認できております。これ以上憶測で個人を特定したり誹謗中傷するような発信はおやめいただき、すでに発信されているものに関してもその発信者は削除いただくようお願いいたします」 それでも、今回の事象は重いことだとクラブは判断。再発防止に向け、コミュニケーションを密に取るとし、改めて謝罪した。 「今回の事象はクラブとして非常に重い事象と捉えており、今後もクラブとサポーターが密なコミュニケーションを継続して図ることで再発防止を徹底し、改めて安心・安全なスタジアムづくりを目指してまいります」 「ヴァンフォーレ甲府の選手ならびに関わる全ての皆様、そして今回の騒動により不快な思いをさせてしまった皆様、このたびは大変申し訳ございませんでした」 2023.05.09 21:25 Tue2
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