【リーガ・シーズンプレビュー】レアル・マドリーの連覇か、ネイ後釜次第でバルサの奪還も

2017.08.19 16:45 Sat
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▽2017-18シーズンのリーガエスパニョーラが今週末に開幕を迎える。昨シーズンは、レアル・マドリーが宿敵バルセロナの3連覇を阻止し、5シーズンぶりのリーグ制覇を成し遂げた。新シーズンではチャンピオンズリーグ(CL)でも2連覇を達成したレアル・マドリーとバルセロナを軸に、アトレティコ・マドリー、セビージャの第2グループを含め、覇権争いが繰り広げられるはずだ。

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◆ジダン3年目で盤石の陣容~レアル・マドリー~
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▽今シーズンの優勝候補筆頭はレアル・マドリーだ。世界屈指の巨大戦力に加え、現役時代と同様にそのカリスマ性と閃きで卓越した手腕を発揮するジダン監督の存在など、絶対的王者に死角は見当たらない。今夏の移籍市場ではFWモラタ、MFハメス・ロドリゲス、DFダニーロ、DFペペ(契約満了)など、準主力クラスを高額の移籍金で売却した一方、獲得選手はアトレティコから“禁断の移籍”を果たしたDFテオ・エルナンデス、“ラ・ロハ”の次代を担う、天才司令塔ダニ・セバージョスの若手2選手を獲得したのみとなっている。まだ、開いている移籍市場でモナコから怪物FWムバッペの獲得の噂もあるが、今季も昨季の主力とMFマルコス・ジョレンテ、DFバジェホといったレンタルバック組を軸に継続路線を歩む。

▽今シーズンに向けては先日のスーペル・コパで主審への暴力行為で5試合の出場停止を科されたエースFWクリスティアーノ・ロナウドが開幕4試合を欠場するが、昨季もユーロ2016で負ったケガの影響で序盤戦を欠場しており、大きな痛手とはならないはずだ。逆に、今夏主役級の働きが期待される超逸材MFアセンシオ、新契約締結で意気込むMFイスコ、地味ながら存在感を増すFWルーカス・バスケスといった若手が虎視眈々と世代交代を狙う。盤石ぶりが目立つ一方、唯一の懸念はやや選手層の薄さが目立つ最終ライン。右サイドバックとセンターバックのバックアッパーで計算が立つのは、守備のマルチロールのDFナチョ1人となっており、DFカルバハルやケガがちな主力センターバックの長期離脱が大きな痛手となる可能性を含んでいる。
◆ネイマール後釜問題など新体制移行で課題山積み~バルセロナ~
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▽昨シーズン、コパ・デル・レイの一冠と厳しいシーズンを送ったバルセロナは、ルイス・エンリケ前監督の退任に伴い、前ビルバオ指揮官でクラブOBのバルベルデ新監督を招へいした。だが、ここまでのプレシーズンでは新監督を全面的にサポートすべき存在であるフロントの不手際が目立つ。絶対的な主力FWネイマールのパリ・サンジェルマンへの電撃移籍に始まり、同選手の放出で得た巨額な資金をうまく活用できず、後釜候補とされるリバプールMFコウチーニョ、ドルトムントMFデンベレの獲得交渉が暗礁に乗り上げている。また、ここまで獲得に成功したDFネウソン・セメド、MFパウリーニョに関しても、DFベジェリン、MFヴェッラッティの獲得に失敗した末の次善策であり、昨季王者との間にある溝を埋めるような補強とはなっていない。

▽また、ここまでのプレシーズンマッチや先日のスーペル・コパの試合内容をみると、バルベルデ新監督の戦術的な特徴などが、いまひとつ見えてこないのも懸念材料だ。そのスーペル・コパの第2戦では[3-5-2]の新布陣を導入も全く機能しなかったばかりか、エースFWルイス・スアレスが1カ月の離脱を強いられるなど、散々な結果となった。バルベルデ新監督としては、フロントの懸命なリカバリーを待ちつつ、比較的対戦相手に恵まれた序盤戦を大エースFWメッシ、FWデウロフェウ、FWアルカセル、MFデニス・スアレスらで何とか乗り切りたい。ここでチームを軌道に乗せられれば、今後の新戦力の補強次第で十分にレアル・マドリーと渡り合えるはずだ。
◆補強禁止で序盤戦の戦い方がカギに~アトレティコ~
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▽昨シーズン、早々に優勝争いから脱落したアトレティコだが、最終的にセビージャをまくって最低限のノルマである3位フィニッシュに成功。だが、新スタジアムのワンダ・メトロポリターノで迎える今シーズンに向けては、FIFAから科された補強禁止処分(登録禁止)の影響があまりに大きく困難な船出が予想される。当初、今夏の補強プランではFWラカゼットとFWサンドロ・ラミレスという実力者獲得を内定させていたが、前述の補強禁止の影響でいずれの交渉も破断に終わった。

▽それでも、ラス・パルマスへの半年間のレンタル移籍を受け入れたMFビトロ、チェルシーで構想外となり、古巣帰還を熱望するFWジエゴ・コスタの今冬加入が決定的となっており、それ以外にも補強禁止処分が明ける来年1月に新たな選手の獲得が濃厚となっている。また、漢気を見せて残留を決断したエースFWグリーズマンを筆頭に昨季の主力が揃って残留したことは朗報だ。シメオネ監督としては、序盤戦で躓いた昨季の反省を生かしつつ、持ち味の堅守速攻を武器に来年1月まで現行のスタイルで乗り切り、良い状態を保って新戦力をチームに迎え入れたいところだ。

◆ベリッソ新体制移行で期待感溢れるシーズンに~セビージャ~
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▽昨シーズン、サンパオリ前監督の下で変幻自在の魅力的なフットボールを展開し、4位フィニッシュしたセビージャ。今シーズンは同監督のアルゼンチン代表就任に伴い、前セルタのアルゼンチン人指揮官ベリッソ新監督の下、再び仕切り直しのシーズンに臨む。サンパオリ前監督と同様にローマへ旅立った辣腕SDモンチ氏の退団で今夏の移籍市場で苦戦を強いられるかと思われたが、オスカル・アリアス新SDを中心にまずまずの成果を上げている。

▽MFナスリやFWヨベティッチのレンタル組の慰留、エースMFビトロのアトレティコ流出というネガティブな話題があったものの、MFヘスス・ナバス、MFバネガの帰還、FWムリエル、DFケアー、FWノリート、MFグイド・ピサーロら実力者の獲得に成功し、戦力を維持。また、プレシーズンを通じてサンパオリ前監督と同様にビエルサ門下のベリッソ新監督の戦術の浸透が進んでおり、昨シーズンと同様に期待感を抱かせるシーズンとなるはずだ。

◆バッカら加入で課題の攻撃は~ビジャレアル~
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▽前述の優勝候補と共にタイトル争いに絡むことが期待されるのが、昨季5位のビジャレアルだ。昨シーズン、エスクリバ監督の下、リーガ屈指の守備力と鋭いカウンターを武器に安定したシーズンを送ったイエローサブマリンは、今夏にFWソルダード、DFムサッキオ、MFジョナタン・ドス・サントスら一部主力が退団。その一方で、DFルベン・セメド、MFフォルナルス、FWウナル、FWバッカと将来性のある若手と経験豊富なベテランを獲得した。

▽とりわけ、大きな補強となったのが、セビージャで実績十分のバッカと、マンチェスタ・シティ出身で昨季レンタル先のトゥベンテでエールディビジ18ゴールを記録した大型FWエネス・ウナルの前線2選手。いずれもビジャレアルが志向するカウンターへの相性が良く、昨季主力のFWバカンブ、FWサンソーネと共に課題の得点力改善に貢献してくれるはずだ。また、自身で違約金を支払い、ビジャレアルへ電撃移籍したマラガの超逸材フォルナルスと、MFブルーノ、MFソリアーノ、MFトリゲロスが構成する玄人好みの中盤も要注目だ。

◆~充実3年目乾とプリメーラ初挑戦の柴崎~
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▽今シーズンのプリメーラでは、エイバルで3年目を迎えるMF乾貴士と、2部テネリフェから今夏昇格組のヘタフェに加入したMF柴崎岳の2人の日本人選手がプレーする。昨シーズン、10位と健闘したエイバルの左ウイングのレギュラーに定着した乾は、3ゴール4アシストともの足りない数字に終わったものの守備力の向上、ビッグクラブのサイドバック相手にも全く引けを取らない突破力を披露。また、最終節ではカンプ・ノウでバルセロナ相手に圧巻の2ゴールを決め、良い形でシーズンを締めくくった。今シーズンも主力として期待される乾としては、チームの駒としての役割をこなしつつ、メンディリバル監督が求める“チャレンジ”をより意識しつつ、ゴールやアシストという目に見える結果を残していきたい。

▽一方、今冬加入したテネリフェで最終的に定位置を掴み、チームと共に昇格は果たせなかったものの、昇格組ヘタフェ移籍で個人昇格を果たした柴崎。ボールが頭上を飛び交うことも珍しくないセグンダで飛び抜けたボールスキルで評価を集めた柴崎は、より自身の特長を出しやすいプリメーラの舞台で大きなインパクトを残したいところだ。ただ、加入したヘタフェがカウンタースタイルであり、プリメーラでは格上相手の対戦が多いため、仕事の多くは自陣からのカウンターの起点、中盤からのミドルレンジのパス、プレースキックといった部分に限定される。その中で10番として相応しいプレーを披露しつつ、守勢の中で課題の守備でも貢献したい。

◆大型補強はなしも新指揮官の采配に注目~そのほかのチーム~
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▽他国に比べてクラブ買収による中堅、下位クラブの大型補強などがない今シーズンのリーガでは、ヨーロッパのコンペティション出場を争うチームはほぼ昨シーズンと同じ顔触れになるはずだ。それでも、幾つかのクラブで監督交代が行われ、新指揮官の采配に注目が集まるところだ。

▽ベリッソ前監督がセビージャに旅立ったセルタでは、バルセロナでルイス・エンリケ前監督の副官を務めていたウンスエ新監督が指揮官として復帰する。プレシーズンではコレクティブな戦いでセリエAの強豪ローマに大勝するなど、上々の仕上がりを見せる。また、ここ数年新オーナーのピーター・リム氏の下で混迷極まるバレンシアは、ビジャレアル時代に卓越した手腕を発揮したマルセリーノ新監督が就任。今夏の移籍市場ではGKネト、DFガブリエウ、DFムリージョと課題の守備陣に実力者を迎えており、指揮官得意の堅守速攻で名門復活を目指す。

▽その他では、ラス・パルマスからベティスの新指揮官に就任したセティエン新監督、バルベルデの後任として名門ビルバオを率いるシガンダ新監督らにも注目したい。

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レアル・マドリーを離れ、今夏にオリンピアコスへ加入した元ブラジル代表DFマルセロ。当時の懐かしい映像に再び脚光が当たっている。 2007年1月にレアル・マドリー入りしたマルセロ。そのキャリアは通算546試合出場で38ゴール103アシストの数字にクラブ史上最多となる25個ものチームタイトルと輝かしいものだったが、昨季限りの契約をもって別れを選択した。 『ESPN』は、マルセロが2018年のマドリー時代に投稿したロッカーの様子を紹介。16日に13歳となった息子のエンツォ・ガットゥーゾ・アウヴェス・ヴィエイラくんと選手らとのやり取りを取り上げた。 "ビン・チャレンジ"と紹介された動画は、ヘディングでのリフティングでボールをつなぎ、かごへ入れるというもの。エンツォくんは父親やルカ・モドリッチらを前にも動じることなく順々にパス交換。12人の選手を経由し、見事にゴールを決めた。 懐かしい顔ぶれも相まってか、4年が経過した現在でも反響は大きいようだ。「フットボールの歴史の中で最も記憶に残る瞬間の1つ」、「僕らを幸せにするのはシンプルなこと」、「素晴らしい」、「これはかわいい」などの温かなコメントが寄せられている。 その中で、コスタリカ代表GKケイロル・ナバス(パリ・サンジェルマン)にも注目が。「ナバス…」、「どうしてナバスを飛ばしたの」、「スルーされてる」、「GKをスキップと指示されていたのかな?」、「ナバスはキャッチしちゃうからね」と、列に加わっていたはずのナバスが飛ばされたことを面白がる声も散見された。 先日はオリンピアコスへの歓迎動画が公開されたマルセロ。ギリシャのドレッシングルームからもこのような温かい光景が届けられるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】マルセロ息子とマドリー選手らの華麗なるヘディングチャレンジ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CivPKh0LFxX/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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