死闘の末、PK戦を制したベネズエラがウルグアイを下し決勝進出!! 《U-20W杯》

2017.06.08 20:19 Thu
Getty Images
▽FIFA U-20ワールドカップ(W杯)準決勝U-20ウルグアイ代表vsU-20ベネズエラ代表が8日に行われた。1-1でPK戦にまで突入した試合は、4-3でPK戦を制したベネズエラが決勝進出を果たした。
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▽準々決勝ではPK戦の末、ポルトガルを退けたウルグアイと、アメリカを2-1で破ったベネズエラが激突。共に日本を倒したチーム同士の一戦となった。▽試合立ち上がりはベネズエラペースで進んでいく。開始1分に、ルセナが敵陣中央からロングシュートでGKフェリネスを急襲すると、13分にもフェラレーシがFKから頭で合わせるなど、GKに休む暇を与えない。
▽試合半ばにかけてウルグアイも反撃を開始。25分に、バルベルデがFKを直接狙いGKの横っ飛びを余儀なくすると、続く28分には、サラッチがボックス左からシュートを放つが、GKにセーブされる。

▽無得点のまま迎えた後半。開始早々の49分にウルグアイが試合を動かす。ボックスに侵入したカノッビオがメヒアスに倒されてPKを獲得。キッカーを務めたクルスがGKの逆を突いて先制点をもたらした。
▽先制したウルグアイは、51分にも追加点のチャンスが訪れる。クルスがボックス右からクロスをあげると、ゴール前フリーで待っていたスキアッパカッセがダイレクトで狙う。しかし、やや当たり損ねたシュートはGKフェリネスがブロック。こぼれ球に詰めるも今度はDFのブロックに遭い、得点とはならなかった。

▽その後は両チームともシュートチャンスは作るものの、相手ゴールを脅かすまでには至らない。このまま終わるかに思えたが試合終了間際の91分、Y・エレーラが倒されベネスエラにFKの判定。ボックス手前右からのFKをソサが左足で見事に決めて、土壇場で同点に追いついた。

▽1-1で突入した延長前半、98分にクルスがドリブルで突破し、ボックス左のカノッビオにラストパス。左足からのシュートはGKの正面に飛んでしまいゴールとはならず。直後の99分、ウルタドが難しい角度から右足で狙うが、GKサンティアゴ・メレがセーブする。

▽延長戦も後半になり、気力での戦いになる時間帯。両チームとも何とかシュートまで持ち込むが、最後の場面で精彩を欠き2点目を奪うことができない。そんな中、120分にベネズエラが最大の決定機を迎える。右サイドからのクロスをウルタドが右足で合わせるも、これが右ポストを直撃。120分で勝敗がつかずそのままPK戦に突入した。

▽PK戦はウルグアイの2人目のキッカー、ルイス・ロドリゲスがGKフェリネスに読まれ失敗。その後ベネズエラの4人目のシテルドがクロスバーに当ててしまいイーブンに。互いに一人ずつ失敗して迎えた5人目は、先攻のベネズエラはきっちり沈めたが、ウルグアイの5人目をキッカーを務めたキャプテン・クルスが、GKフェリネスが足で止めるというファインセーブに遭い失敗。劇的な同点弾から、4-3でPK戦を制したベネズエラが逆転勝利し、決勝進出を決めた。

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