小島が2得点と躍動の愛媛が連勝…群馬は新加入FWカン・スイル起用も不発に終わる《J2》

2017.05.13 15:54 Sat
©超ワールドサッカー
▽13日、明治安田生命J2リーグ第13節のザスパクサツ群馬vs愛媛FCが正田醤油スタジアム群馬で行われ、0-3で愛媛が勝利した。

▽前節のロアッソ熊本戦でアディショナルタイム弾で今シーズン初勝利を挙げた最下位・群馬と、前節のレノファ山口FC戦で2-1と勝利し、11位につける愛媛の対戦。群馬はスタメンを1名変更し、加入したばかりの韓国代表FWカン・スイルが先発した。一方の愛媛は3名を変更。玉林、三原、神田に変えて、田中、河原、小暮を起用した。

▽前節の勝利をしっかりと繋げたい群馬が最初の決定機。11分、左サイドからのクロスをボックス中央に飛び込んだ山岸がヘッド。シュートは枠を捉えるも、GKパク・ソンスがセーブする。これで得た直後のCKからもチャンス。松下が上げたクロスをカン・スイルがどんぴしゃヘッド。しかし、GKパク・ソンスがしっかりとキャッチする。
▽群馬は14分には再びCKからチャンス。松下のクロスをGKパク・ソンスがクリアすると、カン・スイルがヘッド。しかし、GKパク・ソンスがしっかりとキャッチする。

▽押しこむ群馬の攻勢はとまらない。19分、舩津のクロスをDFがクリア。これが転がると、ボックス手前から松下が左足でロングシュート。しかし、GKパク・ソンスがわずかに触りゴールとはならない。
▽さらに29分、味方のクリアボールを拾いに行った林堂が濡れたピッチに足を滑らせると、ハーフウェイライン付近からカン・スイルがドリブルで独走。ボックス右に侵入しそのままシュートを放つも、GKパク・ソンスが何とかセーブする。

▽群馬に押し込まれる時間帯が続いた愛媛だったが44分、ボックス内右から西田がグラウンダーのクロス。これに走り込んだ河原が、ボックス中央でシュートを狙うも、DFにブロックされてしまう。

▽ゴールレスで迎えた後半、両チームは交代なし。50分、松下がFKからクロスを送ると、チェ・ジュンギがボックス中央でヘッド。しかし、枠を外してしまう。

▽愛媛は、前半とは打って変わって、ボールを保持する展開が続くも、攻撃の精度を欠き決定機を作るには至らない。

▽ゴールが欲しい群馬は64分に高橋に代えてマテウスを投入。攻撃の活性化を図る。

▽しかし、常に押し込んでいた愛媛が待望の先制点を奪う。70分、藤田のスルーパスに反応した有田がシュート。GK清水が飛び出しブロックするも、浮き球を走り込んだ小島が無人のゴールへヘッド。これが決まり、愛媛がリードを奪う。

▽リードを奪われた群馬は、松下に代えて鈴木、阿部に代えて、前節チームを初勝利に導いた決勝弾の高井を投入する。

▽それでも77分、ボクス手前で河原とのワンツーでフリーとなった小島がボックス手前からシュート。これが左隅に決まり、愛媛がリードを2点に広げる。

▽さらに81分、小島のスルーパスに抜けた小暮がグラウンダーのクロス。これをボックス内中央で河原が蹴り込み、愛媛がリードを3点とする。

▽盛り返したい群馬だったが、愛媛の前に反撃できず。そのまま試合は終了し、0-3で愛媛が勝利した。群馬は前半こそ攻め込むも、失点を重ね連勝とはならなかった。

ザスパ群馬の関連記事

Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed
11日、第105回天皇杯の都道府県代表決定戦が各地で行われ、47都道府県代表が出揃った。 これまで19都県の代表が決定していた中、11日には28道府県の代表決定戦が全国各地で行われた。 J3クラブも参加する中、J3クラブ同士の対戦となった栃木県では、栃木SCが栃木シティ相手に0-2で勝利し5年連続25回目の 2025.05.11 21:40 Sun
thumb 明治安田J3リーグ第12節の10試合が6日、7日にかけて各地で行われた。 【八戸vs栃木C】上位対決は痛み分け 首位の栃木シティ(勝ち点24)と3位のヴァンラーレ八戸(勝ち点20)の上位対決。試合は立ち上がりから攻め合う形となり2分に八戸は澤上竜二がクロスを頭で合わせるが、GK相澤ピーターコアミが好セーブ。 2025.05.07 21:02 Wed
明治安田J3リーグ第11節の10試合が3日に各地で行われた。 【栃木CvsFC大阪】初のJ3挑戦の栃木Cが首位浮上 2位の栃木シティと首位のFC大阪の一戦。首位攻防戦となった中、ホームの栃木Cが主導権を握ることに開始6分、右サイドを仕掛けた田中パウロ淳一がクロスを入れると、相手のハンドを誘いPKを獲得。これ 2025.05.03 22:10 Sat
ザスパ群馬は2日、阪南大学のMF櫻井文陽(21)が2026シーズンより加入することが内定したことを発表した。 また、今シーズンは特別指定選手として登録され、背番号は「33」をつける。 櫻井は大阪府出身で、ガンバ大阪のジュニアに所属。その後、阪南大学高校から阪南大学へと進学していた。 櫻井はクラブを通じ 2025.05.02 15:55 Fri

J2の関連記事

日本サッカー協会(JFA)は15日、ドイツサッカー連盟(DFB)との「審判交流プログラム」として、2名の審判員が来日することを発表した。 今回来日するのは、フロリアン・バドストゥーブナー氏とマルティン・ペーターセン氏。バドストゥーブナー氏は、2000年からブンデスリーガを担当し58試合を担当。2.ブンデスリーガで 2025.05.15 17:05 Thu
ヴァンフォーレ甲府は15日、アシスタントコーチにシンガポール人指導者のナズリ・ナシル氏(54)が就任することを発表した。登録期間は11月30日までとなる。 ナズリ・ナシル氏は、シンガポール政府・文化社会青年省(Ministry of Culture, Community and Youth of Governme 2025.05.15 15:50 Thu
大分トリニータは15日、3日に行われた明治安田J2リーグ第13節のロアッソ熊本戦で発生した違反行為への処分を発表した。 クラブの発表によると、大分のサポーターの一部が違反行動。スタジアム入りするロアッソ熊本のチームバスの運行を妨げるという違反行為に出ていたという。 今回の処分対象者は14名。18日に行われる 2025.05.15 14:10 Thu
Jリーグは14日、「2025“Jリーグの日”特別企画発表会」を開催。5月15日の「Jリーグの日」を記念した特別企画として「Jリーグチップス(選手カード付)」のオマージュ版を特別に復刻させることを発表した。 「Jリーグチップス(選手カード付)」のオマージュ版は、5月17日(土)、18日(日)に行われる試合を対象とし 2025.05.14 16:45 Wed
Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed

ザスパ群馬の人気記事ランキング

1

群馬が清水FW齊藤聖七を期限付き移籍で獲得、今季途中から相模原でプレー「群馬のサッカーにとても魅力を感じ、決断しました」

ザスパクサツ群馬は30日、清水エスパルスのFW齊藤聖七(23)が期限付き移籍で加入することを発表した。 移籍期間は2025年1月31日までとなり、清水との公式戦には出場できない。 齊藤は清水ユースから流通経済大学へと進学。今シーズンから清水に加入した。 清水では明治安田生命J2リーグで1試合、YBCルヴァンカップで2試合、天皇杯で1試合に出場。8月からSC相模原に育成型期限付き移籍していた。 相模原では明治安田生命J3リーグで12試合に出場していた。 群馬は齊藤について「スピードとテクニックを駆使したドリブルが得意なアタッカー。攻撃的なポジションであればどこでもプレー出来るユーティリティ性もありながら、激しい守備も厭わない献身性も兼ね備える」とプレースタイルを紹介している。 今季はFWFW川本梨誉が清水から期限付きしていたが、入れ替わる形となった。 齊藤はクラブを通じてコメントしている。 ◆ザスパクサツ群馬 「ザスパクサツ群馬に関わる全ての皆さん初めまして、齊藤聖七です。群馬のサッカーにとても魅力を感じ、決断しました。自分を必要としてくれたクラブに感謝しています」 「クラブの目標を達成するために、覚悟を持って闘い抜きます。皆さんの期待に応えられるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」 ◆清水エスパルス 「リリースにあります通り、もう一度修行に行ってきます。思い描いていたシーズンとはならず、プロの厳しさを痛感する一年でした。今のままではダメだと強く感じ、この移籍を決断しました。危機感を持ってキャリア2年目を闘いたいと思います。お世話になった清水に恩返しできるように、最高のアイスタで輝けるように頑張ります。これからも引き続き応援よろしくお願いします。行ってきます」 ◆SC相模原 「半年間という短い間でしたがありがとうございました。途中からの加入にも関わらず暖かく迎え入れてくれて嬉しかったです。覚悟を持ち決めた移籍でした。ですが皆さんが求めていたプレーや結果が出せなくてとても悔しく、申し訳なく思っています」 「あのギオンスの雰囲気、試合終盤でも落ちない声援は自分の原動力となっていました。絶対に忘れません。またどこかでお会いできることを楽しみに、次会えた時は成長した姿を見せられるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」 2023.12.30 11:11 Sat
2

群馬のFW岩元ルナが契約満了…「自分らしく挑戦し続けます」

ザスパ群馬は31日、FW岩元ルナ(23)との契約満了を発表した。 岩元は鹿児島県出身で、京都サンガF.C.U-15やジュビロ磐田U-18に在籍。2023年に関東学院大学から群馬へ加入した。 加入2年目となった今シーズンは明治安田J2リーグで出場機会はなく、天皇杯1試合に出場した。 今季限りでの退団となった岩元は退団に際して自身の想いを語っている。 「自信に満ち溢れた中、このクラブに来た2年前のことを最近のことかのように今でも覚えています。このクラブに来て、サッカーを愛する最高のチームメイトに出会い、何かに熱く本気になる、人間としての本当のカッコよさに気づき、表舞台に立ち、色んな物を背負い、色んな感情を押し殺しながら日々努力するチームメイトとプレーする幸せを感じました」 「そして、どんな時も力強い応援とサポートで背中を押し続けてくださったファン・サポーター、スポンサー企業の皆様の存在の大きさとありがたみを感じながら、自分にとって大切な人達と出会い、1人の人間としてこの地に来て良かったなと、心の底から感謝しています」 「選手として、1人の人間として、より成長するために新たな地でチャレンジすることにしました。選手としての価値をあげるために、自分らしく挑戦し続けます。そして、ザスパ群馬に所属する素晴らしい選手たちがピッチで躍動することを心の底から祈っています。ありがとう!」 2024.12.31 16:00 Tue
3

あわや大惨事…高速で外れたタイヤのナットが観光バスに接触、群馬が交通事故を発表

ザスパクサツ群馬は9日、交通事故発生を報告した。 事故が起きたのは8日の17時ごろ。群馬県利根郡昭和村の関越自動車道上り昭和インター2km手前付近で発生した。 岩上祐三の運転する普通自動車が高速道路を走行中、左前のナットおよびタイヤが外れ、後方を走行していた観光バスにナットが接触した。 事故発生後、速やかに事故処理を行ったとのこと。走行していた観光バスの運転手や乗客にケガはなく、岩上もケガはなかったとのことだ。 2022.03.09 19:28 Wed
4

群馬が鉄人MF風間宏希と契約更新「年長者としてピッチ外でも自分の存在価値を示していきたい」

ザスパ群馬は25日、MF風間宏希(33)との契約更新を発表した。 風間は父・八宏氏が指揮していた当時の川崎フロンターレでJリーグデビュー。以後、ギラヴァンツ北九州、モンテディオ山形、群馬などを渡り歩き、2022年、過去に1年間期限付き移籍で在籍歴のある群馬へと帰ってきた。 群馬での3年目を迎えた今シーズンは、J2リーグ30試合に出場した。毎年のようにリーグ戦30試合以上に出場する鉄人は、群馬で替えのきかぬ存在として活躍した。J通算成績はJ1で17試合0得点、J2で358試合21得点、J3で31試合7得点、YBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で14試合となっている。 来シーズンもならでのプレーが決まった風間は、クラブを通じてコメントしている。 「来シーズンもザスパ群馬でプレーできる事を嬉しく思います。昨シーズンは本当に悔しい思いをしました。まずはこのチームが勝つ為に何ができるかを自分自身に問い続け、年長者としてピッチ外でも自分の存在価値を示していきたいと思います」 2024.12.25 12:35 Wed
5

来季J1の清水がFW齊藤聖七の復帰を発表、今季は群馬でプレーも右ヒザのケガに苦しむ「死に物狂いで戦います」

清水エスパルスは30日、ザスパ群馬へ期限付き移籍していたFW齊藤聖七(24)の復帰を発表した。 齊藤は神奈川県出身で、清水ユースから流通経済大学へ。2023年に清水でプロ入りし、2023年7月にSC相模原へ育成型期限付き移籍した。 プロ2年目の今シーズンは、群馬へ期限付き移籍。しかし、シーズン序盤で右ヒザ大腿骨外顆軟骨を損傷し、明治安田J2リーグで2試合、天皇杯で1試合のプレーにとどまった。 ◆清水エスパルス 「清水エスパルスサポーター、ファミリーの皆さん、お久しぶりです。大好きな街、クラブでもう一度プレーできることを嬉しく思います。チームに貢献することはもちろんですが、選手として自分の価値を高めるために死に物狂いで戦います。この選択に意味があるように。再び三保で皆さんに会えるのを楽しみにしています! 応援よろしくお願いいたします」 ◆ザスパ群馬 「ザスパ群馬に関わる全ての皆様、1年間ありがとうございました。強い覚悟を持ち、臨んだ群馬でのシーズン。抱えているヒザのケガを再発してしまい、苦しいシーズンへと変わりました。右も左も分からない群馬の地で先が見えないリハビリをしていたあの時は、何度もサッカーから目を背けそうになっていました」 「そんな時、リリースが出た次のホームの試合での自分に対しての弾幕。その弾幕で自分は救われて前を向くことができました。ピッチから聞こえる皆さんの声援は圧が凄く、迫力満点で心に響いていました。もっと皆さんの前でプレーをしたかったし自分のプレーを見て欲しかった」 「またどこかでお会いできた時は成長した姿を見せられるように頑張りますので、これからもちょこっとは気にかけて貰えたら嬉しいなと思います。素敵な街、クラブに来れてよかった、本当にありがとうございました!」 2024.12.30 17:11 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly