気迫を見せた最下位・大宮がさいたまダービーで今季初勝利! 首位・浦和は今季初のノーゴールで連勝が4でストップ《J1》
2017.04.30 17:10 Sun
▽明治安田生命J1リーグ第9節、大宮アルディージャvs浦和レッズのさいたまダービーが30日に行われ、1-0で大宮が勝利した。
▽1分け7敗の最下位に低迷する大宮と、6勝1分け1敗で首位に立つ浦和のダービー。前節のガンバ大阪戦を0-6と惨敗した大宮は、4日前に行われたルヴァンカップのコンサドーレ札幌戦を1-1と引き分けた。その札幌戦のスタメンから大幅に7選手を変更。札幌戦で移籍後初ゴールを決めた瀬川が先発となり、大前がベンチスタートとなった。
▽一方、前節の札幌戦を3-2と勝利した浦和はリーグ戦4連勝中で首位をキープ。そして4日前に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のウェスタン・シドニー戦を6-1と大勝して決勝トーナメント進出を決めた。好調を維持する浦和はW・シドニー戦のスタメンから5選手を変更し、札幌戦のスタメンに戻した。
▽ボランチの金澤が興梠にマンマーク気味に対応し、5バックとなる大宮に対して、立ち上がりから押し込んだ浦和だったが、攻めあぐねる状況が続く。
▽すると22分、守備に徹していた大宮に両チーム通じて最初の決定機が生まれる。遠藤と入れ替わった瀬川がGKと一対一に。しかし、ボックス中央からのシュートは西川の左足による好セーブに阻まれてしまった。
▽主導権を握りきれない浦和は39分、この試合初めての決定機を演出する。槙野がドリブルでボックス左へ侵入。折り返したグラウンダーのクロスに武藤が左足で合わせるも、シュートを枠の上に外してしまった。
▽続く42分にはゴールエリア右へ侵入した武藤の折り返しを宇賀神が合わせるも、GK塩田の正面を突いた。対する大宮も追加タイム1分に決定機。右サイドからのクロスが流れたところをファーサイドの和田が右足でシュート。しかし、わずかに枠の右上に外れ、前半をゴールレスで終えた。
▽迎えた後半、両チームが選手交代を行う。大宮は長谷川に代えて大山を、浦和は柏木に代えて青木を投入した。すると浦和は48分に阿部がミドルシュートでゴールに迫るも、53分に2枚目のカードを切り、武藤に代えて李を投入する。
▽引き続きカウンターで牽制する大宮は60分、左CKの流れから江坂のヘディングシュートでゴールに近づくと63分、ショートカウンターから先制する。江坂のパスを受けたボックス右の茨田の強烈なシュートがゴールに突き刺さった。
▽先制された浦和は宇賀神に代えて駒井を右サイドに投入。関根を左サイドに回した。すると69分にラファエル・シルバのシュートでゴールに迫れば、79分には李のバックヘッドから興梠がボレーシュートで狙うも、枠の上に外れる。
▽結局、大宮の守備の前に攻めあぐね続けた浦和は、89分の駒井の右クロスからラファエル・シルバの放ったシュートは枠の上に外れ、今季初のノーゴールでダービー敗戦。今季2敗目を喫し、次節の王者・鹿島アントラーズ戦に臨むこととなった。
▽一方、気迫のこもったプレーで浦和攻撃陣をシャットアウトした大宮はダービーで待望の今季初勝利を挙げている。
▽1分け7敗の最下位に低迷する大宮と、6勝1分け1敗で首位に立つ浦和のダービー。前節のガンバ大阪戦を0-6と惨敗した大宮は、4日前に行われたルヴァンカップのコンサドーレ札幌戦を1-1と引き分けた。その札幌戦のスタメンから大幅に7選手を変更。札幌戦で移籍後初ゴールを決めた瀬川が先発となり、大前がベンチスタートとなった。
▽一方、前節の札幌戦を3-2と勝利した浦和はリーグ戦4連勝中で首位をキープ。そして4日前に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のウェスタン・シドニー戦を6-1と大勝して決勝トーナメント進出を決めた。好調を維持する浦和はW・シドニー戦のスタメンから5選手を変更し、札幌戦のスタメンに戻した。
▽すると22分、守備に徹していた大宮に両チーム通じて最初の決定機が生まれる。遠藤と入れ替わった瀬川がGKと一対一に。しかし、ボックス中央からのシュートは西川の左足による好セーブに阻まれてしまった。
▽守護神に救われた浦和は26分、FKの流れから槙野のヘディングシュートでゴールに迫るも、大宮も32分に渡部のシュートで牽制。
▽主導権を握りきれない浦和は39分、この試合初めての決定機を演出する。槙野がドリブルでボックス左へ侵入。折り返したグラウンダーのクロスに武藤が左足で合わせるも、シュートを枠の上に外してしまった。
▽続く42分にはゴールエリア右へ侵入した武藤の折り返しを宇賀神が合わせるも、GK塩田の正面を突いた。対する大宮も追加タイム1分に決定機。右サイドからのクロスが流れたところをファーサイドの和田が右足でシュート。しかし、わずかに枠の右上に外れ、前半をゴールレスで終えた。
▽迎えた後半、両チームが選手交代を行う。大宮は長谷川に代えて大山を、浦和は柏木に代えて青木を投入した。すると浦和は48分に阿部がミドルシュートでゴールに迫るも、53分に2枚目のカードを切り、武藤に代えて李を投入する。
▽引き続きカウンターで牽制する大宮は60分、左CKの流れから江坂のヘディングシュートでゴールに近づくと63分、ショートカウンターから先制する。江坂のパスを受けたボックス右の茨田の強烈なシュートがゴールに突き刺さった。
▽先制された浦和は宇賀神に代えて駒井を右サイドに投入。関根を左サイドに回した。すると69分にラファエル・シルバのシュートでゴールに迫れば、79分には李のバックヘッドから興梠がボレーシュートで狙うも、枠の上に外れる。
▽結局、大宮の守備の前に攻めあぐね続けた浦和は、89分の駒井の右クロスからラファエル・シルバの放ったシュートは枠の上に外れ、今季初のノーゴールでダービー敗戦。今季2敗目を喫し、次節の王者・鹿島アントラーズ戦に臨むこととなった。
▽一方、気迫のこもったプレーで浦和攻撃陣をシャットアウトした大宮はダービーで待望の今季初勝利を挙げている。
RB大宮アルディージャの関連記事
J1の関連記事

|
RB大宮アルディージャの人気記事ランキング
1
“ソニー仙台FC最後の指揮官” 新潟や大宮なども率いた鈴木淳氏が高校サッカーへ 山形明正高校サッカー部の監督に就任「選⼿の成⻑と勝利を追求」
ソニー仙台FCは6日、2024シーズンまで監督を務めた鈴木淳氏(63)の新天地を発表した。 昨季限りで日本フットボールリーグ(JFL)を退会、活動も終えたソニー。1968年誕生の由緒正しき名門実業団が歴史に幕を下ろした。 その“最後の指揮官”こそ、かつてモンテディオ山形にアルビレックス新潟、大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉も率いた鈴木淳氏。氏は地元宮城のソニーを3年間率い、2023シーズンはJFL4位に食い込んだ。 数多のJクラブを渡り歩いた名指導者は高校サッカーへ。山形県山形市「⼭形明正⾼等学校」のサッカー部監督に就任するとのことだ。 鈴木氏はソニー、⼭形明正⾼校の双方からコメントを発表。 ◆ソニー仙台FC 「ソニー仙台FCを応援、ご⽀援いただいている皆様へ」 「2022シーズンより3年間⼤変お世話になりました。また過去にも2度、ソニー仙台FCに携われたことに誇りを持っています」 「最終的には残念な形での皆さんとのお別れになりましたが、皆さんの応援があってこそソニー仙台FCの活動が継続できたと思っています。皆さんの声援は私の⼼にいつまで残ると思います。本当にありがとうございました」 「さて、私事になりますが、この度⼭形明正⾼等学校サッカー部の監督に就任いたします。全⼒で選⼿育成、チームの勝利を⽬指して指導にあたりたいと思います。引き続き暖かく⾒守っていただけるとありがたいです」 「また皆さんとお⽬にかかれることを楽しみにしています。⻑い間ありがとうございました」 ◆⼭形明正⾼校 「⼭形明正⾼等学校サッカー部を応援・ご⽀援いただいている皆様へ」 「この度、⼭形明正⾼等学校サッカー部の監督に就任いたしました鈴⽊淳です。 再び⼭形でのご縁をいただいた事に感謝いたします」 「⾼校⽣年代は、⼈としても選⼿としても⾮常に成⻑できる年代だと思っています。 この年代、そして可能性あるチームの指導に携わらせていただける事に喜びを感じています」 「選⼿の成⻑そしてチームの勝利を追求し、精⼀杯頑張りたいと思います。これまで同様に⼭形明正⾼等学校ならびにサッカー部の応援・ご⽀援をよろしくお願いいたします」 2025.02.06 15:22 Thu2
横山知伸氏が38歳で逝去…昨夏に脳腫瘍再発、大宮が発表
大宮アルディージャは11日、U18フィジカルコーチ兼U18コーチの横山知伸氏が逝去したと発表した。38歳だった。 横山氏は現役時代に早稲田大学から川崎フロンターレ入りし、プロキャリアをスタートさせ、セレッソ大阪や、大宮、北海道コンサドーレ札幌、 ロアッソ熊本、FC岐阜でプレー。大宮では2014年から3シーズンにわたって所属した。 2018年12月に脳腫瘍と診断され、摘出手術を受けたが、リハビリの末に2019年9月からFC岐阜で復帰。その岐阜を最後のクラブとして2020年2月に現役を退き、札幌アカデミーのフィジカルコーチとして指導者の道を歩み出した。 昨年から大宮のフィジカルコーチに就き、同年5月からU18フィジカルコーチ兼U18コーチに。クラブによると、4日に逝去し、葬儀は家族葬にて執り行ったという。後日、「お別れの会」を予定し、日時や場所等の詳細は改めて発表される。 大宮の代表取締役社長を務める佐野秀彦氏は次のようにコメントを発表している。 「大宮アルディージャは、とても大切なかけがえのない仲間を亡くしました。突然の訃報に接し、信じられない気持ちでおり、悲しみにたえません」 「今夏、脳腫瘍の再発の診断されてから、必ずピッチに戻るという強い意志のもと、懸命に治療、リハビリに励んでまいりましたが、残念ながら帰らぬ人となり、無念でなりません」 「トップチームの選手としてともに戦った2014-2016シーズンは、強固なディフェンス力と確かな技術、そして空中戦の強さを武器に、チームを多くの勝利に導く活躍をしてくれました。2015シーズンの『J2優勝 J1昇格』、2016シーズンの「J1最高順位」は彼の活躍なくては成し得なかったことでありました。ピッチを離れても持ち前の明るいキャラクターと細やかな気遣い、類稀なるコミュニケーション力でチームを、そしてクラブを明るく照らし続けてくれました」 「2018年末に脳腫瘍を発症した際には、『必ず選手としてピッチに戻る』という強い意志を持って治療に向き合い、プロサッカー選手としてJリーグの舞台に戻ってきた姿は、我々をはじめ多くの方々に勇気と感動を届けてくれました。2019年2月9日、NACK5スタジアム大宮で大宮アルディージャサポーターがいち早く闘病中の横山選手へ送ってくれた励ましのチャント、そしてコールが彼の挑戦を後押ししてくれたと思っております」 「2023シーズン、トップチームのフィジカルコーチとして7シーズンぶりにクラブへ戻ってきてからも、自身を成長させてくれたサッカー界へ恩返しすべく、これまでの経験をもとに選手の成長、チームの成長のために全てを大宮アルディージャへ費やしてくれました」 「未来に向かい、ともに成長を続けていく仲間との早すぎる別れは、残念でなりません。クラブスタッフ一同、横山コーチの常に高みを目指し挑戦し続ける勇姿を心に刻み、意思を引き継ぎ精進してまいります」 「ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」 2024.01.11 15:15 Thu3
金沢が大宮FW大澤朋也を育成型期限付き移籍で獲得、今季はJ3で31試合2得点「ツエーゲン金沢の為に全力で闘います」
ツエーゲン金沢は28日、大宮アルディージャのFW大澤朋也(22)が育成型期限付き移籍で加入することを発表した。 移籍期間は2026年1月31日までとなり、大宮との公式戦には出場できない。 大澤は大宮のジュニア、ジュニアユース、U18と下部組織で育ち、2021年にトップチームに昇格。1年目でJ2の5試合に出場し1得点を記録すると、2年目は愛媛FCに育成型期限付き移籍。2023年に復帰していた。 今シーズンは明治安田J3リーグで途中出場がメインながら31試合に出場し2得点を記録。YBCルヴァンカップでも2試合に出場していた。 再び武者修行に出る大澤は両クラブを通じてコメントしている。 <h3>◆ツエーゲン金沢</h3> 「ツエーゲン金沢に関わる皆さんはじめまして!大澤朋也です!チームとしても個人としても結果にこだわりながら、ツエーゲン金沢の為に全力で闘います」 「ファン、サポーターの皆さんとたくさんの勝利を分かち合えるよう頑張りますので熱い声援よろしくお願いします!」 <h3>◆大宮アルディージャ</h3> 「今シーズン、応援ありがとうございました。今年1年間、素晴らしい雰囲気の中でプレーさせていただき、ありがとうございます。ファン・サポーターの皆さんとJ3優勝、J2昇格ができ嬉しく思います」 「個人としては満足のいくような結果ではなく、悔しい気持ちもありました。来シーズンは、ツエーゲン金沢でプレーすることになりました。目に見える結果にこだわって闘い、成長した姿を皆さんの前で見せられるよう頑張ってきます!」 2024.12.28 10:17 Sat4
大宮戦で看板を蹴る愚行の水戸FW木下康介、Jリーグから1試合&クラブから1試合の出場停止処分「深く反省しております」
水戸ホーリーホックは9日、FW木下康介の行為について処分を発表した。 木下は5日に行われた明治安田生命J2リーグ第20節の大宮アルディージャ戦に先発出場した。 試合は立ち上がりから強度高く両チームが入り、大宮も何度となくチャンスを迎えるがゴールを奪えず。すると42分に新里涼がゴールを決めて水戸が先制。さらに後半立ち上がりの48分には、CKの流れから楠本卓海がゴールを決めて、水戸が追加点を奪う。 2点リードした水戸は61分にもビッグチャンス。大宮の攻撃を防ぐと、ビルドアップのボールを奪った木下が自陣からドリブルスタート。右サイドを突破するとフリーでボックス内へ。大宮も懸命に戻ると、最後は山田将之がブロックしていた。 その際に悔しさを露わにした木下は、ゴール裏に設置してあったLEDの看板を前蹴り。スポンサーの看板を故意に蹴る事件が発生。水戸はこの件について試合当日に声明を発表。小島耕代表取締役は、大宮に謝罪するとともに、木下と自身への処分を検討していると発表していた。 その木下に関して、Jリーグ規律委員会による処分内容が決定。1試合の出場停止処分が下されるとともに、水戸はJリーグ規律委員会の処分を真摯に受け止め、クラブとして独自に1試合の出場停止処分を課すことを決定した。 さらに、小島耕代表取締役は月次の報酬10% 3か月 自主返納と訓戒、西村卓朗取締役GMは訓戒、選手教育プログラムの徹底の処分が下っている。 今回の処分を受け、木下はクラブを通じてコメントしている。 「この度、私の行為により、たくさんの方々にご迷惑をおかけてしまい大変申し訳ございませんでした。スポンサー様、大宮アルディージャの皆様はもちろんの事、応援してくれているファン・サポーターの皆様、そして水戸ホーリーホックに関わるすべての関係者の皆様に不快な思いをさせてしまい、深く反省しております」 「感情的になり、愚行に及んでしまいました。どんな理由であれ、このような行為は許されることではありません。起こしてしまった事は変えられないので処罰を真摯に受け止め、今後皆様の信頼を取り戻せるように努めてまいります。本当に申し訳ございませんでした」 また小島耕代表取締役もクラブを通じてコメントしている。 「この度は、木下康介選手の行為により大宮アルディージャ関係者の皆様、そして日頃より支えていただいているパートナー企業の皆様、ファン・サポーター・行政関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、クラブの管理責任者として深くお詫び申し上げます」 「本件については事態を非常に重く受け止め、臨時取締役会を開催し、厳正なる処分を決定致しました。今後同様の行為が繰り返されぬよう、同選手に対しては近日中に研修プログラムを実施し、全所属選手およびスタッフに対しては、フェアプレーの指導および教育の徹底を再度図って参ります。クラブ全体で本件を真摯に受け止めて襟を正し、地域の模範となるクラブを目指して参ります」 2022.06.09 17:35 Thu5