【2017Jリーグ補強診断】J1復帰初年度に向けて最小限の放出、ユーティリティさと経験値を加え戦力に厚みをもたらす《北海道コンサドーレ札幌》

2017.02.01 19:15 Wed
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▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。5シーズンぶりのJ1復帰を果たした北海道コンサドーレ札幌編をお届けする。
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◆5年ぶりのJ1に向け戦力放出は最小限に
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【OUT】
DF
小山内貴哉(23)→福島ユナイテッドFC/期限付き→完全
前貴之(23)→レノファ山口/期限付き
堀米悠斗(22)→アルビレックス新潟/完全
櫛引一紀(23)→名古屋グランパス/期限付き
内山裕貴(21)→ガイナーレ鳥取/完全
パウロン(27)→水戸ホーリーホック/期限付き
MF
イルファン(28)→契約満了
上里一将(30)→ロアッソ熊本/完全
神田夢実(22)→愛媛FC/完全
中原彰吾(22)→ガンバ大阪/期限付き
FW
工藤光輝(25)→契約満了
▽昨シーズンの主力でチームを去ったのは、新潟に完全移籍したMF堀米悠斗のみ。33試合に出場した堀米の移籍は大きな穴だが、その他の若手選手は期限付き移籍で武者修行に出ることとなった。最小限の戦力放出に食い止めた。◆補強診断(★5つが最高)
★★★☆☆
▽戦力ダウンは最小限に食い止め、J1挑戦に向けて経験値が高い選手を補強。複数ポジションをこなせる選手が加入したことで、チームとしての全体的な底上げに成功した。
◆福森の完全移籍加入が大きな補強【GK&DF】
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【IN】
福森晃斗(24)←川崎フロンターレ/期限付き→完全
田中雄大(28)←ヴィッセル神戸/完全
濱大耀(18)←北海道コンサドーレ札幌ユース/昇格
▽GK、DF登録の選手としては神戸からDF田中雄大を補強。左サイドバックを主戦場とし、左足のキック精度には定評がある。また、川崎Fから期限付き移籍で加入し昨シーズンはJ2で39試合に出場し3得点を記録したDF福森晃斗が完全移籍で加入。3バックの左で主力を務め、精度の高い左足のキックで3得点を記録。チームを支えた福森の完全移籍加入が大きな補強となったと言えるだろう。

◆経験豊富なユーティリティプレーヤーの補強で厚みをもたらす【MF】
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【IN】
キム・ミンテ(23)←ベガルタ仙台/完全
菊地直哉(32)←サガン鳥栖/期限付き延長
早坂良太(31)←サガン鳥栖/完全
横山知伸(31)←大宮アルディージャ/期限付き
兵藤慎剛(31)←横浜F・マリノス/完全
▽MF登録として5選手を補強。特に、昨シーズン鳥栖から期限付き移籍で加入していたDF菊地直哉の期限付き移籍延長、大宮から期限付き移籍加入のMF横山知伸、鳥栖から加入のMF早坂良太、横浜FMから加入のMF兵藤慎剛の4名は複数ポジションをこなせるユーティリティさが持ち味だ。菊地、横山は最終ラインで、早坂は最終ラインから中盤、前線と鳥栖でも力を発揮。兵藤も中盤であればどこでも高水準のプレーを見せる。久々のJ1挑戦においては、4選手の経験値もプラスに働くはずだ。
◆主軸の2人からポジションを奪えるかがカギ【FW】
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【IN】
金園英学(28)←ベガルタ仙台/完全
菅大輝(18)←北海道コンサドーレ札幌ユース/昇格
▽菅大輝は昨シーズン2種登録としてJ2で5試合に出場し、正式にトップ昇格。前線の補強は仙台から獲得したFW金園英学の1人となった。昨シーズンのJ2でチームの得点源となったFW都倉賢(19得点)、FW内村圭宏(11得点)、FWヘイス(7得点)が残留。金園が3名の牙城を崩せるのかに注目だ。


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【明治安田J2第9節まとめ】首位千葉が藤枝との打ち合いを制す!RB大宮も杉本健勇の決勝弾で追走に成功、九州ダービーは鳥栖に軍配

12日、13日にかけて明治安田J2リーグ第9節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【藤枝vs千葉】前半のゴールで逃げ切った千葉が首位堅守!</h3> 首位を走るジェフユナイテッド千葉(勝ち点21)は、アウェイで8位藤枝MYFC(勝ち点12)とホームで対戦した。 連勝を狙う千葉は開始早々の4分、ロングスルーパスで左サイドを駆け上がった椿直起の折り返しをカルリーニョス・ジュニオが蹴り込み、ファーストチャンスでの先制に成功。 幸先よく先制した千葉は、16分にも右サイドを抜け出した石川大地の折り返しをカルリーニョスが流し込むと、26分には左サイドでパスを受けた椿がピンポイントクロスから石川がボレーシュートを叩き込んだ。 3点を追う展開の藤枝は32分、左サイド深くまで持ち上がったディアマンカ・センゴール・チェクの折り返しを川上エドオジョン智慧がシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を再び川上が押し込み、1点を返す。 さらに藤枝は40分にも、敵陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ボックス右でパスを受けた川上の折り返しを杉田真彦が流し込んだ。 迎えた後半は1点を追う藤枝が積極的な入りを見せると、53分にシマブク・カズヨシのミドルシュートが右ポストを直撃。さらに75分には、19の左クロスからチャンスを作るが、ファーサイドの走りこんだ川上には合わず。 結局、藤枝の猛攻をしのぎ切った千葉が、前半の3ゴールで逃げ切り連勝。首位をキープしている。 <h3>【秋田vsRB大宮】杉本健勇が決勝弾でRB大宮が首位を追走! </h3> 2位で追いかけるRB大宮アルディージャ(勝ち点16)が、17位のブラウブリッツ秋田(勝ち点9)のホームに乗り込んだ一戦。3試合ぶりの勝利を目指すRB大宮は23分に左CKから発生した混戦の中、濱田水輝のシュートが相手DFに当たり浮き球となると村上陽介がヘディングでゴールに押し込んだ。 1点リードで前半を終えたRB大宮は、後半開始早々の47分に井上竜太のゴールで追いつかれたが、80分に泉柊椰のクロスがDF畑橋拓輝のハンドを誘い、PKを獲得。杉本健勇のPKはGK山田元気に弾かれたが、跳ね返りを杉本が押し込んだ。 勝ち越しに成功したRB大宮だったが、87分に主審の笛が鳴ったにもかかわらず、杉本がボールを蹴ってしまうと遅延行為と判定され、2枚目のイエローカードを受けて退場を命じられる。 それでも最後までRB大宮がしっかりと戦いタイムアップ。杉本の決勝弾を守り抜いたRB大宮が、しっかりと首位・千葉を追走している。 <h3>【磐田vs熊本】磐田が2戦連続ドローで上位追走ならず</h3> リーグ戦4試合負けなしの3位ジュビロ磐田(勝ち点16)は、ホームに11位のロアッソ熊本(勝ち点11)を迎えての一戦に。試合は開始早々の3分に塩浜遼のゴールで熊本が先制する。 1点を追う磐田は6割近いボール保持率を誇ったが、なかなか決定機までボールを運ぶことができない。それでも72分、角昂志郎のシュートのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、川﨑一輝の左クロスから金子大毅がヘディングシュートをゴール左に突き刺した。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後までスコアは動かず。1-1のドローでタイムアップ。磐田は2戦連続のドローで上位追走のチャンスを逃した。 <h3>【長崎vs鳥栖】鳥栖がV・長崎との九州ダービーで完勝!</h3> 公式戦3連敗中の5位V・ファーレン長崎(勝ち点14)はホームで13位のサガン鳥栖(勝ち点10)と対戦。試合が動いたのは31分、鳥栖は敵陣でボールを奪ったスリヴカがボックス左に侵入すると、折り返しを山田寛人が流し込んだ。 後半は立ち上がりから1点を追うV・長崎が攻勢に出ると、65分にネットを揺らす。バイタルエリア右手前から3がゴール前へロングパスを送ると、飛び出したGKとフアンマが交錯。このこぼれ球を拾ったマテウス・ジェズスが左足のトラップからバイシクルシュートを決めたが、直前のプレーでGKチャージを取られ、ゴールは取り消された。 やや劣勢の時間が続いた鳥栖だが、ワンチャンスをモノにする。73分に櫻井辰徳のロングスルーパスでDFの裏に抜け出した山田がボックスの外からダイレクトシュートをゴール右隅流し込んだ。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。山田の2ゴールでV・長崎との九州ダービーに完勝した鳥栖が連勝で8位に浮上している。 <h3>◆明治安田J2リーグ第9節</h3> ▽4/13(日) 藤枝MYFC 2-3 ジェフユナイテッド千葉 ブラウブリッツ秋田 1-2 RB大宮アルディージャ カターレ富山 2-2 レノファ山口 V・ファーレン長崎 0-2 サガン鳥栖 大分トリニータ 1-1 徳島ヴォルティス ジュビロ磐田 1-1 ロアッソ熊本 愛媛FC 0-0 ヴァンフォーレ甲府 ▽4/12(土) ベガルタ仙台 0-0 FC今治 いわきFC 0-1 モンテディオ山形 水戸ホーリーホック 3-1 北海道コンサドーレ札幌 2025.04.13 18:30 Sun

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