香川が1アシストもドルトムントがリーグ戦3試合連続ドロー… アウグス宇佐美は欠場《ブンデスリーガ》

2016.12.21 06:15 Wed
Getty Images
▽ブンデスリーガ第16節のドルトムントvsアウグスブルクが20日にシグナル・イドゥナ・パルクで行われ、1-1の引き分けに終わった。ドルトムントのMF香川真司は71分までプレー、アウグスブルクのFW宇佐美貴史はベンチ入りも出場機会はなかった。

▽16日に行われたホッフェンハイム戦を引き分けた5位ドルトムント(勝ち点26)は、その試合からスタメンを2人変更。出場停止のロイスとスヴェン・ベンダーに代えて6試合ぶりの出場となる香川とメリノをスタメンで起用した。

▽一方、17日に行われたボルシアMG戦でリーグ戦5試合ぶりの勝利を飾った12位アウグスブルク(勝ち点17)は、その試合からスタメンを3選手変更。ボルシアMG戦で移籍後初スタメンを飾った宇佐美やク・ジャチョル、マックスに代わりコール、テルグリ、スタフィリディスがスタメンに名を連ねた。
▽試合前にベルリンで起きたクリスマスマーケットの事件に関わった被害者への黙祷が捧げられた一戦は、開始4分に自陣からのロングボールで左サイドの裏に抜け出したチ・ドンウォンがボックス左から切り込みファーストシュートを放つ。

▽一方、今季要所で採用する守備時に4バック、攻撃時に3バックとなる可変システムで臨んだドルトムントは8分、ボックス左から仕掛けたゲッツェがシュート。これが枠を捉えるも、GKヒッツがわずかに触ったボールは左ポストに弾かれた。
▽ボールポゼッションでアウグスブルクを上回るドルトムントは30分、バルトラのスルーパスをボックス左で受けたオーバメヤンがワンタッチで落とすと、中央の香川がシュート。しかし、これはGKヒッツの正面を突いた。

▽対するアウグスブルクは33分にカウンターから決定機。自陣でボールを奪ったヒンテレッガーがドリブルで持ち上がると、相手DFにブロックされたルーズボールをモラベクが前線へワンタッチパス。これに反応したチ・ドンウォンがボックス内まで持ち上がりシュート。一度はGKに弾かれるも、こぼれ球を自ら左足で押し込んで、アウグスブルクが先制に成功した。

▽先手を許したドルトムントは後半、バルトラを下げてベンダーを投入した。すると47分、香川とのパス交換でゴール右に侵入したウスマーヌ・デンベレがゴール左隅にシュートを流し込んだ。

▽後半の早い時間に同点としたドルトムントは、その後もオーバメヤンや香川、メリノに決定機が生まれるが、勝ち越し点が奪えない。すると、ドルトムントのトゥヘル監督は71分にアシスト場面以外で精彩を欠いた香川を下げてカストロを投入。さらに81分には、デンベレに代えてシュールレをピッチに送り出した。

▽3試合ぶりの勝利に向けて攻勢を強めるドルトムントは88分、メリノのフィードボールをボックス手前のカストロが頭で落とすと、オーバメヤンがゴール左からシュート。相手GKの弾いたボールをシュメルツァーが詰めるも、このシュートは相手DFのブロックに遭い枠を外した。

▽結局、試合はそのまま1-1で終了。ホームで痛恨ドローのドルトムントは、リーグ戦3試合未勝利で優勝争いからさらに後退。消化不良の形でウィンターブレークを迎えることになった。

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