清武、3戦連続出場はならず...セビージャは最下位グラナダに敗れ2位浮上のチャンス逃す《リーガエスパニョーラ》

2016.12.04 02:00 Sun
3日に行われたリーガエスパニョーラ第14節、セビージャは敵地ヌエボ・ロス・カルメネスでグラナダに1-2と敗れている。MF清武弘嗣は出場しなかった。

第13節終了時点、勝ち点27で3位に位置するセビージャは同日に行われるバルセロナvsレアル・マドリーの結果次第では2位に浮上する可能性がある。その状況で対戦相手となるのはグラナダ。現在最下位に位置するものの、過去対峙した18試合で8勝6分け4敗とセビージャに大きく勝ち越しているチームである。

先日のカップ戦で3得点と2本のPK奪取で全5得点に絡んだコレアが先発のチャンスをつかんだ一方で、ここ2試合で出番を得ている清武はベンチスタートに。ナスリが依然として負傷離脱している中、サンパオリ監督は自身の好む3バックではなく、最終ラインを4枚にした4-2-3-1でアウェーマッチに臨む。

8分、最初の決定機を迎えたのはセビージャだ。スローインを受けたビトロがうまくグラナダDFと入れ替わるように前を向き、ペナルティーエリア内に入る。そこからマイナスのパスを受けたコレアが左足を振り抜くが、ロンバンの決死のブロックに遭って得点には至らない。

先制の機会を逸したセビージャに、グラナダが襲い掛かる。27分、ショートカウンターから右サイドに展開。ペナルティーエリア内に入ったボカが、鮮やかなフェイントからラミを抜き去り、グラウンダーのクロスを上げる。これを中央でペレイラが合わせ、GKセルヒオ・リコを破った。

まさかの1点ビハインドを負ったセビージャは、前半のうちに追いつくため攻撃のギアを上げる。41分、左サイドからのクロス―がファーサイドに流れ、マリアーノの足元に。キックフェイントで相手DFを冷静にかわしてから左足で放たれたシュートはGKオチョアの牙城を崩したかに見えたが、守護神の背後までカバーに入ったロンバンによって弾き出された。

セビージャは攻撃の歯車が嚙み合わず、ボールロストの際には中盤の空いたスペースをグラナダに自由に使われた。サンパオリ監督は修正を施すため、55分にクラネビッテルを下げてイボーラをピッチに送り込んだが、その2分後にグラナダが追加点を手にする。

右CKを得たグラナダは、ペレイラのキックにクラベッツがニアで触ってコースを変える。工夫を凝らしたセットプレーに後手に回ったセビージャ守備陣をよそに、ファーサイドのロンバンが右足で押し込んでネットを揺らした。

セビージャは終了間際に途中出場のベン・イェデルがPKで1点を返したが、反撃もそこまで。アンダルシア・ダービーでグラナダに敗れ、2位浮上のチャンスを逃した。この結果セビージャは3位、グラナダは19位に位置している。


提供:goal.com

PR

グラナダの関連記事

元フランス代表MFマキシム・ゴナロン(35)が現役を引退したことを発表した。 今夏にクレルモンを退団して以降、フリーの状態が続いていたゴナロンは16日、自身のインスタグラムを通じてスパイクを脱ぐ決断を明かした。 「長年ピッチの上で過ごしてきたこのキャリアに終止符を打つことを発表します。常に夢の実現だと考えて 2024.10.17 07:00 Thu
レアル・マドリーは30日、元U-23ブラジル代表MFヘイニエル(22)がセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のグラナダに1年間のレンタル移籍で加入することを発表した。 フラメンゴの下部組織で育ったヘイニエルは、“NEXTカカ”として大きな期待を受けて2020年1月にマドリーへ完全移籍で加入した。 しかし、 2024.08.31 00:07 Sat
セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のグラナダは8日、ビジャレアルのスペイン人MFマヌエル・トリゲロス(32)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月までの2年間となっている。 バルセロナ、ムルシアの下部組織で育ったセントラルMFのトリゲロスは、2010年夏にビジャレアルに移籍。2013年8月 2024.08.09 06:30 Fri
プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)のマルベージャFCは23日、グラナダの元スペイン代表FWホセ・カジェホン(37)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は1年間となる。 カジェホンは、レアル・マドリーの下部組織育ちで、カスティージャからエスパニョールへと完全移籍するも、2011年7月にマドリーに復帰 2024.07.24 23:25 Wed
ラージョ・バジェカーノは17日、グラナダからスペイン人MFジェラール・グンバウ(29)がレンタル移籍で加入することを発表した。 グンバウは、ジローナの下部組織で育ち、バルセロナB(現:バルサ・アトレティック)へ移籍。レガネスへの移籍を経て、2019年8月にジローナに復帰した。 その後、エルチェへと移籍すると 2024.07.17 18:40 Wed

ラ・リーガの関連記事

去就が注目を集めているレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督(65)だが、どうやら退任の条件で合意に至ったという。『The Athletic』が伝えた。 2度目のマドリーを指揮しているアンチェロッティ監督。2023-24シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)を制するなど、結果を残している一方で、今シーズン 2025.05.06 07:45 Tue
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 2025.05.05 23:05 Mon
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がまずまずの評価を受けた。 4日、ラ・リーガ第34節でソシエダはアスレティックをホームに迎えた。 久保はこの試合に先発出場。チームはゴールが遠くゴールレスドローに終わった。ソシエダはこれでリーグ戦4試合勝利から遠ざかり、来シーズンのヨーロッパの大会出場権獲得で厳しい状況 2025.05.05 21:25 Mon
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、アスレティック・ビルバオ戦を振り返り、自身の去就にも言及した。スペイン『El Desmarque』が伝えた。 4日、ラ・リーガ第34節でソシエダはアスレティックをホームに迎えた。 久保はこの試合に先発出場。チームはゴールが遠くゴールレスドローに終わった。ソシエダはこ 2025.05.05 18:50 Mon
ボーンマスのスペイン代表DFディーン・ハイセンが、自身の去就について語った。スペイン『アス』が伝えた。 今夏の移籍市場では多くの関心を集めているハイセン。20歳ながらボーンマスで中心選手として活躍しており、プレミアリーグで29試合に出場し3ゴールを記録している。 そのハイセンは、3日に行われたプレミアリーグ 2025.05.05 16:55 Mon

グラナダの人気記事ランキング

1

グラナダ、リーベル・プレートからGKバタージャをレンタル移籍で獲得!

グラナダは3日、リーベル・プレートからアルゼンチン人GKアウグスト・バタージャ(27)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得した。 5歳の頃にリーベル・プレートの下部組織に入団したバタージャは、U-20アルゼンチン代表として南米ユース選手権やU-20ワールドカップで活躍した2015年にレアル・マドリーからレンタル移籍でのオファーを受けたが、これを拒否してリーベル・プレートに残留。 その後、2016年にトップチームデビューを飾ると、クラブを去ったGKマルセロ・バロベロの後釜として守護神の座を獲得。しかし、2017年6月にGKヘルマン・ルクスや2018年1月にGKフランコ・アルマーニが加入したことで序列を下げ、アルゼンチンの国内クラブやチリのクラブへレンタル移籍を繰り返すことに。 2021シーズン途中からレンタル移籍で加入したサン・ロレンソでは、守護神として1年半の在籍で公式戦70試合に出場し40試合でクリーンシートを達成。2023年シーズンのリーガ・プロフェシオナル(アルゼンチン1部)ベストイレブンにも選出された。 2024.01.04 00:01 Thu
2

バルセロナ生まれのグラナダMF、誕生した男の子に“モドリッチ”と名付ける

▽グラナダに所属するスペイン人MFハビ・マルケスは、誕生した男の子にレアル・マドリーのスター選手の名前を授けたようだ。 ▽グラナダは10日、クラブの公式ツイッターを通じ、ハビ・マルケスに男の子が生まれたことを発表。そして、その名前がレアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチを引用したのか、“モドリッチ”であることも明らかにした。 ▽バルセロナで生まれたハビ・マルケスは、エスパニョールのユースからトップチームに昇格し、2009年にリーガエスパニョーラでデビュー。その後はマジョルカやエルチェでプレーし、2014年夏からグラナダに所属している。また、スペイン代表歴はないものの、カタルーニャ選抜としてプレーしている。 ▽左利きのセントラルハーフであるハビ・マルケスは、将来的に息子がモドリッチのようなプレーメーカーになってくれることを願っているのだろうか。 [写真左はマジョルカ時代のハビ・マルケス] 2016.03.11 02:22 Fri
3

Jリーグ移籍も噂された元バルサFWクエンカがイスラエルのハポエル・ベエルシェバに完全移籍

▽イスラエルのハポエル・ベエルシェバは29日、グラナダから元U-23スペイン代表FWイサーク・クエンカ(26)を完全移籍で獲得することを発表した。フリートランスファーでの加入となり、3年契約を締結したとのことだ。 ▽クエンカは、バルセロナの下部組織出身で、2012年1月にトップチームに昇格。2013年1月からはアヤックスへレンタル移籍すると、2014年7月にデポルティボ・ラ・コルーニャへ完全移籍。2015年8月にはブルサシュポルへ移籍し、2016年2月からグラナダでプレーしていた。 ▽今シーズンのリーガエスパニョーラで25試合に出場し2ゴールを記録していた。 ▽フリーのクエンカにはJリーグ移籍の噂も浮上していたが、新天地には日本ではなくイスラエルを選択。ハポエル・ベッルシェバはチャンピオンズの予選1回戦に出場している。 2017.06.30 12:38 Fri
4

グラナダ、今季7GのベテランFWホルヘ・モリーナと2023年まで契約延長

グラナダは23日、スペイン人FWホルヘ・モリーナ(39)との契約を2023年6月30日まで延長したことを発表した。 アルコヤーノやベニドルムなどのスペイン下部リーグでプレーしてきたホルヘ・モリーナは、2007年に加入した当時セグンダ(スペイン2部)に所属したポリ・エヒドでプロ契約を締結。 その後、エルチェ、ベティス、ヘタフェでのプレーを経て、2020年の夏にグラナダに加入。グラナダでは準主力としてプレーし、ここまで公式戦79試合に出場し24ゴール9アシストをマーク。今季もラ・リーガ27試合(途中出場:13試合)に出場し7ゴールを記録している。 2022.03.24 01:30 Thu
5

レアルで不遇のDFバジェホが3度目のグラナダ行き! 1年間のレンタルで昇格組の力になれるか

ジローナは15日、レアル・マドリーのスペイン代表DFヘスス・バジェホ(26)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。 レンタル期間は2024年6月30日までの1年間となる。 バジェホはレアル・サラゴサの下部組織出身で、2015年7月にマドリーへと完全移籍。その後は、サラゴサ、フランクフルト、ウォルバーハンプトン、グラナダへとレンタル移籍を経験した。 2022-23シーズンはマドリーでプレーしたものの、ラ・リーガでは1試合で21分間のプレー。チャンピオンズリーグでも1試合で17分、コパ・デル・レイでも1試合で39分、クラブ・ワールドカップでも1試合で11分の出場に終わっていた。 センターバックと左右のサイドバックでプレーできるバジェホは、過去に2度グラナダで武者修行をしていたバジェホだが、今回が3度目のグラナダ行きとなった。 グラナダは昨シーズンはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に所属していたが、見事に優勝を果たし1部に昇格。残留を目指す中で大きな補強となった。 2023.07.15 19:20 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly