U-19日本代表、三好の絶妙ミドル弾などで前回王者カタールを完封しグループCを首位通過!《AFC U-19選手権》
2016.10.21 00:35 Fri
▽U-19日本代表は20日、バーレーンで開催中のAFC U-19選手権グループC第3節でU-19カタール代表と対戦し、3-0で完勝した。この結果、2勝1分けのグループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。
▽17日に行われたU-19イラン代表戦をゴールレスドローで終え、1勝1分けでグループC首位に立つ日本は、イラン戦から先発を4人変更。DF初瀬亮(ガンバ大阪)、MF長沼洋一(サンフレッチェ広島)、MF神谷優太(湘南ベルマーレ)、FW中村駿太(柏レイソルU-18)に代えてDF藤谷壮(ヴィッセル神戸) 、MF三好康児(川崎フロンターレ)、MF市丸瑞希(ガンバ大阪)、FW岩崎悠人(京都橘)が先発に入り、前節と同じ[4-4-2]の布陣を採用した。
▽立ち上がりから積極的に前に出る日本だが、低めに重心を置くカタールの堅固なブロックを崩し切れない。それでも、攻守の切り替えで上回り始めた日本は、相手のミスから先制ゴールを奪う。14分、中盤からのフィードボールがDFアル・アリ・ハッサンがトラップミスを誘うと、これにFW小川航基(ジュビロ磐田)が反応。このボールは飛び出したGKモハメド・アルバカリに弾き出されたが、こぼれ球を岩崎がゴールに流し込んだ。
▽その後も攻勢に出る日本は18分、DF舩木翔(セレッソ大阪U-18)の左クロスをゴール前の小川が頭で合わせるが、ボールは枠の上。さらに29分には、市丸の右CKをDF中山雄太(柏レイソル)がヘディングで流し込んだが、オフサイドポジションのMF堂安律(ガンバ大阪)がプレーに関与したと判定され、ノーゴールとなった。
▽不運な形で追加点を取り消された日本だったが45分、市丸の右CKのクリアボールをボックス手前の三好がダイレクトシュートで狙うと、これが直接ゴールに突き刺さった。
▽リードを広げ、後半も主導権を握る日本は、65分に堂安とMF坂井大将(大分トリニータ)を下げて、MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)とMF原輝綺(市立船橋高)を投入。さらに75分には、小川に代えてFW岸本武流(セレッソ大阪)をピッチに送り出した。
▽その後も危なげない試合運びでカタールを完封した日本が、グループステージを首位で突破した。
U-19日本代表 3-0 U-19カタール代表
【日本】
岩崎悠人(前14)
三好康児(前45)
冨安健洋(後17)
【日本出場メンバー】
GK:小島亨介
DF:藤谷壮、冨安健洋、中山雄太、舩木翔
MF:堂安律(→65分 遠藤渓太)、市丸瑞希、坂井大将(→65分 原輝綺)、三好康児
FW:小川航基(→75分 岸本武流)、岩崎悠人
▽17日に行われたU-19イラン代表戦をゴールレスドローで終え、1勝1分けでグループC首位に立つ日本は、イラン戦から先発を4人変更。DF初瀬亮(ガンバ大阪)、MF長沼洋一(サンフレッチェ広島)、MF神谷優太(湘南ベルマーレ)、FW中村駿太(柏レイソルU-18)に代えてDF藤谷壮(ヴィッセル神戸) 、MF三好康児(川崎フロンターレ)、MF市丸瑞希(ガンバ大阪)、FW岩崎悠人(京都橘)が先発に入り、前節と同じ[4-4-2]の布陣を採用した。
▽立ち上がりから積極的に前に出る日本だが、低めに重心を置くカタールの堅固なブロックを崩し切れない。それでも、攻守の切り替えで上回り始めた日本は、相手のミスから先制ゴールを奪う。14分、中盤からのフィードボールがDFアル・アリ・ハッサンがトラップミスを誘うと、これにFW小川航基(ジュビロ磐田)が反応。このボールは飛び出したGKモハメド・アルバカリに弾き出されたが、こぼれ球を岩崎がゴールに流し込んだ。
▽不運な形で追加点を取り消された日本だったが45分、市丸の右CKのクリアボールをボックス手前の三好がダイレクトシュートで狙うと、これが直接ゴールに突き刺さった。
▽日本の2点リードで迎えた後半、立ち上がりから一進一退の攻防となる中、日本が62分にセットプレーから追加点を奪取。三好の左FKをゴール右の小川が頭で合わせると、左ポストに弾かれたこぼれ球をDF冨安健洋(アビスパ福岡)が左足で流し込んだ。
▽リードを広げ、後半も主導権を握る日本は、65分に堂安とMF坂井大将(大分トリニータ)を下げて、MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)とMF原輝綺(市立船橋高)を投入。さらに75分には、小川に代えてFW岸本武流(セレッソ大阪)をピッチに送り出した。
▽その後も危なげない試合運びでカタールを完封した日本が、グループステージを首位で突破した。
U-19日本代表 3-0 U-19カタール代表
【日本】
岩崎悠人(前14)
三好康児(前45)
冨安健洋(後17)
【日本出場メンバー】
GK:小島亨介
DF:藤谷壮、冨安健洋、中山雄太、舩木翔
MF:堂安律(→65分 遠藤渓太)、市丸瑞希、坂井大将(→65分 原輝綺)、三好康児
FW:小川航基(→75分 岸本武流)、岩崎悠人
U-19日本代表の関連記事
キリンチャレンジカップの関連記事
|
U-19日本代表の人気記事ランキング
1
スペイン遠征のU-19日本代表、4年ぶり代表の中井卓大に期待することに冨樫剛一監督「戦術的な部分がどうチームに入ってこれるのか」
スペイン遠征を行うU-19日本代表の冨樫剛一監督が、今回の遠征、そしてU-20アジアカップへの意気込みを語った。 U-19日本代表は9月のU-20アジアカップ予選を戦い見事に勝利。2023年3月に行われる本大会の切符を掴んだ。 U-20アジアカップは、2023年5月に開幕するU-20ワールドカップ(W杯)の予選も兼ねており、ベスト4に入らなければ世界への道を閉ざされてしまうこととなる。 前回王者のサウジアラビア、中国、キルギスと同居することとなった日本。冨樫監督はU-18日本代表監督も兼任しており、3日からスペイン遠征を実施。そして、その後の13日からU-19としてスペインで活動を行う。 冨樫監督は「前回優勝チームのサウジアラビア、中国、キルギスと4チームで予選を戦うことになりました」とU-20アジアカップについて語り、「もう時間が限られている中、U18、U19とスペインに行って強い相手としっかり戦って、より自分たちのレベルの基準をしっかり持って、成長してくるということでこの1カ月をチャレンジしたいと思います」とコメント。連続したスペインでの活動で、しっかりと経験を積んできたいとした。 遠征のテーマについては「特にU-19の方は、スロバキア、フランスとU-20W杯に出場する国と対戦できるということで、世界基準に対応する、今の時点でどれぐらいゲームを戦えるのかを図り、たくさんのチャレンジをしてきたいなと考えています」とコメント。「U-18も兼務しているということで、新しい力のある選手たちをより発掘していこうというトライも同時にあります」と、引き上げる選手を発掘することもやりたいとした。 今回のメンバーにはレアル・マドリーのMF中井卓大が招集されている。なかなか招集できずにいた中で今回は招集に至ったが、「彼が今置かれている状況というのは試合に出るのは非常に難しいのかなと思います。スペインのBチームに19歳の選手がいるというのは、ゲームに携わるのが難しいことは理解しています」と、所属先で出番が多くないことは仕方ないとコメント。「ただ、コンディションというところで、ゲームに出ていないと相当の差が出てくるのではないかということで、ずっと悩みながらも、ずっと彼の力を注視していました」と、ゲームに関わらないことでの懸念点もあったという。 ただ、今回はスペインでの活動となる。「近くにいる中で彼の状態を見たいということで、今回チームに招集することになりました」と語り、実際に手元で見たいと考えての招集となったようだ。 実際に中井の評価については「本来なら直接行って私が見たいところですが、JFAには駐在している者もいて、本人ともしっかりコミュニケーションをとりながら、映像も取り寄せて確認しています」とチェックをしているとコメントした。 中井が代表チームに入るのは2018年10月のフランス遠征を行ったU-15日本代表が最後。そこから4年が経過し、現在ではレアル・マドリーのファーストチームにトレーニング参加するほどに成長。カスティージャでの経験は少ないが、トップレベルから多くのものを吸収していることは間違いない 期待している点については「彼が選ばれたのは14歳、15歳ぐらいの時で、かなりの年月が経って、彼のいる環境は素晴らしいところにいます。そこから19になって戦術的な要素が増えていると思います。そういう時に、我々のチームも戦いの中で、彼の戦術的な部分がどうチームに入ってこれるのかを期待しています」とコメント。チームの中にいかに入って来れるのかを見たいとした。 2022.11.02 22:10 Wed2