タレント軍団に完勝のウェールズが初の4強! C・ロナウドvsベイルのマドリー同僚対決が実現!《ユーロ2016》
2016.07.02 06:09 Sat
▽ユーロ2016準々決勝のウェールズ代表vsベルギー代表が1日にスタッド・ピエール=モーロワで行われ、3-1で逆転勝利したウェールズ代表が初のベスト4進出を果たした。
▽北アイルランド代表との今大会2度目の"バトル・オブ・ブリテン"を制したウェールズは、初出場でベスト8進出と快進撃を続ける。今大会屈指の"タレント軍団"との一戦に向けては、北アイルランド戦から先発1人を変更。ボークスに代わってロブソン=カヌが最前線に入り、左肩の負傷で欠場の可能性があったキャプテンのアシュリー・ウィリアムズも先発でプレーした。
▽一方、完全復活したアザールの活躍で伏兵ハンガリー代表に大勝し、準々決勝に駒を進めたベルギー。だが、ベスト4進出の懸かるこの一戦に向けては、出場停止のヴェルメーレンに加えて、前日練習で足首を痛めたヴェルトンゲンが大会中の復帰が絶望となり、元々不安のあった最終ラインに更なるアクシデント。これを受けて、最終ラインにはいずれも今大会初出場のデナイヤーとジョルダン・ルカクが起用された。その一方で軽傷を抱えていたアザールは無事スタートからピッチに立った。
▽強い雨が降りしきる中でスタートした一戦は、戦前の予想通り、地力に勝るベルギーが5バックに近い形で守るウェールズを押し込んでいく。開始7分には左サイドに抜け出したロメル・ルカクが丁寧に折り返したボールをファーでワントラップしたカラスコがすかさずシュートするが、GKヘネシーのビッグセーブに遭う。さらにこぼれ球に反応したトーマス・ムニエ、アザールが続けてシュートを浴びせるが、相手の身体を張った守備に阻まれた。
▽序盤の決定機を逸したベルギーだが、13分にナインゴランの豪快な一撃が先制点をもたらす。バイタルエリア左でボールを受けたナインゴランが豪快に右足を振り抜くと、抑えの利いた強烈なシュートがGKヘネシーの手を弾いてゴール左上隅に突き刺さった。
▽それでも、完全に相手を押し返し始めたウェールズは、30分に右サイドで得たラムジーのCKをうまく相手のマークを外して中央でフリーとなったウィリアムズが頭で合わせ、同点に追いつく。キャプテンの同点弾で勢いづくウェールズは、その後も長い距離を持ち上がったベイルが良い形でフィニッシュに絡むなど、相手を圧倒して前半を終えた。
▽先制点を奪って以降、低調なプレーに終始したベルギーは、守備を立て直すためカラスコをハーフタイムに下げて、フェライーニを投入。この交代でナインゴランがトップ下に上がり、フェライーニがセントラルMF、デ・ブライネが右ウイングにポジションを変更した。この交代でバランスを改善したベルギーは、右サイドのムニエの好クロスからルカク、50分にはアザールが左サイドからのカットインシュートでゴールを脅かす。
▽押し込まれる立ち上がりを強いられたウェールズだったが、伏兵のスーパーゴールで逆転に成功する。55分、右サイドのガンターからのフィードを受けたラムジーがボックス右に流れてボックス中央のロブソン=カヌにパスを通す。ゴールとDFムニエを背にしたロブソン=カヌは見事なクライフターンで入れ替わり、冷静に左足のシュートをゴール左隅に流し込んだ。
▽相手に後半最初のチャンスを決められて逆転を許したベルギーは、ここから前がかりになって攻撃を仕掛けていく。75分にはJ・ルカクを下げてメルテンスを投入し、[3-5-2]の攻撃的な布陣でゴールを目指す。最前線に上げたフェライーニの空中戦を生かして幾度かチャンスを迎えるが、最後のところで粘る相手の守備を崩せない。
▽一方、レドリーとロブソン=カヌを下げてアンディ・キング、ボークスを投入して逃げ切りを図るウェールズは、この選手交代がハマって試合を決める3点目を奪う。85分、右サイド深くに抜け出したガンターのクロスをセンターバック2枚の間にうまく入ったボークスが頭でファーポストに流し込んだ。
▽その後、ベルギーの決死の反撃を凌いだウェールズが、タレント軍団を相手にジャイアントキリングを完遂。ベイル不発もチーム一丸の戦いでベルギーに完勝したウェールズが、ポルトガル代表の待つベスト4進出を決めた。なお、6日に行われる準決勝ではレアル・マドリーが誇るクリスティアーノ・ロナウドとベイルという2大スターがファイナル進出を懸けて激突する。
▽北アイルランド代表との今大会2度目の"バトル・オブ・ブリテン"を制したウェールズは、初出場でベスト8進出と快進撃を続ける。今大会屈指の"タレント軍団"との一戦に向けては、北アイルランド戦から先発1人を変更。ボークスに代わってロブソン=カヌが最前線に入り、左肩の負傷で欠場の可能性があったキャプテンのアシュリー・ウィリアムズも先発でプレーした。
▽一方、完全復活したアザールの活躍で伏兵ハンガリー代表に大勝し、準々決勝に駒を進めたベルギー。だが、ベスト4進出の懸かるこの一戦に向けては、出場停止のヴェルメーレンに加えて、前日練習で足首を痛めたヴェルトンゲンが大会中の復帰が絶望となり、元々不安のあった最終ラインに更なるアクシデント。これを受けて、最終ラインにはいずれも今大会初出場のデナイヤーとジョルダン・ルカクが起用された。その一方で軽傷を抱えていたアザールは無事スタートからピッチに立った。
▽序盤の決定機を逸したベルギーだが、13分にナインゴランの豪快な一撃が先制点をもたらす。バイタルエリア左でボールを受けたナインゴランが豪快に右足を振り抜くと、抑えの利いた強烈なシュートがGKヘネシーの手を弾いてゴール左上隅に突き刺さった。
▽守備的に入りながらも早い時間帯に先制を許したウェールズは、引き気味だったウイングバックのポジションを上げてここから攻勢に転じる。右サイドのガンター、ジョー・アレン、ラムジーのトライアングルを起点に相手のウイークであるデナイヤー、J・ルカクの初出場コンビを狙う。26分には高い位置でボールを奪い返してボックス右をえぐったラムジーからの折り返しを、中に絞ってきたテイラーが右足ワンタッチで合わすが、これはGKクルトワのビッグセーブに阻まれた。
▽それでも、完全に相手を押し返し始めたウェールズは、30分に右サイドで得たラムジーのCKをうまく相手のマークを外して中央でフリーとなったウィリアムズが頭で合わせ、同点に追いつく。キャプテンの同点弾で勢いづくウェールズは、その後も長い距離を持ち上がったベイルが良い形でフィニッシュに絡むなど、相手を圧倒して前半を終えた。
▽先制点を奪って以降、低調なプレーに終始したベルギーは、守備を立て直すためカラスコをハーフタイムに下げて、フェライーニを投入。この交代でナインゴランがトップ下に上がり、フェライーニがセントラルMF、デ・ブライネが右ウイングにポジションを変更した。この交代でバランスを改善したベルギーは、右サイドのムニエの好クロスからルカク、50分にはアザールが左サイドからのカットインシュートでゴールを脅かす。
▽押し込まれる立ち上がりを強いられたウェールズだったが、伏兵のスーパーゴールで逆転に成功する。55分、右サイドのガンターからのフィードを受けたラムジーがボックス右に流れてボックス中央のロブソン=カヌにパスを通す。ゴールとDFムニエを背にしたロブソン=カヌは見事なクライフターンで入れ替わり、冷静に左足のシュートをゴール左隅に流し込んだ。
▽相手に後半最初のチャンスを決められて逆転を許したベルギーは、ここから前がかりになって攻撃を仕掛けていく。75分にはJ・ルカクを下げてメルテンスを投入し、[3-5-2]の攻撃的な布陣でゴールを目指す。最前線に上げたフェライーニの空中戦を生かして幾度かチャンスを迎えるが、最後のところで粘る相手の守備を崩せない。
▽一方、レドリーとロブソン=カヌを下げてアンディ・キング、ボークスを投入して逃げ切りを図るウェールズは、この選手交代がハマって試合を決める3点目を奪う。85分、右サイド深くに抜け出したガンターのクロスをセンターバック2枚の間にうまく入ったボークスが頭でファーポストに流し込んだ。
▽その後、ベルギーの決死の反撃を凌いだウェールズが、タレント軍団を相手にジャイアントキリングを完遂。ベイル不発もチーム一丸の戦いでベルギーに完勝したウェールズが、ポルトガル代表の待つベスト4進出を決めた。なお、6日に行われる準決勝ではレアル・マドリーが誇るクリスティアーノ・ロナウドとベイルという2大スターがファイナル進出を懸けて激突する。
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