終盤にカテナチオをこじ開けたアイルランドが3位通過で初の決勝T進出 開催国フランスと対戦へ《ユーロ2016》
2016.06.23 06:06 Thu
▽ユーロ2016グループE第3節のイタリア代表vsアイルランド代表が22日にスタッド・ピエール=モーロワで行われ、0-1でアイルランドが勝利した。この結果、アイルランドが3位となり決勝トーナメント進出を決めている。
▽立ち上がりからアイルランドが捨て身の攻撃に出てイタリアに圧力をかけると、9分に決定機を演出。ボックス手前右からヘンドリックが左足で放ったミドルシュートがわずかに枠の左上へ外れた。その後もフルパワーでハイプレスをかけるアイルランドが押し込むと、21分にも左CKからダリル・マーフィーが決定的なヘディングシュートを放っていった。
▽前半半ばを過ぎてもアイルランドの勢いは止まらない。攻撃に多くの人数を割いてリスクを冒していった。しかし、自陣に引いてスペースを埋めるイタリア相手に決定的なシュートに持ち込むことはできない。
▽迎えた後半、53分にザザが決定的なボレーシュートを浴びせたイタリアに対し、引き続きアイルランドが圧力をかけていくと、57分にモッタのミスパスからコールマンがボックス右からシュート。しかし、オグボンナのブロックに阻まれてしまう。
▽その後も攻勢をかけるアイルランドは62分にヘンドリックがミドルシュートを放つも、徐々にトーンダウンしていく。そこで70分にダリル・マーフィーに代えてドリブラーのマクギーディを投入した。
▽77分に途中出場のインシーニェに単騎突破から右ポスト直撃のシュートを浴びせられたアイルランドは、84分にフーラハンがGKシリグとの一対一を決めきれなかったものの、直後の85分に待望のゴールをこじ開ける。右サイド絞った位置からフーラハンが左足で上げた鋭いクロスに反応したブレイディーが、飛び出したGKシリグの前でヘディングシュート。これがネットを揺らした。そしてイタリアの反撃を許さずにそのままタイムアップ。アイルランドが勝ち点を4に伸ばして同国史上初のグループステージ突破を決めた。決勝トーナメント1回戦でアイルランドは開催国のフランス代表と対戦する。
PR
▽2戦目のスウェーデン代表戦を終盤のエデル弾で競り勝って2連勝とし、最終節を残して首位通過を決めたイタリア。決勝トーナメント1回戦でスペイン代表との対戦が決まった中、スウェーデン戦のスタメンから大幅に8選手を変更し、ボヌッチ、バルザーリ、フロレンツィのみを引き続き先発とした。▽一方、2戦目のベルギー代表戦を0-3と完敗して1分け1敗の最下位アイルランドは、勝利すれば決勝トーナメントに進出できる中、ベルギー戦のスタメンから4選手を変更。オシェイやウィーラン、フーラハンらがベンチスタートとなった。▽前半半ばを過ぎてもアイルランドの勢いは止まらない。攻撃に多くの人数を割いてリスクを冒していった。しかし、自陣に引いてスペースを埋めるイタリア相手に決定的なシュートに持ち込むことはできない。
▽そんな中、43分にインモービレのミドルシュートでゴールを脅かされたものの、直後にはマクリーンがボックス内でベルナルデスキに倒される。しかしノーファウルの判定が下され、前半をゴールレスで終えた。
▽迎えた後半、53分にザザが決定的なボレーシュートを浴びせたイタリアに対し、引き続きアイルランドが圧力をかけていくと、57分にモッタのミスパスからコールマンがボックス右からシュート。しかし、オグボンナのブロックに阻まれてしまう。
▽その後も攻勢をかけるアイルランドは62分にヘンドリックがミドルシュートを放つも、徐々にトーンダウンしていく。そこで70分にダリル・マーフィーに代えてドリブラーのマクギーディを投入した。
▽77分に途中出場のインシーニェに単騎突破から右ポスト直撃のシュートを浴びせられたアイルランドは、84分にフーラハンがGKシリグとの一対一を決めきれなかったものの、直後の85分に待望のゴールをこじ開ける。右サイド絞った位置からフーラハンが左足で上げた鋭いクロスに反応したブレイディーが、飛び出したGKシリグの前でヘディングシュート。これがネットを揺らした。そしてイタリアの反撃を許さずにそのままタイムアップ。アイルランドが勝ち点を4に伸ばして同国史上初のグループステージ突破を決めた。決勝トーナメント1回戦でアイルランドは開催国のフランス代表と対戦する。
PR
アイルランド代表の関連記事
ユーロの関連記事
|
アイルランド代表の人気記事ランキング
1
ユナイテッドで活躍した元アイルランド代表DFオシェイが今季終了後に現役引退
チャンピオンシップ(イングランド2部)のレディングは4月30日、同クラブに所属する元アイルランド代表DFジョン・オシェイ(38)が今季限りで現役を引退することを発表した。 オシェイは、1998年からマンチェスター・ユナイテッドでプレー。主戦場のセンターバックに加え、サイドバックや守備的MFでもプレーできるユーティリティ性を生かして、公式戦394試合に出場して15ゴールを記録。5度のプレミアリーグ優勝、1度のチャンピオンズリーグ優勝を経験した。 その後、2011年の夏にユナイテッドからサンダーランドに移籍したオシェイは、在籍7シーズンで公式戦256試合4ゴールを記録。そして今季よりレディングに移籍し、公式戦10試合に出場していた。 また、アイルランド代表としては119試合に出場。2度のユーロ出場を果たしていた。 2019.04.30 23:20 Tue2
アイルランド撃破のデンマークが2大会ぶり5度目のW杯出場! エリクセンが圧巻ハットで敵地での大勝に導く《ロシアW杯欧州予選プレーオフ》
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ2ndレグ、アイルランド代表vsデンマーク代表が14日に行われ、アウェイのデンマークが5-1で勝利した。この結果、2戦合計5-1としたデンマークの2大会ぶり5度目のW杯出場が決定した。 ▽3大会連続4度目の出場を目指すアイルランドは、敵地で行われた1stレグを守護神ランドルフの活躍によって0-0のドローで終えた。ホームで必勝を期すこの試合に向けては1stレグからオドウダに代えてメイラーを復帰させた以外、同じメンバーを採用。引き続き[4-1-4-1]の布陣を採用した。 ▽一方、2大会ぶり5度目のW杯出場を目指すデンマークは先発2選手を変更。アンカーセンとコーネリウスに代えてA・クリステンセン、Y・ポウルセンを同ポジションで起用し、[4-3-3]の布陣で臨んだ ▽1stレグはゴールレスドローに終わったが、この2ndレグは開始早々に動く。6分、ハーフウェイライン付近でFKを得たアイルランドは、キッカーのブレイディがゴール前に向けてボールを入れる。これがDFのクリアミスを誘いゴール前にこぼれると、DFケアーとGKシュマイケルに先んじて浮き球に反応したダフィが打点の高いヘディングで流し込んだ。 ▽敵地で痛恨の失点を喫したものの1点でもアウェイゴールを奪えば、逆転可能なデンマークは、エリクセンを起点にボールを動かしながら反撃を試みる。17分にはボックス手前でクリステンセンから横パスを受けたクヴィストが枠を捉えた強烈なミドルシュートを放つが、これはGKランドルフの好守に遭う。直後にも右サイドからの崩しからボックス中央のN・ヨルゲンセンがワンタッチの浮き球パスでシストの決定機を演出するが、1stレグ同様にGKランドルフの牙城を破れない。 ▽一方、粘り強い守備に加え、素早い守から攻の切り替えでカウンターを狙うアイルランドは、22分に右サイドを破ったクリスティの低いクロスに反応したダリル・マーフィーがニアでワンタッチシュートも枠の右。直後には左サイドを破ったマクレーンがボックス左角度のないところから左足を振り抜くが、わずかに枠の右に外れた。 ▽一進一退の攻防が続く中、再びセットプレーから試合が動く。29分、デンマークの左CKの場面でショートコーナーからシストがドリブルでボックス左ライン際に抜け出したクロス。これをファーに走り込んだクリステンセンがワンタッチで合わすと、やや当たり損ねたボールは右ポストを叩く。しかし、この跳ね返りが相手DFクリスティに当たってゴールネットに吸い込まれた。 ▽幸運な形で追いついたデンマークは、2戦合計でも優位に立つ。畳みかけるアウェイチームは32分、右サイドでY・ポウルセンがウォードからボールを奪いカウンターを発動。Y・ポウルセンの折り返しを中央のN・ヨルゲンセンがワンタッチでファーに流すと、ボックス手前左でエリクセンが見事な右足のダイレクトシュート。これがクロスバーの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。そして、エースのゴールで勝ち越したデンマークが、その後も安定した試合運びをみせ、1点リードで試合を折り返した。 ▽迎えた後半、メイラーに代えてフーラハンを投入してより攻撃的な布陣で前がかるアイルランド。しかし、攻め切れない展開が続く中、徐々にデンマークのカウンターの脅威にさらされ始める。 ▽すると63分、バイタルエリア左でボールを持ったシストから横パスを受けたエリクセンが巧みなボールコントロールから左足のコントロールシュートをゴール左隅に突き刺した。 ▽痛恨の3失点目を喫したアイルランドは、DFクラークに代えて切り札のロングをピッチに送り出し、リスクを冒して前に出る。だが、球際と守備の局面で集中力を切らさないデンマークの守備を前にフィニッシュの形を作り出せない。 ▽一方、2点リードにも気を抜かないデンマークは、その後も攻め気を失わずに試合の主導権を渡さない。74分にはN・ヨルゲンセンの左サイドからのクロスを相手DFがクリアミス。これをボックス中央に走り込んだエリクセンが豪快な右足のシュートで突き刺し、この大一番でプロキャリア初のハットトリックを達成した。 ▽その後、試合終了間際の90分にもベントナーが自ら得たPKをきっちり決め、5点目を奪ったデンマークが敵地で5-1の大勝。エースの圧巻のハットトリックで勝ち切ったデンマークが2大会ぶり5度目のW杯出場を決めた。 2017.11.15 06:46 Wed3
ストークの“カルトヒーロー”、ウォルタースが35歳で現役引退
チャンピオンシップ(イングランド2部)のイプスウィッチに所属する元アイルランド代表FWジョナサン・ウォルタース(35)が22日、自身の公式ツイッターを通じて現役引退を発表した。 ストーク・シティ時代に攻守に渡るハードワークと勝負強い働きをみせ、“カルトヒーロー”の1人として人気を博したウォルタースはアキレス腱のケガを理由にスパイクを脱ぐ決断をしたことを明かした。 「これは決して皮肉なことではないけど、文字通りアキレス腱が僕のアキレス腱となった。このケガは僕のキャリアを終わらせるものになった」 「そして、今はフットボールをプレーすることを辞めている。それでも壮大なウェーニー・ウィーディー・ウィーキー(来た、見た、勝った)だった」 イングランド人の父親とアイルランド人の母親の下、イングランドのマージーサイドで生まれ育ったウォルタースは、ブラックバーン・ローヴァーズの下部組織からトップチームデビュー。その後はボルトンやハル・シティ、レクサム、チェスター、イプスウィッチとイングランドの下部カテゴリーのクラブを渡り歩き、2010年にストークに完全移籍で加入。 往年のキック&ラッシュを採用するチームにおいてセカンドトップやウイングを主戦場に、屈強なフィジカルを武器にセカンドボールの回収、相手最終ラインの裏を突く動き出しを武器に7シーズンに渡って活躍。 その後、2017年にバーンリーへの完全移籍するもケガの影響もあり出場機会を得られず、今季は古巣のイプスウィッチにレンタル移籍。だが、同クラブでは公式戦3試合の出場にとどまり、昨年9月からはアキレス腱のケガで長期離脱を強いられていた。 なお、2010年にデビューを飾ったアイルランド代表では通算54試合に出場し14ゴールを記録。2015年に行われたユーロ2016予選プレーオフではボスニア・ヘルツェゴビナ代表相手に2ゴールを挙げて同国の本大会出場に大きく貢献していた。 2019.03.24 13:50 Sun4
「狂ってるわ」“人間発射台”が再降臨! リバプール女子DFのロングスローの飛距離が尋常じゃない
ロングスローの名手と言えば、誰を思い浮かべるだろう。 真っ先に名前が挙がるのは、ストーク・シティなどで活躍し“人間発射台”の異名を取った元アイルランド代表MFロリー・デラプか。Jリーグファンにはジェフユナイテッド市原・千葉でプレーしたオーストラリア代表DFマーク・ミリガンも馴染みが深いだろう。 3日に行われた明治安田生命J2リーグ第8節、モンテディオ山形vsファジアーノ岡山でも後半のアディショナルタイムにMF本山遥の“一投”から劇的な決勝点が生まれているが、女子選手の強肩にも大きな注目が集まっているようだ。 同じく3日に行われたFA女子チャンピオンシップ(イングランド女子2部)、首位リバプールと2位ブリストル・シティの一戦では、リバプールのアイルランド女子代表DFメーガン・キャンベルが驚愕の一投からゴールを演出した。 2-1とリバプールのリードで迎えた59分。左サイドの敵陣中央ほどでスローインを得ると、キャンベルが魅せる。投げたボールはぐんぐん伸びてゴール前へ到達し、ボックス内で味方が落とすと、ケイティ・ステンゲルが押し込んでネットを揺らした。 閲覧者からは「狂ってるわ」、「今まで見た中で最高のロングスローの1つ」、「どうすればそこまで投げられるのか」、「アリエナイ」などの声が届いた大遠投。ボックス脇からではなく敵陣中央からのため、少なくとも40mはあると思われる。 女子サッカーではあまり馴染みのないロングスロー。使い手として名前が挙がるのは、リヨンのオーストラリア女子代表DFエリー・カーペンターやなでしこリーグ時代のノジマステラ神奈川相模原でプレーした元台湾女子代表FWミッシェル・パオだろうか。 試合はその後、両チームが1点ずつを加え、4-2でリバプールが勝利を収めた。この結果、リバプールはリーグ優勝とFA女子スーパーリーグ(FAWSL)への昇格が決定。来季は岩渕真奈や長谷川唯との対戦で、この大遠投が見られるかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】40m超え確実! リバプール女子DFが見せた脅威の超ロングスロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Megan Campbell's long throws are LETHAL! <a href="https://twitter.com/ksteng12?ref_src=twsrc%5Etfw">@ksteng12</a> puts <a href="https://twitter.com/LiverpoolFCW?ref_src=twsrc%5Etfw">@LiverpoolFCW</a> closer to <a href="https://twitter.com/BarclaysFAWSL?ref_src=twsrc%5Etfw">@BarclaysFAWSL</a> promotion... <a href="https://t.co/6wpSO5DR6y">pic.twitter.com/6wpSO5DR6y</a></p>— FA Women's Championship (@FAWomensChamp) <a href="https://twitter.com/FAWomensChamp/status/1510640337072496654?ref_src=twsrc%5Etfw">April 3, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.04.04 21:15 Mon5