試合終盤にドラマ!! 猛攻見せた前回王者のチリがビダルのPK弾で勝ち点3を獲得《コパ・アメリカ》
2016.06.11 10:12 Sat
▽日本時間11日に、コパ・アメリカ センテナリオグループD第2節のチリ代表vsボリビア代表が行われ、2-1でチリが勝利した。
▽開幕節でアルゼンチン代表に1-2の敗戦を喫したチリと、パナマに1-2で敗れたボリビアが、マサチューセッツ州フォックスボロにあるジレット・スタジアムで行われた。決勝トーナメント進出のためには勝ち点3が絶対に欲しい両チームの一戦は、堅い展開となる。
▽[4-5]の2ラインを自陣に敷いてサイドのスペースを消しながら受けに回ったボリビアがポゼッションを放棄。一方のチリは余裕を持ってボールを持ちながら相手陣内に攻め込んでいくも、得意のカウンターに持ち込むことはできずにシュートまで持っていけない。さらに22分にはボックス左のサンチェスが入れたクロスが相手選手を直撃。サンチェスはハンドを主張するも、レフェリーの笛はならなかった。
▽さらにチリは37分、こぼれ球を拾ったパブロ・エルナンデスがミドルレンジからシュートを放つが、ここは惜しくもゴール左へと逸れていった。迎えた40分、チリは前半最大の決定機を迎える。右サイドから上げたクロスを相手のGKが被ってしまい、ボールはファーサイドへ。これを拾ったサンチェスがGK不在のゴールマウスに右足で強烈なシュートを浴びせる。しかしライン上でセンテーノが体を張ってブロックし、前半はゴールレスで終えた。
▽両チーム交代なしで迎えた後半は早々の46分に動く。高い位置でボールを奪ったチリはボックス左でボールを受けたピニージャのマイナスのボールに、後方から張り込んだビダルが右足で合わせると、これがゴールネットに吸い込まれて、チリが先制に成功した。
▽チリは73分、ボックス手前左でFKを獲得。サンチェスが直接狙ったシュートは枠を捉えるも、GKランペが好セーブ。こぼれ球にプッチが詰めるも、ミートできずにGKランペがボールを抑えた。74分には右からのクロスにビダルが、体勢を崩した状態からシュート。しかし、このチャンスも決めきることができなかった。
▽勝利を求めるチリは試合終盤にボリビアを圧倒的に押し込んでいく。そんな中、90分にアクシデントが発生E・バルガスがバイシクルシュートを狙うと、その足が、ブロックに入ったセンテーノの即頭部を直撃。センテーノはそのままピッチに倒れ込み、担架でピッチ外へと運び出された。
▽しかしセンテーノはベンチでの治療を受けてすぐさまピッチへと戻る。長い間時間が止まっていた試合は、アディショナルタイム8分を取られると、その間にチリが猛攻。するとアディショナルタイム7分に、サンチェスのクロスがボックス内のグティエレスの手に当たり、チリがPKを獲得。これをビダルが落ち着いて決めて試合は終了。土壇場でチリが欲しかった勝ち点3を手にした。
▽開幕節でアルゼンチン代表に1-2の敗戦を喫したチリと、パナマに1-2で敗れたボリビアが、マサチューセッツ州フォックスボロにあるジレット・スタジアムで行われた。決勝トーナメント進出のためには勝ち点3が絶対に欲しい両チームの一戦は、堅い展開となる。
▽[4-5]の2ラインを自陣に敷いてサイドのスペースを消しながら受けに回ったボリビアがポゼッションを放棄。一方のチリは余裕を持ってボールを持ちながら相手陣内に攻め込んでいくも、得意のカウンターに持ち込むことはできずにシュートまで持っていけない。さらに22分にはボックス左のサンチェスが入れたクロスが相手選手を直撃。サンチェスはハンドを主張するも、レフェリーの笛はならなかった。
▽両チーム交代なしで迎えた後半は早々の46分に動く。高い位置でボールを奪ったチリはボックス左でボールを受けたピニージャのマイナスのボールに、後方から張り込んだビダルが右足で合わせると、これがゴールネットに吸い込まれて、チリが先制に成功した。
▽勢いに乗るチリは51分、右サイドからのクロスにボックス内のピニージャがバイシクルで狙うなど、アグレッシブさを増してボリビア陣内に攻め込む。一方、劣勢のボリビアはボールを奪ってもチリの鋭いプレスを受けて運べない。それでも61分、ボックス手前右でのFKを獲得。直前に投入されたキッカーのカンポスは左足でファーサイドを狙ったシュートを放つと、これがネットを揺らし、ボリビアが同点に追いついた。
▽チリは73分、ボックス手前左でFKを獲得。サンチェスが直接狙ったシュートは枠を捉えるも、GKランペが好セーブ。こぼれ球にプッチが詰めるも、ミートできずにGKランペがボールを抑えた。74分には右からのクロスにビダルが、体勢を崩した状態からシュート。しかし、このチャンスも決めきることができなかった。
▽勝利を求めるチリは試合終盤にボリビアを圧倒的に押し込んでいく。そんな中、90分にアクシデントが発生E・バルガスがバイシクルシュートを狙うと、その足が、ブロックに入ったセンテーノの即頭部を直撃。センテーノはそのままピッチに倒れ込み、担架でピッチ外へと運び出された。
▽しかしセンテーノはベンチでの治療を受けてすぐさまピッチへと戻る。長い間時間が止まっていた試合は、アディショナルタイム8分を取られると、その間にチリが猛攻。するとアディショナルタイム7分に、サンチェスのクロスがボックス内のグティエレスの手に当たり、チリがPKを獲得。これをビダルが落ち着いて決めて試合は終了。土壇場でチリが欲しかった勝ち点3を手にした。
チリ代表の関連記事
コパ・アメリカの関連記事
|
チリ代表の人気記事ランキング
1
ヴィニシウスの劇的ミドル弾でコロンビアを下したブラジルが暫定2位に浮上!ペルーは2勝目を挙げ最下位脱出【2026年W杯南米予選】
2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第13節の3試合が20日に行われた。 ここまでW杯南米予選5勝3分4敗の5位と低迷するブラジル代表は、4位コロンビア代表とホームで対戦。 試合は開始早々の4分にボックス右から侵入したヴィニシウス・ジュニオールがムニョスに倒されると、ブラジルがPKを獲得。このPKをキッカーのハフィーニャがゴール左隅に沈めた。 その後は一進一退の展開が続くなか、コロンビアは41分に試合を振り出しに戻す。ボックス手前でハフィーニャにハイプレスをかけたジョン・アリアスがうまくボールを突っつくと、こぼれ球を回収したレルマがボールを繋ぎ、最後はハメス・ロドリゲスのラストパスをボックス左で受けたルイス・ディアスがカットインから右足のシュートでゴールネットを揺らした。 同点で迎えた後半、先にチャンスを作ったのはブラジル。53分、ボックス左手前でボールを受けたハフィーニャがミドルシュート。さらに相手GKが弾いたボールをヴィニシウスが詰めたが、これも飛び出したGKバルガスの好セーブに防がれた。 対するコロンビアは、63分に敵陣中盤で獲得したFKからハメス・ロドリゲスがボックス内へロングパスを送ると、ボックス右のダビンソン・サンチェスがダイレクトクロス。高く上がったボールはGKアリソンがパンチングすると、DFアラーナに当たりゴールに吸い込まれたが、GKアリソンにプレスをかけたレルマのキーパーチャージを取られ、ゴールは取り消された。 その後も拮抗した展開が続き、次のゴールが遠い展開になるが、最終盤にブラジルが動かす。99分、ハフィーニャのパスを敵陣左サイドで受けたヴィニシウスがバイタルエリア左まで切り込み右足一閃。強烈なミドルシュートがゴール右隅に突き刺さった。 結局、これが決勝点。コロンビアとの直接対決を制したブラジルが暫定2位に浮上している。 また、6位パラグアイ代表はホームで9位に沈むチリ代表と対戦し、オマル・アルデレーテの決勝ゴールで1-0で勝利。最下位のペルー代表は、パオロ・ゲレーロやエディソン・フローレスらのゴールで7位ボリビア代表を3-1で下し、2勝目を飾っている。 ◆第13節結果 ▽3/20(木) パラグアイ代表 1-0 チリ代表 ブラジル代表 2-1 コロンビア代表 ペルー代表 3-1 ボリビア代表 ▽3/21(金) エクアドル代表 vs ベネズエラ代表 ウルグアイ代表 vs アルゼンチン代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(25/+14) 2.ブラジル代表(21/+7) 3.ウルグアイ代表(20/+8) 4.パラグアイ代表(20/+2) 5.エクアドル代表(19/+7) 6.コロンビア代表(19/+4) ーーーW杯出場ーーー 7.ボリビア代表(13/-16) ーーー大陸間POーーー 8.ベネズエラ代表(12/-4) 9.ペルー代表(10/-10) 10.チリ代表(9/-12) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート 2025.03.21 12:50 Fri2
ブラジル代表が最後の最後に逆転劇 アルゼンチン代表はメッシ復帰もドロー【2026年W杯南米予選】
北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第9節が行われ、ブラジル代表が敵地のチリ代表戦をなんとか勝利した。 8試合を戦ってW杯ストレートインの5位につけるものの、3勝1分け4敗と負け星が先行するブラジル。今活動ではリハビリ中のネイマールが引き続きメンバー外のなか、ヴィニシウス・ジュニオールまでもをケガで欠く。 そんなブラジルが今活動の初戦で対戦したのは9位チリだが、苦しい展開。開始2分にチリが自軍GKのキックを敵陣で拾った流れを攻撃に繋げ、右サイドからのクロスにエドゥアルド・バルガスがヘッドでネットを揺らす。 追いかけるブラジルはその後も凌ぎながらの戦いを強いられるが、45+1分に右サイドを抜け出したサヴィーニョの折り返しからイゴール・ジェズスがヘディングシュート。前半のうちに追いつき、ハーフタイムに入る。 後半は一進一退の攻防が続き、次のゴールが遠い展開になるが、最終盤にブラジルが動かす。89分、68分から出場したルイス・エンヒキが右サイドで受けると、ボックス右から左足。ファーに突き刺さり、逆転した。 最後の最後に勝ち越しのブラジルは2戦ぶり白星。パラグアイ代表と引き分けのエクアドル代表を抜き、4位に浮上している。 また、首位をひた走るアルゼンチン代表は6位のベネズエラ代表とアウェイで対戦し、代表復帰のリオネル・メッシが先発。悪天候で30分遅れのキックオフとなるなか、13分に敵陣左でのFKからニコラス・オタメンディのゴールで先手を奪う。 その1点リードで試合を折り返すが、65分に左サイドからのクロスにサロモン・ロンドンがヘッド。このまま1-1で終わり、アルゼンチンは首位の座こそキープするものの、2戦勝ちなしとなっている。 8位のボリビア代表と対戦した2位のコロンビア代表は20分の相手に退場者が出て数的優位になるが、58分の失点でそのまま敗戦。ボリビアは本大会出場圏の6位に浮上した。 ◆第9節結果 ▽10/10(木) ボリビア代表 1-0 コロンビア代表 エクアドル代表 0-0 パラグアイ代表 ベネズエラ代表 1-1 アルゼンチン代表 チリ代表 1-2 ブラジル代表 ▽10/11(金) ペルー代表 vs ウルグアイ代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(19/+8) 2.コロンビア代表(16/+3) 3.ウルグアイ代表(15/+8) 4.ブラジル代表(13/+2) 5.エクアドル代表(12/+2) 6.ボリビア代表(12/-4) ーーーW杯出場ーーー 7.ベネズエラ代表(11/-1) ーーー大陸間POーーー 8.パラグアイ代表(10/-1) 9.チリ代表(5/-9) 10.ペルー代表(3/-8) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート <span class="paragraph-title">【動画】ブラジルが土壇場の逆転劇!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5ObJt_71AYc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.11 14:30 Fri3
取って取られの劇的幕切れ! ウルグアイがコロンビアとの激戦制して2位に浮上【2026年W杯南米予選】
北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第11節が15日に行われ、ウルグアイ代表vsコロンビア代表が劇的幕切れだ。 前日の今節を踏まえて、行われた4位ウルグアイと2位コロンビアの強豪国対決はそれぞれが仕掛け合うなか、31分に動く。コロンビアは相手ボックス左外の位置でFKのチャンスを掴むと、フアン・フェルナンド・キンテロが相手GKを欺く左足キックをニアに決め、先手を奪う。 だが、反撃のウルグアイも57分に大きな展開を左サイドのマルセロ・サラッキが左足ダイレクトで折り返すと、ダビンソン・サンチェスのオウンゴールを誘発。その3分後に数選手でボックス左を攻略していった流れから、ロドリゴ・アギーレが左足で勝ち越し弾をマークした。 逆転を許したコロンビアは90+6分に左からのクロスをなんとか繋ぎ、アンドレス・ゴメスが右足弾で土壇場でイーブンに。ところだが、90+11分のウルグアイも左からのクロスをファクンド・ペリストリが落とし、マヌエル・ウガルテが右足で起死回生の勝ち越し弾を叩き込んだ。 激戦を制したウルグアイはこの試合まで4試合無得点と攻撃も沈黙が続いたが、実に5試合ぶり白星で2位浮上に成功。先制ゲームを落としたコロンビアは2試合ぶり黒星でウルグアイと勝ち点同数となり、3位に後退している。 そして、9位ペルー代表と最下位チリ代表のボトム対決は0-0のドロー。90+7分にジャンルカ・ラパドゥーラがボックス内で後方からフィリペ・モラのチャレンジを受け、ペルーにPKが告げられるシーンもあったが、VARの末にその直前のオフサイドが咎められ、取り消しとなった。 ◆第11節結果 ▽11/14(金) ベネズエラ 1-1 ブラジル パラグアイ 2-1 アルゼンチン エクアドル 4-0 ボリビア ▽11/15(土) ウルグアイ 3-2 コロンビア ペルー 0-0 チリ ◆順位表 1.アルゼンチン(22/+13) 2.ウルグアイ(19/+8) 3.コロンビア(19/+6) 4.ブラジル(17/+6) 5.エクアドル(16/+6) 6.パラグアイ(16/+1) ーーーW杯出場ーーー 7.ベネズエラ(12/-2) ーーー大陸間POーーー 8.ボリビア(12/-14) 9.ペルー(7/-11) 10.チリ(6/-13) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート <span class="paragraph-title">【動画】ウルグアイvsコロンビアが劇的決着!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5vbBepZFK94";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.16 13:20 Sat4
コパ・アメリカの組み合わせ決定! 北中米6カ国も参加しアメリカで開催【コパ・アメリカ2024】
南米サッカー連盟(CONMEBOL)は8日、コパ・アメリカ2024の組み合わせ抽選会を実施した。 2024年6月20日開幕し、7月14日に決勝を迎える今大会。2016年に100周年記念大会として行われたコパ・アメリカ・センテナリオ以来のアメリカ開催となる。 今大会は、南米の10カ国に加え、北中米サッカー連盟(CONCACAF)の6カ国が出場。ジャマイカ、メキシコ、パナマ、アメリカの出場が決定しており、残り2カ国はトリニダード・トバゴvsカナダの勝者、コスタリカvsホンジュラスの勝者となる。 4カ国が4つのグループに分かれて行われる中、前回大会王者のアルゼンチンはグループAに入り、ペルー、チリ、そしてトリニダード・トバゴvsカナダの勝者と対戦する。 前回準優勝のブラジルはグループDに入り、コロンビア、パラグアイ、コスタリカvsホンジュラスの勝者と同居した。 ◆コパ・アメリカ2024組み合わせ 【グループA】 アルゼンチン ペルー チリ トリニダード・トバゴ or カナダ 【グループB】 メキシコ エクアドル ベネズエラ ジャマイカ 【グループC】 アメリカ ウルグアイ パナマ ボリビア 【グループD】 ブラジル コロンビア パラグアイ コスタリカ or ホンジュラス 2023.12.08 12:20 Fri5