ゲッツェ&ミュラー弾でドイツがユーロ出場国ハンガリーに快勝《国際親善試合》

▽国際親善試合でドイツ代表とハンガリー代表が4日にゲルゼンキルヘンのヴェルティンス・アレーナで対戦し、2-0でドイツが快勝した。

▽6日前に行われたスロバキア代表戦を1-3と敗れたドイツは、ユーロ本番前の最後の試合に向けて4選手を変更。GKノイアーやミュラーが先発となり、ほぼベストメンバーを送り込んだ。

▽一方、14日にオーストリア代表とのユーロ2016初戦を迎えるハンガリーもサライやジュジャーク、GKキラーイといった主力を送り込んだ。
▽ドイツは[4-2-3-1]を採用。GKにノイアー、4バックに右からヘヴェデス、J・ボアテング、リュディガー、ヘクターと並べ、中盤センターにクロースとケディラ、2列目に右からミュラー、エジル、ドラクスラーと置き、最前線にゲッツェを据えた。

▽そのドイツが開始1分にドラクスラーがネットを揺らしたが、誤審によってオフサイドの判定が下され、ノーゴールとなってしまう。それでも、ドイツが攻勢を続けると、11分にミュラーが強烈なミドルシュートを浴びせる。しかし、ここはGKキラーイの好守に阻まれた。さらに直後のCKからフリーのリュディガーがヘディングシュートを放つも枠を捉えきれない。▽一方、劣勢のハンガリーは14分に右サイドからカットインしたジュジャークがボックス手前からミドルシュートを浴びせて応戦。ここから自陣に引きつつ、ドイツの攻撃を抑え込めるようになり、試合は膠着していった。

▽それでも前半終盤の39分、ドイツが先制する。ボックス左深くまでえぐったヘクターの折り返しを、ニアに詰めたゲッツェが押し込んだ。そのままドイツが1-0とリードして後半へ折り返した。

▽迎えた後半、ケディラとヘクターに代えてゴメスを最前線に、カンを左サイドバックに投入して臨んだドイツが引き続き押し込む流れとすると、63分にドイツが突き放す。ゴメスのヘディングシュートはGKキラーイの好守に阻まれるも、ルーズボールミュラーが詰めて押し込んだ。

▽2-0としたドイツはクロースとミュラーに代えてシュバインシュタイガーとL・ザネを投入。試合をコントロールしたまま90分を終え、ユーロ本番に臨むこととなった。そのユーロでドイツは初戦、ウクライナ代表と12日に対戦する。