フランクフルト長谷部、古巣ニュルンベルクにドローもOGでAG献上《ブンデス昇格・降格プレーオフ》

▽19日にブンデス昇格・降格プレーオフ1stレグのフランクフルトvsニュルンベルクが行われ、1-1で引き分けた。フランクフルトの長谷部はフル出場している。

▽最終節ブレーメンとの残留を懸けた直接対決に敗れて16位に転落しプレーオフに回ったフランクフルトと、2部で3位となったニュルンベルクの残留と昇格を懸けたプレーオフ。

▽得点源のマイアーが復帰したフランクフルトは[4-2-3-1]の布陣を採用。長谷部はフスティとボランチでコンビを組んだ。そのフランクフルトは5分、左CKからファーサイドのアブラアムがヘッドで枠内シュートを放つと、7分にもアイグナーがGKシェーファーを強襲するシュートを浴びせていく。
▽その後も自陣にフラットな[4-4-2]の布陣を採用するニュルンベルクに対し、フランクフルトがボールを保持する展開となったが、相手守備ブロックの前で回すのみでシュートに持ち込めない状況が続く。膠着状態となる中、41分にようやくセフェロビッチがボックス中央から右足でシュートに持ち込んだが枠を捉えられなかった。

▽すると42分、ニュルンベルクに痛恨のアウェイゴールを献上する。自陣左サイドでFKを与えてゴール前にロングフィードを送られると、長谷部と重なって厳しい体勢となったルスがクリアミスを犯し、これが自陣ゴールに吸い込まれた。▽1点ビハインドで迎えた後半もフランクフルトが一方的にボールを持ったものの、ニュルンベルクを全く崩すことができない。そこでニコ・コバチ監督は61分にアイグナーに代えてベン=ハティラを投入。すると65分、右サイドからチャンドラーの入れたフィードをボックス右のガシノビッチが受けると、DFを背負いながら反転シュート。これがゴール左に決まって1-1とした。

▽その後も押し込むフランクフルトは70分に精彩を欠いていたマイアーに代えてシュテンデラを投入。78分にはボックス左のガシノビッチがヘディングシュートを浴びせたが、GKの正面を突いて逆転とはならず。追加タイムにも途中出場のカスタイニョスがゴール前に飛び込む決定機を迎えたが、ボールはGKシェーファーの手に収まりタイムアップ。1-1で引き分け、フランクフルトは23日に敵地で行われる2ndレグに向けてやや不利な状況に立たされた。