札幌が2011年以来の4連勝で上位追走《J2》

▽15日にケーズデンキスタジアム水戸で行われた明治安田生命J2リーグ第13節の水戸ホーリーホックvs北海道コンサドーレ札幌は、アウェイの札幌が1-0で勝利した。これで、札幌は2011年以来の4連勝。水戸は3戦未勝利となっている。

▽ここまで7勝2分け2敗で3位につける札幌と、3勝3分け5敗で15位の水戸が相まみえた。直近のリーグ5戦負けなしで3連勝中の札幌は、開幕から全試合に出場していたジュニーニョが出場停止で欠場となった。

▽入りから接触性を見せた水戸が札幌を押し込む展開に持ち込むと、12分に田向の落しからロメロ・フランクが右足アウトサイドのシュート。ここはわずか枠の左に外れたものの、水戸が良い形でゴールに迫る。
▽それでも、札幌は15分にカウンターで反撃。ダイヤゴナルな動き出しでボックス右にボールを引き出したヘイスが飛び出してきた相手GKを交わしてシュートを放つ。しかし、ここはゴール右に外れてしまう。

▽先制機を逸した札幌は、33分にもカウンターからチャンス。ヘイスのパスにボックス左でフリーの都倉が左足で合わせると、相手に当たってコースが変化したボールが枠内を捉えるが、惜しくもGKの正面を突いた。▽ゴールレスで迎えた後半も煮え切らない展開が続くと、札幌は61分にヘイスを諦めて内村を投入。さらに、72分には深井に代えて小野をピッチに送り込み、攻撃の活性化を図っていく。

▽すると、81分に左サイドのCKフラッグ付近に侵攻した堀米がゴール前にクロスボールを供給すると、これに反応した内村が中央のスペースに走り込みながらヘディング。これが決まり、札幌がついに先制する。

▽1点のリードを手にした札幌は、その後の相手GKも参加した水戸のセットプレーも凌ぎ切り、1-0で勝利。札幌がリーグ戦4試合連続の1-0勝利で4連勝を飾り、上位勢にプレッシャーをかけることに成功した。