シャフタールが敵地でブラガを破り、ベスト4進出に前進《EL》

▽ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグ、ブラガvsシャフタールが7日にムニシバルで開催され、アウェイのシャフタールが2-1で先勝した。

▽ラウンド16でフェネルバフチェを破ったポルトガルの実力者ブラガと、チャンピオンズリーグ敗退組ながら、シャルケとアンデルレヒトを連破して8強入りを決めたウクライナの雄シャフタールが対峙した一戦。

▽試合は地力に勝るシャフタールがペースを握るかに思われたが、集中した守備と安定したボール回しで相手を圧倒するホームのブラガの時間帯が続く。21分にはショートカウンターからペドロ・サントスがボックス手前からシュートを放つが、これは枠を捉えることができなかった。
▽一方、前半30分を過ぎてマイボールの時間を増やしたシャフタールは、前半終了間際にセットプレーから先制点を奪う。45分、左CKの場面でファーサイドにボールが流れると、これに反応したラキツキが左足のシュートを突き刺した。

▽シャフタールの1点リードで迎えた後半は、立ち上がりからシャフタールが押し込んでいく。一方のブラガも51分にセットプレーからラファ・シウバがクロスバー直撃のシュートを放つなど、同点ゴールに近づいた。▽その後もシャフタールペースが続くものの、なかなかチャンスを決め切れず、1点差のまま試合は終盤へと向かっていく。それでも、ブラガの油断を見逃さないシャフタールは、75分に追加点を奪う。ピアトフのゴールキックが相手のクリアミスを誘うと、右サイドをえぐったマルロスの丁寧な折り返しをゴール前に飛び込んだファクンド・フェレイラがワンタッチで流し込んだ。

▽これでベスト4進出に大きく近づいたシャフタールだったが、試合終了間際の89分にバイアーノの右クロスを途中出場のエドゥアルドに頭で流し込まれ、試合は1-2でタイムアップ。敵地で先勝したシャフタールだったが、試合終了間際の失点でブラガに望みを与える結果に終わった。なお、2ndレグは14日にシャフタールホームで行われる。