ヴォルフスブルク、トラブル続きのクルーゼを処分せず 「我々のサポートが必要」
2016.03.24 00:25 Thu
ヴォルフスブルクは、数々のトラブルが報じられるFWマックス・クルーゼに処分を下さないようだ。クラウス・アロフスGM(ゼネラルマネジャー)が、クラブの公式ウェブサイトを通じて、同選手の対応を明かしている。
クルーゼは昨年10月に大金を紛失したことが先日発覚し、ドイツ国内で大きな話題となっていた。また、19日にはベルリンのクラブで自身の誕生日パーティーをしていたところをドイツ『ビルト』のレポーターとされる女性が写真を撮影し、その携帯電話を無理矢理取り上げて画像データを削除したことが報じられた。こういった騒動により、クルーゼは21日にドイツ代表メンバーから外されている。
さらに、その夜にはクルーゼが登場するセックステープがインターネットに流出したと伝えられ、クラブ側の対応が待たれていたところだ。アロフスGMは22日、この件について声明を出した。
「我々はこの件を振り返るにあたり、現在のマックス・クルーゼが我々のサポートを強く必要としている印象を受けた。おそらく彼は今、過去のものを含めた様々な出来事や問題で追い込まれており、それに関して彼自身も我々も関与できない状況となっている。そのため、彼もクラブも必然的にダメージを受けることになった」
ヴォルフスブルクはただ擁護するだけでなく、クルーゼに生き方の改善を求めている。
「改めて明確にするが、我々は彼の振る舞いに納得しておらず、これらの出来事を受け入れることはない。我々取締役会はヴォルフスブルクの名にかけて、望んでもいないのに関わらず、これらに巻き込まれたすべての人物に謝罪する。マックス・クルーゼも誠実に謝罪しており、彼の振る舞いは自身の周囲に対しても、クラブに対しても、まったくふさわしくなかったことを認めている」
「彼は起こったことに関して法的処置をとっているため、公に話すことはできない。だが、ここ数週間、彼が遭った出来事は彼自身に深い傷を残すことになったと言えるだろう。またマックスと話し合った際、我々が彼をサポートするためには、謝罪だけでなく、すぐにでも生き方を改めることを強く求めた」
インターナショナルウィークに入った途端に騒がしくなったヴォルフスブルクの練習場。クルーゼを報道陣から守るため、クラブは22日のチームトレーニング参加は見送ったが、23日は通常どおりに練習に加わった。
提供:goal.com
クルーゼは昨年10月に大金を紛失したことが先日発覚し、ドイツ国内で大きな話題となっていた。また、19日にはベルリンのクラブで自身の誕生日パーティーをしていたところをドイツ『ビルト』のレポーターとされる女性が写真を撮影し、その携帯電話を無理矢理取り上げて画像データを削除したことが報じられた。こういった騒動により、クルーゼは21日にドイツ代表メンバーから外されている。
さらに、その夜にはクルーゼが登場するセックステープがインターネットに流出したと伝えられ、クラブ側の対応が待たれていたところだ。アロフスGMは22日、この件について声明を出した。
「我々はこの件を振り返るにあたり、現在のマックス・クルーゼが我々のサポートを強く必要としている印象を受けた。おそらく彼は今、過去のものを含めた様々な出来事や問題で追い込まれており、それに関して彼自身も我々も関与できない状況となっている。そのため、彼もクラブも必然的にダメージを受けることになった」
ヴォルフスブルクはただ擁護するだけでなく、クルーゼに生き方の改善を求めている。
「改めて明確にするが、我々は彼の振る舞いに納得しておらず、これらの出来事を受け入れることはない。我々取締役会はヴォルフスブルクの名にかけて、望んでもいないのに関わらず、これらに巻き込まれたすべての人物に謝罪する。マックス・クルーゼも誠実に謝罪しており、彼の振る舞いは自身の周囲に対しても、クラブに対しても、まったくふさわしくなかったことを認めている」
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インターナショナルウィークに入った途端に騒がしくなったヴォルフスブルクの練習場。クルーゼを報道陣から守るため、クラブは22日のチームトレーニング参加は見送ったが、23日は通常どおりに練習に加わった。
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