1年での昇格を目指す清水、J2参戦初戦は愛媛にゴールレスドロー《J2》

2016.02.28 14:57 Sun
▽28日に明治安田生命J2リーグ第1節の清水vs愛媛が行われ、ゴールレスドローに終わった。

▽クラブ史上初めてのJ2降格を味わった清水と、昇格プレーオフでC大阪を相手にゴールレスドローながらレギュレーションの関係で敗れた愛媛がIAIスタジアム日本平で激突した。

▽ホームの清水は[4-4-2]を採用し、2トップにはキャプテンの大前と北川が起用された。対する愛媛は[3-6-1]を採用し、最前線に新加入の阪野、2シャドーに河原と近藤が並んだ。
▽試合は立ち上がりからホームの清水が主導権を握る。前線の大前や石毛の推進力で愛媛を押し込むと10分には右サイドの石毛が入れたクロスにゴール前の大前が頭で合わせる。このシュートはクロスバーを越えたが、清水が積極的な入りを見せた。

▽対する愛媛は、徐々に落ち着きを取り戻して最終ラインからビルドアップしていく。すると17分には左サイドの内田が縦に突破してグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前の阪野がニアサイドで合わせる。しかしこのチャンスを決めることはできなかった。
▽ハーフタイムにかけては再び清水が勢いを持って愛媛陣内に攻め込んでいく。しかし愛媛も受けに回る時間が多いものの集中したディフェンスで清水の攻撃を凌ぎ、終盤にはCKから連続してチャンスを作るなど、互いに良さを出した前半はゴールレスで終えた。

▽お互いに交代なしで迎えた後半は、前半終盤の勢いのまま愛媛が攻勢となる。49分には左サイドの内田が入れたクロスにファーサイドの玉林が頭で合わせたが、シュートは枠を外れた。後半に入り、攻撃の形を見せられない清水は71分に石毛に代えて村田を投入する。すると73分には村田のドリブル突破を起点に大前がシュートを放つなど、徐々に重心が前に向き始める。

▽さらに清水は77分に北川に代えてミチェル・デュークを送り込むなどさらに攻撃陣を入れ替えていく。しかしお互いに中盤での潰し合いが続き、そのままタイムアップ。昇格を目指す両チームの一戦は、痛み分けに終わった。

◆J2第1節
[13:00開催試合]
清水 0-0 愛媛
東京V 1-0 札幌
金沢 1-2 長崎

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