ネスタが監督業を語る、「監督経験なしでのビッグクラブ挑戦はギャンブル」

2015.11.02 16:40 Mon
▽2016シーズンから北米サッカーリーグ(NASL)所属のマイアミFCで監督キャリアをスタートさせる元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ氏(39)が、監督業に関しての持論を語った。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が元ミランDFのコメントを伝えている。
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▽2014年11月に元イタリア代表DFのマルコ・マテラッツィ氏が選手兼監督を務めるインドのチェンナイインFCで現役に復帰していたネスタ氏だが、現在は来シーズンからNASLに参戦するマイアミFCでの監督初挑戦に向けて準備を進めているようだ。「私はフットボールの世界に留まりたいと考えたときに監督をすることを選んだ。それは私にとって心地よい環境だからね」
「この一年間は月に一度、マイアミから(イタリアの)コヴェルチアーノを訪ねてレンツォ・ウリヴィエリ(イタリア監督協会会長)から指導を受けていたんだ」

▽以前に古巣のミランの監督候補にも挙がっていたネスタだが、監督経験なしでビッグクラブで指揮を執ることは大きなリスクを伴うものであり、自身の望む形ではないと主張している。
「最初からビッグクラブで指揮を執る? 私の考えでは新しい活動に取り組む際は、一番下からスタートする必要があると思う。まずはコツを掴んで自分のスキルがそれに値するか理解することが、基本だと考えているよ」

「セードルフとインザーギは、ミランで監督キャリアをスタートさせた。確かにビッグクラブからのオファーを断ることは不可能だと思う。それはもう訪れないかもしれないチャンスだからね。ただ、大きなギャンブルであることは間違いない」

「グアルディオラはユースチームを率いた後、バルセロナの監督として3冠を達成した。逆に、セードルフとインザーギは、ミランで解任されて最初のキャリアを終えた」

▽また、現在でもセリエAの動向を注視しているネスタ氏は、今シーズンのスクデット獲得の本命はナポリだと考えているようだ。

「私は(ナポリ監督の)サッリが好きなんだ。彼は最もスペクタクルなフットボールを提案しているからね。この前のナポリとフィオレンティーナの一戦は、本当に楽しませてもらったよ」

「以前にユベントスがスクデットの本命と話したけど、それは間違っていたみたいだ。今の私のランキングは、ナポリ、フィオレンティーナ、ローマ、インテルだ」

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