ビルバオ、アドゥリスの2発などでヒホンに完勝 今季のリーガ3勝目を挙げる《リーガエスパニョーラ》

26日のリーガエスパニョーラ第9節、アスレティック・ビルバオは本拠地サン・マメスでのスポルティング・ヒホン戦に3-0で勝利した。

第9節の月曜開催試合。スポルティングがアスレティックのアウェー戦で最後に勝利したのは、故プレシアード氏が率いていた2009年10月の試合だが、サン・マメスの名を冠するスタジアムで勝ち点を獲得するのは、やはり並大抵のことではなかった。この試合では、“レオネス(獅子たち)”と称されるアスレティックに食らい尽くされている。

アスレティックは今季に再ブレイクを果たしたベニャトのゲームメイク、イニャキ・ウィリアムス&スサエタの両サイドの突破からチャンスを量産。先制したのは、29分のことだった。バイタルエリアでベニャトのボールを受けたR・ガルシアが、DF陣に寄せられる前に素早く反転してI・ウィリアムスにスルーパス。背番号15が折り返したボールから、スサエタがネットを揺らした。

アスレティックはさらに40分、I・ウィリアムスがペナルティーエリア内でマスカレルに倒されてPKを獲得。キッカーのアドゥリスはGKアルベルト・ガルシアに一度シュートを阻まれるも、足下に転がってきたボールを押し込んでいる。

後半、アスレティックはポゼッションとカウンターを織り交ぜながら奥行きのある攻撃を見せ、67分にアドゥリスがこの日2点目を記録。34歳のベテランストライカーは、ペナルティーエリア手前までボールを持ち込んだベニャトの浮き球をペナルティーエリア内でトラップし、落ち着き払った左足のシュートでネットを揺らした。アドゥリスはこれが今季のリーガ7点目。得点ランクでは、ルイス・スアレス、クリスティアーノ・ロナウド、ノリートと並んで2位につけている。

バルベルデ監督はその後、I・ウィリアムス、スサエタ、ベニャトとの交代でボベダ、イバイ、エラソを投入。終盤に入ってもイバイらを中心にスポルティングを押し込みながら、試合終了のホイッスルを迎えた。ようやく本来の輝きを見せたアスレティックは、今季3勝目で勝ち点を11に伸ばして12位に浮上。スポルティングは勝ち点9で17位につけている。


提供:goal.com