両軍が2点リードしたが…レバークーゼン対ローマは乱戦の末に4-4のドロー《CL》
2015.10.21 05:59 Wed
20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループE第3節、レバークーゼン対ローマの一戦は、4-4のドローに終わった。
前節のBATEボリソフ戦で30分までに3失点して敗れたローマは、その教訓を生かしたいところだったが、積極的なレバークーゼンがそれを許さなかった。
わずか30秒強でいきなり決定機をつくり、リズムをつかんだレバークーゼンは、3分にチャルハノールのクロスがトロシディスのハンドを誘ってPKを獲得。チチャリートが確実に決め、狙いどおりに早々と先制点を奪った。
ローマが立て直せないうちに、レバークーゼンはリードを広げる。19分、高い位置でボールを奪い、拾ったチチャリートがチャルハノールに預けると、ローマの最終ラインの乱れをあっさりと破り、リターンのスルーパスからドッペルパックを達成した。
前節同様に最悪のスタートとなったローマだが、後半から反撃したBATE戦と違い、前半のうちに流れを取り戻す。プレーをつくることには苦しんだが、セットプレーから流れを引き寄せた。まずは29分、CKの跳ね返りをマノラスが頭で落とし、フリーのデ・ロッシが胸トラップから流し込んで1点を返す。
32分にはレバークーゼンに3点目のチャンス。ベララビのクロスにフリーのチチャリートが頭で合わせる。だが、阻もうとしたシュチェスニーが邪魔になったか、シュートは当たり損ねとなり、枠をとらえない。
ピンチをしのいだローマは、38分に再びセットプレーから同点弾。右サイドからのピャニッチのFKに、飛び込んだのはまたもデ・ロッシ。右ももに当てて押し込み、ドッピエッタを達成する。デ・ロッシはセリエA前節に続き、2試合で3得点だ。
タイスコアで前半を終え、迎えた後半。レバークーゼンは仕切り直そうと再び立ち上がりから積極性を取り戻したが、ローマの勢いは止まらない。
54分には、ついにローマが試合をひっくり返す。ナインゴランが倒され、ゴール正面でFKを獲得すると、ピャニッチが完璧なキックで叩き込む。リーグ前節に続くFK弾のピャニッチは、公式戦3試合連続ゴール。5試合で4得点と絶好調を維持している。
逆転されたレバークーゼンの反撃に脅かされながらも、ローマは試合をコントロールしながらカウンターを狙う。71分には、フロレンツィのシュートがレノを襲うと、こぼれ球に反応した途中出場のイアゴ・ファルケが頭で押し込もうとするが、これはクロスバーに嫌われた。
だがその2分後、ローマは決定的な4点目を手に入れる。速攻で抜け出したジェルビーニョが、DF2人を引きつけて中央にパスを出すと、フリーのファルケが今度は確実に決めた。
前に出るしかなくなったレバークーゼンは、厳しい状況だったが、84分に1点を返す。右45度からカンプルがカーブのかかった左足の見事なシュートを決める。すると、息を吹き返したレバークーゼンは86分、左からのグラウンダーのクロスを、ファーに飛び込んだメーメディが押し込み、土壇場で追いつく。
3分のアディショナルタイムも攻め続けた両チームだが、最後のチチャリートのシュートはわずかに枠をとらえず、合計8ゴールの乱戦はドローでタイムアップ。それぞれ一時は2点をリードしただけに、両チームにとっては悔しい勝ち点1となった。
同グループのもう1試合では、バルセロナが2-0と勝利。この結果、グループEは勝ち点7のバルセロナが抜け出し、レバークーゼン、BATE、ローマという順位になっている。
提供:goal.com
前節のBATEボリソフ戦で30分までに3失点して敗れたローマは、その教訓を生かしたいところだったが、積極的なレバークーゼンがそれを許さなかった。
わずか30秒強でいきなり決定機をつくり、リズムをつかんだレバークーゼンは、3分にチャルハノールのクロスがトロシディスのハンドを誘ってPKを獲得。チチャリートが確実に決め、狙いどおりに早々と先制点を奪った。
ローマが立て直せないうちに、レバークーゼンはリードを広げる。19分、高い位置でボールを奪い、拾ったチチャリートがチャルハノールに預けると、ローマの最終ラインの乱れをあっさりと破り、リターンのスルーパスからドッペルパックを達成した。
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32分にはレバークーゼンに3点目のチャンス。ベララビのクロスにフリーのチチャリートが頭で合わせる。だが、阻もうとしたシュチェスニーが邪魔になったか、シュートは当たり損ねとなり、枠をとらえない。
ピンチをしのいだローマは、38分に再びセットプレーから同点弾。右サイドからのピャニッチのFKに、飛び込んだのはまたもデ・ロッシ。右ももに当てて押し込み、ドッピエッタを達成する。デ・ロッシはセリエA前節に続き、2試合で3得点だ。
タイスコアで前半を終え、迎えた後半。レバークーゼンは仕切り直そうと再び立ち上がりから積極性を取り戻したが、ローマの勢いは止まらない。
54分には、ついにローマが試合をひっくり返す。ナインゴランが倒され、ゴール正面でFKを獲得すると、ピャニッチが完璧なキックで叩き込む。リーグ前節に続くFK弾のピャニッチは、公式戦3試合連続ゴール。5試合で4得点と絶好調を維持している。
逆転されたレバークーゼンの反撃に脅かされながらも、ローマは試合をコントロールしながらカウンターを狙う。71分には、フロレンツィのシュートがレノを襲うと、こぼれ球に反応した途中出場のイアゴ・ファルケが頭で押し込もうとするが、これはクロスバーに嫌われた。
だがその2分後、ローマは決定的な4点目を手に入れる。速攻で抜け出したジェルビーニョが、DF2人を引きつけて中央にパスを出すと、フリーのファルケが今度は確実に決めた。
前に出るしかなくなったレバークーゼンは、厳しい状況だったが、84分に1点を返す。右45度からカンプルがカーブのかかった左足の見事なシュートを決める。すると、息を吹き返したレバークーゼンは86分、左からのグラウンダーのクロスを、ファーに飛び込んだメーメディが押し込み、土壇場で追いつく。
3分のアディショナルタイムも攻め続けた両チームだが、最後のチチャリートのシュートはわずかに枠をとらえず、合計8ゴールの乱戦はドローでタイムアップ。それぞれ一時は2点をリードしただけに、両チームにとっては悔しい勝ち点1となった。
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