ウルグアイが高地ラパス攻略! コロンビアはホームで快勝スタート《ロシアW杯南米予選》

▽2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた南米予選が8日に開幕した。第1節のボリビア代表vsウルグアイ代表は、アウェイのウルグアイ代表が2-0で勝利した。

▽3500メートルを超える高地ラパスで行われたロシアW杯南米予選初戦は、苦戦が予想されたアウェイのウルグアイが早々に均衡を破る。開始10分、カルロス・サンチェスの右クロスをゴール前のアベル・エルナンデスがヘディングシュート。これはGKのファインセーブに遭うも、こぼれ球に反応したカセレスが豪快に蹴り込んだ。

▽その後は地の利を生かすボリビアが押し込む展開が続いたが、ウルグアイが持ち味の堅守で何とかピンチを凌ぐ。すると69分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でC・サンチェスのファーを狙ったクロスをゴディンが頭で合わせ、効率良く追加点を奪った。その後、相手の退場で優位を取り戻したウルグアイは、難攻不落の高地ラパスで2-0の完勝。南米予選初戦を白星で飾った。
▽同日行われたコロンビア代表vsペルー代表は、ホームのコロンビア代表が2-0で勝利した。負傷のハメス・ロドリゲス不在のコロンビアは、ファルカオとジャクソン・マルティネスをベンチスタートとし、バッカとグティエレス(写真左)の2トップでホームゲームに臨んだ。

▽立ち上がりから拮抗した展開が続いた中、36分にクアドラードの右CKをファーサイドのサパタ(写真右)が頭で合わせると、オフサイドラインぎりぎりの位置にいたグティエレスが頭でコースを変えてゴールネットを揺らした。▽幸先良く先制に成功したコロンビアだったが、その後はペルーの反撃に遭い、なかなか追加点を奪えない。それでも、後半アディショナルタイムにクアドラードの長い持ち上がりからラストパスを受けたカルドナが、飛び出したGKを相手に見事な右足アウトサイドのチップキックを決めて、勝負あり。ホームでの初戦を白星で飾った。

▽また、同日行われたベネズエラ代表vsパラグアイ代表は、アウェイのパラグアイ代表が1-0で勝利した。試合終盤までゴールレスが続いた試合は、85分にデルリス・ゴンサレスが決勝ゴールを奪ったパラグアイに軍配が上がった。なお、8日に行われたロシアW杯南米予選・第1節の試合結果は以下の通り。

◆ロシアW杯南米予選・第1節結果
▽10/8(木)

チリ 2-0 ブラジル
アルゼンチン 0-2 エクアドル
ボリビア 0-2 ウルグアイ
コロンビア 2-0 ペルー
ベネズエラ 0-1 パラグアイ