大量8得点が生まれた決勝は横浜FMユースが大宮ユースを下し2大会ぶり6度目の優勝!《日本クラブユース選手権U-18》

▽1日、第39回日本クラブユース選手権(U-18)大会の決勝がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、横浜FMユースvs大宮ユースの一戦は、横浜FMユースが5-3で勝利し、2大会ぶり6度目の優勝を達成した。▽2年ぶりの大会制覇を目指す横浜FMユースと初優勝を目指す大宮ユースの一戦は、7分に横浜FMユースが先手を奪う。横浜FMユースは自陣から単騎突破を仕掛けた遠藤が抜け出すと、一気にカウンターの展開に。その遠藤がグラウンダーのパスを入れるとフリーの阿部がゴール左にシュートを流し込み、横浜FMユースが先制する。▽先制を許した大宮ユースは11分、黒川が中盤で粘ってスルーパス。これに反応した藤沼が落ち着いてシュートを流し込み、大宮ユースが同点に追いつく。ところが23分、今度は横浜FMユースが反撃。縦パスを収めた渡辺が左サイドに流すと、後方から走り込んだ中杉がパスを受けてドリブルを仕掛け、最後はGKとの一対一を制して勝ち越しに成功した。
▽その後は、大宮ユースが得意のポゼッションでペースを握るも得点は生まれず。39分にはスルーパスに抜け出た横浜FMユースの遠藤がGKとの一対一を迎えるが、ここはGK加藤がゴールを死守。前半は横浜FMユースが1点をリードして終えた。

▽迎えた後半も先手を奪ったのは横浜FMユースだった。51分、相手のパスをカットした遠藤が体制を崩しながらもボールを前に送ると、これを受けた渡辺がドリブルで中央を突破し冷静に沈めてリードを広げる。▽2点のリードを許した大宮ユースは56分、左CKから朝妻がヘディングで叩きこんで1点差に迫ると、58分には松崎の裏へのパスに反応した藤沼が、飛び出してきたGKの頭上を抜くループシュートを沈め、大宮ユースが同点に追いつく。

▽その後、70分には横浜FMユースに決定機が訪れる。今季トップチームでベンチ入りした経験もある途中出場のFW和田がボックス手前からミドルシュート。右隅に飛んだシュートは大宮のGK加藤が好反応を見せてセーブし、72分の遠藤のヘッドは枠を越えていった。

▽一進一退の攻防が続くなかで迎えた80分、横浜FMユースが3度目のリードを奪う。左サイドからの遠藤がクロスを送ると、後方から走り込んだ坂内が頭で合わせてネットを揺らし、横浜FMユースが勝ち越しに成功。さらに84分には、ロングボールに抜け出た和田が左サイドからボックス内に侵入。相手DFを右足のキックフェイントでかわすと、左足でゴール右隅にシュートを流し込んでリードを2点に広げた。

▽その後は大宮ユースが同点を目指して攻め込むも、横浜FMユースの集中した守備の前に得点を奪えず。そのまま試合は終了、横浜FMユースがグループステージから7戦全勝で6度目の優勝を勝ち取った。


◆スターティングメンバー
【横浜FMユース】
GK:上田朝都
DF:板倉洸、坂本寛之、常本佳吾、平澤拓巳
MF:小松 駿太(C)、佐多秀哉、遠藤渓太、阿部隼人
FW:渡辺力樹、中杉雄貴

【大宮ユース】
GK:加藤有輝
DF:古谷優気、朝妻佑斗、北西真之、野崎玲央
MF:山田陸、松崎快、黒川淳史(C)、長谷川元希
FW:藤沼拓夢、川田拳登

◆スコア
横浜FMユース 5-3 大宮ユース
【横浜FM】
阿部隼人(7分)
中杉雄貴(23分)
渡辺力樹(51分)
坂内祐太(80分)
和田昌士(83分)
【大宮】
藤沼拓夢(11分)
朝妻佑斗(56分)
藤沼拓夢(58分)