日本相手の敗退に落胆もチームを誇るイングランド、OGのバセットには「素晴らしい模範」

2015.07.02 12:26 Thu
女子ワールドカップ(W杯)準決勝で女子日本代表に敗れた女子イングランド代表の選手たちは、ベスト4敗退に落胆しながらも、躍進を遂げたチームを誇っている。

イングランドは1-1のタイスコアで迎えた後半アディショナルタイム、川澄奈穂美のクロスをクリアしようとしたDFローラ・バセットのオウンゴールでベスト4敗退に終わった。

キャプテンのステフ・ヒュートンは、次のようにチームへの誇りを強調した。イギリス『BBC』が伝えている。

「言葉がないわ。私に言えるのは、すべての選手たちとスタッフを誇りに思うということだけよ。私たちは素晴らしい道のりを進んできた。でも、これがサッカーなのよ。時に残酷なものなのよ。でも、私たちは気を取り直して、土曜のドイツ戦(3位決定戦)を戦わなければいけない」

「選手たちはこれまで全力を尽くしてきた。素晴らしい選手たちよ。ファイナル進出を望み、そのために頑張ったわ。でも、今日はこういう結果になってしまった」

MFファラ・ウィリアムズもチームを誇りつつ、バセットを擁護した。

「チームとして、私たちは世界王者を苦しめたことを誇りに思っている。私たちは本当に彼らを苦しめた。私たちのゲームプランはぴったりとはまったのに、偶然のゴールで彼女たちが勝ち上がることになったのよ。バセットは自分がみんなを失望させたと感じている。でも、彼女はイングランドのために全力を尽くしたわ」

FWトニ・ダッガンは落胆をあらわにし、バセットが素晴らしい選手であることを強調している。

「打ちひしがれているわ。私たちは全力を尽くした。バセットは私たちの支えだったわ。彼女は全員にとって素晴らしい模範なの。きっと立ち直れるはずだと信じている。私は、チームがここまでやってきたことを誇っているわ。私たちはきっと立ち上がれるはずよ」


提供:goal.com

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