なでしこジャパン、終了間際の岩渕弾でベスト4進出《カナダ女子ワールドカップ2015》
2015.06.28 07:20 Sun
▽なでしこジャパンは、日本時間28日早朝に行われたカナダ女子ワールドカップ2015準々決勝でオーストラリア女子と対戦し、1-0で勝利した。
▽ラウンド16でオランダ女子を2-1で破ったなでしこは、準々決勝進出を決定。ベスト4進出が懸かる準々決勝では、ラウンド16でブラジル女子を1-0で破ったオーストラリアとの対戦となった。奇しくも昨年5月に行われたAFC女子アジアカップの決勝と同カードとなったこの一戦に向けて佐々木監督は、オランダ戦と全く同じスタメンを起用。オランダ戦で失点に絡むミスを犯したGK海堀が引き続きゴールマウスを守った。
▽強い日差しの降り注ぐコモンウェルス・スタジアムで幕を開けた一戦。戦前の予想通り、立ち上がりからボールを保持するなでしこは、低い位置でボールを受ける右サイドの川澄を起点にボールを動かして相手の守備ブロック攻略を狙う。8分には川澄のフィードに反応した大野が飛び出したGKの頭上を狙ったループシュートを放つが、これはわずかにクロスバーの上を越えた。
▽ボールを保持して相手を押し込むなでしこは、21分に右サイドを突破した川澄がニアを狙ってグラウンダーの折り返しを送るが、大野が右足で放ったダイレクトシュートはわずかに枠を外れる。さらに30分過ぎには宮間のミドルと岩清水のヘディングシュートで相手ゴールを脅かすが、先制点には結び付かない。
▽その後はケールとデ・バンナという両翼の縦への推進力を生かしたオーストラリアの攻めに苦戦したなでしこだったが、さしたる決定機を作らせず。逆に、何度か良い仕掛けをみせ、まずまずの形で試合を折り返した。
▽後半も半ばを過ぎると、連戦の疲れと暑さの影響から試合はこう着状態に陥る。流れを変えたい佐々木監督は72分に大野を下げて切り札の岩渕を投入する。この選手交代で縦への推進力を得たなでしこは、85分に右サイドの川澄が上げたピンポイントクロスから大儀見がボレーシュートを狙うが、これはわずかに枠の右。さらに86分にはボックス内でパスを受けた岩渕が決定的なシュートを放つが、ここは相手DFの決死のブロックに阻まれた。
▽だが、諦めずに攻め続けるなでしこは、このプレーで得たセットプレーの流れからようやくゴールをこじ開ける。87分、宮間の左CKの競り合いからルーズボールに反応した宇津木がゴール方向にボールを蹴り出すと、これをゴール前の岩清水がシュート。一度GKに弾かれたボールを再び岩清水が繋ぐと、最後は岩渕が右足のボレーでゴールネットを揺らした。
▽その後、阪口に代えて澤を投入し、試合終了間際の相手のパワープレーを何とか跳ね返したなでしこが、1-0で勝利。アジアのライバルとの死闘を制したなでしこジャパンが、準決勝進出を決めた。なお、ベスト4に駒を進めたなでしこは、来月2日に行われる準決勝でイングランド女子代表vsカナダ女子代表の勝者と対戦する予定だ。
▽ラウンド16でオランダ女子を2-1で破ったなでしこは、準々決勝進出を決定。ベスト4進出が懸かる準々決勝では、ラウンド16でブラジル女子を1-0で破ったオーストラリアとの対戦となった。奇しくも昨年5月に行われたAFC女子アジアカップの決勝と同カードとなったこの一戦に向けて佐々木監督は、オランダ戦と全く同じスタメンを起用。オランダ戦で失点に絡むミスを犯したGK海堀が引き続きゴールマウスを守った。
▽強い日差しの降り注ぐコモンウェルス・スタジアムで幕を開けた一戦。戦前の予想通り、立ち上がりからボールを保持するなでしこは、低い位置でボールを受ける右サイドの川澄を起点にボールを動かして相手の守備ブロック攻略を狙う。8分には川澄のフィードに反応した大野が飛び出したGKの頭上を狙ったループシュートを放つが、これはわずかにクロスバーの上を越えた。
▽その後はケールとデ・バンナという両翼の縦への推進力を生かしたオーストラリアの攻めに苦戦したなでしこだったが、さしたる決定機を作らせず。逆に、何度か良い仕掛けをみせ、まずまずの形で試合を折り返した。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半も前半と同様に拮抗した展開が続く。54分には阪口のコントロールミスからショートカウンターを浴びてケールに危険な枠内シュートを許すが、ここはGK海堀が好セーブで凌いだ。このピンチを凌いだなでしこは、右サイドの川澄と有吉の連携から何度かゴール前に顔を出すが、59分の宮間のバックヒールシュートはわずかに枠の右に外れた。
▽後半も半ばを過ぎると、連戦の疲れと暑さの影響から試合はこう着状態に陥る。流れを変えたい佐々木監督は72分に大野を下げて切り札の岩渕を投入する。この選手交代で縦への推進力を得たなでしこは、85分に右サイドの川澄が上げたピンポイントクロスから大儀見がボレーシュートを狙うが、これはわずかに枠の右。さらに86分にはボックス内でパスを受けた岩渕が決定的なシュートを放つが、ここは相手DFの決死のブロックに阻まれた。
▽だが、諦めずに攻め続けるなでしこは、このプレーで得たセットプレーの流れからようやくゴールをこじ開ける。87分、宮間の左CKの競り合いからルーズボールに反応した宇津木がゴール方向にボールを蹴り出すと、これをゴール前の岩清水がシュート。一度GKに弾かれたボールを再び岩清水が繋ぐと、最後は岩渕が右足のボレーでゴールネットを揺らした。
▽その後、阪口に代えて澤を投入し、試合終了間際の相手のパワープレーを何とか跳ね返したなでしこが、1-0で勝利。アジアのライバルとの死闘を制したなでしこジャパンが、準決勝進出を決めた。なお、ベスト4に駒を進めたなでしこは、来月2日に行われる準決勝でイングランド女子代表vsカナダ女子代表の勝者と対戦する予定だ。
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