コロンビアとゴールレスドローのペルーが決勝T進出《コパ・アメリカ2015》

▽コパ・アメリカ2015グループC最終節のコロンビア代表vsペルー代表が日本時間22日に行われ、0-0で終了した。

▽ここまで4チームが勝ち点3で、得失点差でも並んでいるグループC。コロンビアは、1-0で勝利した前節のブラジル代表戦からスニーガに代えてサンチアゴ・アリアスを起用する1点を変更。コンディション不良が伝えられたハメス・ロドリゲスはスタートからピッチに立った。一方のペルーは、1-0で勝利したベネズエラ代表戦と同じ11人を先発で起用した。

▽先に決定機を演出したのはコロンビア。4分、右CKに飛び込んだファルカオが、自身の放ったヘディングシュートがブロックされてこぼれたボールにすぐさま反応。ゴールに背を向けた状態から素早く反転して左足で放ったシュートを枠内に飛ばしたが、これはGKガジェセの好セーブに遭った。
▽前半の半ばにかけては一進一退の攻防が繰り広げられたが、20分過ぎにコロンビアにアクシデントが発生。ランニングした際にひざ付近を痛めたセントラルMFのバレンシアがプレー続行不可能となり、メヒアとの交代でピッチを後にする。

▽ハーフタイムにかけても好勝負は続いたが、両者共に最終ラインの選手が堅い守備を見せたこともあってスコアは動かず、ゴールレスのまま前半が終了した。▽迎えた後半は、前半と同様に組織的な守備でコロンビアの攻撃を封じ込めたペルーが立ち上がりからペースを握る。そのペルーは52分、相手陣内でのボールカットに成功したクエバの仕掛けから、ボックス右の手前でパスを受けたサンチェスがダイレクトシュート。これがゴール右隅に飛んだが、GKオスピナのファインセーブを前に先制とはならない。

▽勢いに乗り始めたペルーは、56分にピサーロを下げてファルファンを投入。一方のコロンビアはアルメロを下げてイバルボを入れ、クアドラードを右サイドバックにシフト。さらに65分にはファルカオを諦め、ジャクソン・マルティネスを投入してゴールを目指す。

▽すると、コロンビアは68分、カウンターからハメス・ロドリゲスがGKを強襲するシュートを放つと、このルーズボールにJ・マルティネスが詰める。これはDFにブロックされたが、コロンビアに勢いが生まれ始める。

▽その後は、縦に速い攻撃を見せたコロンビアが、仕掛けのパスを出すハメス・ロドリゲスを軸にペルーを押し込む。しかし、最後までゴールを生むことができずに試合終了。両者が勝ち点を分け合った。

▽この結果、コロンビアを総得点数で上回っているペルーのグループ3位以内が確定。ペルーはグループAで3位のエクアドルよりも勝ち点を獲得していることから、この時点で決勝トーナメント進出が決定した。コロンビアの準々決勝進出は、この試合直後に行われるブラジル代表vsベネズエラ代表の結果次第となっている。