佐藤がJ通算200得点を含むハットトリックの大活躍! 広島が山形に快勝して2位キープ《J1》

▽明治安田生命J1リーグ1stステージ第16節が20日に行われ、広島vs山形は5-1で広島が快勝した。

▽直近のリーグ戦4試合で負けなしの2位・広島は、リーグ戦4試合で勝利のない16位・山形をホームのエディオンスタジアム広島に迎えた。

▽試合は、序盤から広島がボールを保持して攻撃の機会をうかがっていくと、エースが早くも前人未到の大記録を達成する。26分、青山の的を射抜くようなピンポイントパスを受けた佐藤は、絶妙なトラップからそのまま反転してシュート。これがGK山岸の脇を抜けてJ1・J2通算200得点目となるゴールを奪った。さらに28分、今度はゴール前の混戦からこの試合2点目となるゴールを記録し、広島に追加点をもたらした。
▽あっという間に201得点目をマークした佐藤は、さらに止まらない。35分にはボックス内に走り込んだ柴崎のアシストからヘディングで得点し、前半だけでハットトリックを達成した。対する山形は、37分にアルセウが遠い位置から強烈なミドルシュートを放ったが、これはバーを直撃して惜しくも得点とはならず。そして、39分には柴崎がネットを揺らし、広島が大量リードを奪って試合を折り返した。

▽後半から林、ロメロ・フランクを投入した山形は、序盤こそディエゴなどがシュートを放ってゴールに近づいたが、徐々に広島に攻め込まれる展開に。65分にはドウグラスに危険なヘディングシュートを放たれ、前半同様に劣勢を強いられた。▽69分には投入されたばかりの中島が決めてようやく1点を返した山形だったが、84分には青山にバー直撃のループシュートを撃たるなど、最後まで思うような展開にもちこめず。逆に、広島は後半アディショナルタイムに野津田が決めて試合終了。佐藤のハットトリックを含む5得点を奪った広島が2位の座をキープした。