苦しんだなでしこが宮間のPK弾を守りきり、連覇に向けて白星発進!!《カナダ女子ワールドカップ2015》

2015.06.09 13:00 Tue
▽日本時間9日、カナダ女子ワールドカップ2015グループC第1節のなでしこジャパンvsスイス女子代表が行われ、なでしこジャパンが1-0で勝利した。

▽女子ワールドカップ連覇を目指すなでしこジャパンが、同大会初出場となったスイスとの開幕戦を迎えた。立ち上がりこそスローペースとなった一戦だが、徐々になでしこジャパンが主導権を握っていく。

▽すると27分、宇津木のパスカットから大儀見が前線にワンタッチで送ると、ボールは相手DFの裏を取った安藤の下へ。慌てて飛び出した相手GKが安藤を倒してしまい、なでしこジャパンはPKを獲得。このチャンスをこれが代表通算150試合目となったキャプテンの宮間がきっちりと決めた。
▽先制に沸くなでしこジャパンだったが、先ほどのプレーで安藤が負傷。プレー続行が不可能となり菅澤との交代を余儀なくされた。その後は、やや攻勢に出てきたスイスに危ない場面を作られるも、集中した守備で跳ね返して前半を終えた。

▽迎えた後半は追いかけるスイスがさらに攻勢を強め、なでしこジャパンは劣勢を強いられる。特に、バッハマンのドリブル突破への対応に手を焼き、55分には岩清水、熊谷、宇津木が抜き去られて、GK山根もかわされるピンチを迎える。しかし、バックマンが芝に足をとられたことでシュートを打たれず、このピンチを凌いだ。
▽主導権を握り返したいなでしこジャパンは、代表通算200試合出場を達成した澤に代えて、川村を投入して中盤の守備強度を高める。しかし、それでもスイスの勢いを止めきれず、その後も防戦一方の試合展開となった。

▽終盤もなでしこジャパンのゴール前で攻防が続くも、全員が体を張って最後まで1点を守りきり試合は終了。苦しんだなでしこジャパンが宮間のPK弾を守りきり、連覇に向けて白星発進とした。

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