山田のカールスルーエに追い詰められたHSVが延長戦の末に劇的残留《ブンデスリーガ残留・昇格プレーオフ》
2015.06.02 05:15 Tue
▽カールスルーエvsハンブルガーSVのブンデスリーガ残留・昇格プレーオフの2ndレグが1日、カールスルーエの本拠地ヴィルトパルク・シュタディオンで行われ、1-2でハンブルガーSVが勝利した。この結果、2戦合計スコアを2-3としたハンブルガーSVが残留を決めた。カールスルーエの山田は72分に交代している。
▽4日前にアウェイで行われた1stレグを1-1で引き分けたカールスルーエは、ふくらはぎを痛めて欠場していた山田が先発に復帰した。一方、アウェイゴールを許し、クラブ史上初となる降格の危機が迫るハンブルガーSVは、カチャルとヴェスターマンが出場停止となり、ファン・デル・ファールトが先発に復帰した。
▽試合はオープンな展開でスタート。残留のためにはゴールが必要なハンブルガーSVは6分、オリッチが強烈なミドルシュートでカールスルーエのゴールに迫った。しかし、この勢いは長く続かず、自陣に引くカールスルーエを攻めあぐねる状況に陥った。
▽すると28分、カールスルーエが反撃。ボックス内でうまく反転した山田がハンブルガーSVゴールを捉えるシュートを放った。これは威力を欠いてGKアトラーに処理されると、その後は互いに決定機のないまま時間が進み、前半をゴールレスで終えた。
▽迎えた後半もハンブルガーSVは低調なプレーに終始。アタッキングサードでの崩しのアイデアを欠き、シュートに持ち込めない状況が続く。すると後半半ば以降、決定的なピンチを迎える。まずは68分、ナザロフに強烈なミドルシュートを浴びせられると、続く69分にもCKからグルデのヘディングシュートを許したが、ゴールライン前のディアスがクリアし、危機を逃れた。
▽失点を受けてようやく目が覚めたハンブルガーSVは、ここから猛攻に転じる。ラソッガを中心にシュートに持ち込むと、82分にはそのラソッガが右ポストを直撃するヘディングシュートを放った。さらにCKからジュルーがヘディングシュートを放ったが、ゴールライン上のグルデに阻まれてしまう。
▽クラブ史上初の降格が迫る中、センターバックのクレーベルを前線に投入してパワープレーに出たハンブルガーSVは、追加タイム1分に起死回生の同点ゴールを奪う。相手のハンドで得たFKをディアスが直接狙うと、ペナルティアーク中央から放たれたシュートが枠の左を見事に捉えた。
▽2戦合計スコア1-1として延長戦に残留の望みをつなげたハンブルガーSVは、その延長戦では安心したのか、低調なプレーが続く。それでも延長後半10分、途中出場の3選手によって値千金のアウェイゴールを獲得する。シュティーベルが中央を持ち上がって前線左へパス。これを受けたボックス左のクレーベルがダイレクトで折り返すと、ゴール前でフリーとなっていたN・ミュラーが押し込んだ。
▽これで2点が必要となったカールスルーエは試合終了間際にPKを獲得するも、ヘニングスが失敗し万事休す。ハンブルガーSVがクラブ史上初となる降格を免れ、劇的な残留を果たした。
▽4日前にアウェイで行われた1stレグを1-1で引き分けたカールスルーエは、ふくらはぎを痛めて欠場していた山田が先発に復帰した。一方、アウェイゴールを許し、クラブ史上初となる降格の危機が迫るハンブルガーSVは、カチャルとヴェスターマンが出場停止となり、ファン・デル・ファールトが先発に復帰した。
▽試合はオープンな展開でスタート。残留のためにはゴールが必要なハンブルガーSVは6分、オリッチが強烈なミドルシュートでカールスルーエのゴールに迫った。しかし、この勢いは長く続かず、自陣に引くカールスルーエを攻めあぐねる状況に陥った。
▽迎えた後半もハンブルガーSVは低調なプレーに終始。アタッキングサードでの崩しのアイデアを欠き、シュートに持ち込めない状況が続く。すると後半半ば以降、決定的なピンチを迎える。まずは68分、ナザロフに強烈なミドルシュートを浴びせられると、続く69分にもCKからグルデのヘディングシュートを許したが、ゴールライン前のディアスがクリアし、危機を逃れた。
▽ケガ明けの山田に代えてヤボを投入したカールスルーエは、オリッチを諦めてN・ミュラーを投入したハンブルガーSV相手に78分、ついに先制する。ヘニングスの浮き球パスをボックス中央に抜け出したヤボがボレーで流し込んだ。
▽失点を受けてようやく目が覚めたハンブルガーSVは、ここから猛攻に転じる。ラソッガを中心にシュートに持ち込むと、82分にはそのラソッガが右ポストを直撃するヘディングシュートを放った。さらにCKからジュルーがヘディングシュートを放ったが、ゴールライン上のグルデに阻まれてしまう。
▽クラブ史上初の降格が迫る中、センターバックのクレーベルを前線に投入してパワープレーに出たハンブルガーSVは、追加タイム1分に起死回生の同点ゴールを奪う。相手のハンドで得たFKをディアスが直接狙うと、ペナルティアーク中央から放たれたシュートが枠の左を見事に捉えた。
▽2戦合計スコア1-1として延長戦に残留の望みをつなげたハンブルガーSVは、その延長戦では安心したのか、低調なプレーが続く。それでも延長後半10分、途中出場の3選手によって値千金のアウェイゴールを獲得する。シュティーベルが中央を持ち上がって前線左へパス。これを受けたボックス左のクレーベルがダイレクトで折り返すと、ゴール前でフリーとなっていたN・ミュラーが押し込んだ。
▽これで2点が必要となったカールスルーエは試合終了間際にPKを獲得するも、ヘニングスが失敗し万事休す。ハンブルガーSVがクラブ史上初となる降格を免れ、劇的な残留を果たした。
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