セビージャ、難航不落のピスファンでラージョを退ける バレンシアを抜き去り暫定4位浮上《リーガエスパニョーラ》
2015.04.27 05:55 Mon
26日のリーガエスパニョーラ第33節、サンチェス・ピスファンでのセビージャvsラージョは2-0でセビージャの勝利に終わった。
ミッドウィークのヨーロッパリーグ準々決勝ゼニト戦(2-2、合計スコア4-3で突破)で苦しみを味わったセビージャ。この試合ではシーズン終盤に入り戦術的な成熟を見せるラージョを迎えることになったが、公式戦ここ33試合で無敗を貫くピスファンでは変わらぬ強さを発揮する。
ラージョの前がかりの攻撃を受け流すセビージャは、バネガのボールキープ、レジェス&デニス・スアレスのドリブルでの崩しにより的確に隙を突いていく。そして16分、バネガのスルーパスから右サイドを抜け出したディオゴがボールを折り返し、イボラのバックヘッドによって先制に成功した。
先制後も速攻を繰り返すセビージャは43分、セットプレーの流れから、D・スアレスのクロスにカリーソが頭で合わせて加点。ポルトガル人DFはすぐさまベンチへと向かい、「アニモ(頑張れ)・パレハ」と記されたシャツを掲げて、右ヒザじん帯断裂の重傷を負ったチームメートに得点を捧げている。
後半に入るとラージョの攻勢が強まり、セビージャは自陣に押し込まれる状況が続く。これを受けたエメリ監督はバネガをデウロフェウ、ガメイロをバッカに代えてカウンターの鋭さを研ぐ。72分にはカウンターからレジェスがペナルティーエリア内に侵入すると、シュートはGKトーニョに阻まれる。
エメリ監督はさらに77分、レジェスの代わりにイアゴ・アスパスを投入。ラージョの自陣への戻りが遅れるようになった終盤には、カウンターから成果を求めるデウロフェウが決定機を迎えるも決め切れず、それでもGKセルヒオ・リコの好守によって失点を最後まで防ぎ、2点リードで試合を終えている。
3試合ぶりの勝利を手にしたセビージャは勝ち点を66として、翌日にグラナダ戦を控えるバレンシアを抜き去り4位に浮上。アルメリア戦に続く勝利を逃したラージョは、勝ち点41で暫定11位に位置している。
提供:goal.com
ミッドウィークのヨーロッパリーグ準々決勝ゼニト戦(2-2、合計スコア4-3で突破)で苦しみを味わったセビージャ。この試合ではシーズン終盤に入り戦術的な成熟を見せるラージョを迎えることになったが、公式戦ここ33試合で無敗を貫くピスファンでは変わらぬ強さを発揮する。
ラージョの前がかりの攻撃を受け流すセビージャは、バネガのボールキープ、レジェス&デニス・スアレスのドリブルでの崩しにより的確に隙を突いていく。そして16分、バネガのスルーパスから右サイドを抜け出したディオゴがボールを折り返し、イボラのバックヘッドによって先制に成功した。
先制後も速攻を繰り返すセビージャは43分、セットプレーの流れから、D・スアレスのクロスにカリーソが頭で合わせて加点。ポルトガル人DFはすぐさまベンチへと向かい、「アニモ(頑張れ)・パレハ」と記されたシャツを掲げて、右ヒザじん帯断裂の重傷を負ったチームメートに得点を捧げている。
後半に入るとラージョの攻勢が強まり、セビージャは自陣に押し込まれる状況が続く。これを受けたエメリ監督はバネガをデウロフェウ、ガメイロをバッカに代えてカウンターの鋭さを研ぐ。72分にはカウンターからレジェスがペナルティーエリア内に侵入すると、シュートはGKトーニョに阻まれる。
エメリ監督はさらに77分、レジェスの代わりにイアゴ・アスパスを投入。ラージョの自陣への戻りが遅れるようになった終盤には、カウンターから成果を求めるデウロフェウが決定機を迎えるも決め切れず、それでもGKセルヒオ・リコの好守によって失点を最後まで防ぎ、2点リードで試合を終えている。
3試合ぶりの勝利を手にしたセビージャは勝ち点を66として、翌日にグラナダ戦を控えるバレンシアを抜き去り4位に浮上。アルメリア戦に続く勝利を逃したラージョは、勝ち点41で暫定11位に位置している。
提供:goal.com
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