ヴィオラとの上位対決に完勝したナポリが6試合ぶり勝利《セリエA》
2015.04.13 00:08 Mon
▽6位ナポリ(勝ち点47)と4位フィオレンティーナ(勝ち点49)によるセリエA第30節が12日、ナポリの本拠地サン・パオロで開催され、3-0でナポリが完勝した。
▽前節のローマ戦を落としたナポリは、リーグ戦5試合未勝利で6位に後退。さらに、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準決勝ではラツィオの前に敗れ、連覇の夢が潰えた。そのラツィオ戦のスタメンから4選手を変更。ハムシクがベンチスタートとなり、ガッビアディーニが起用された。
▽一方のフィオレンティーナは前節、サンプドリアとの上位対決に完勝して4位に浮上。ただ、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準決勝でユベントスに完敗し、逆転突破を許してしまった。そのユベントス戦のスタメンから大幅に6選手を変更。ゴメスやゴンサロ・ロドリゲスといった主力がベンチスタートとなった。
▽快晴、気温19度という絶好のコンディションでキックオフした一戦。ナポリ陣営が円陣を組んでスタートした試合は、[4-3-3]の布陣を採用したフィオレンティーナがポゼッションを高め、右ウイングのサラーにボールを集めて打開を図る立ち上がりとなった。
▽しかし、ショートカウンターを狙うナポリが最初の決定機を掴む。10分、左サイドをスピードで突破したメルテンスの折り返したボールが、バサンタのクリアミスを誘ってボールはゴールに向かったが、GKネトの好反応によってボールは枠外へ飛んでいった。
▽その後も自陣に引くナポリが、ディフェンスラインの背後をイグアインが狙うことで効率的に攻撃を仕掛け、主導権を渡さない。そして35分、イグアインがバー直撃の強烈なミドルシュートを放つと、ボールは勢いよく真下に落下。リプレーで見ると、ボールは完全にゴールラインを割っていたが、審判団はゴールを認めなかった。ハーフタイムにかけてもナポリがペースを握った試合はそのまま1-0で終了した。
▽ハーフタイム明けからイリチッチに代えてゴメスを投入したフィオレンティーナが、攻撃に人をかけて押し込む展開で後半も推移。しかし、ボルハ・バレロを起点にポゼッションを高めるものの、前線の4枚がカウンターで応戦するナポリがやはり主導権を渡さない。54分には右サイドのガッビアディーニがカットインから際どいシュートを浴びせた。
▽ペースを引き寄せきれないフィオレンティーナは、58分にバルガスに代えてホアキンを右サイドに投入。そのホアキンの仕掛けで流れを変えにかかった。
▽一方のナポリはガッビアディーニに代えてハムシクを投入。すると直後の66分、サビッチのミスを突いてイグアインがGKと一対一となる決定機を迎えたが、交わしにかかったことで角度がなくなりシュートを決めきれなかった。しかし71分、右サイドからのカジェホンのフィードに反応したハムシクがボックス右に走り込み、冷静にGKとの一対一を制して追加点を奪いきった。
▽試合終盤にかけても途中出場のインシーニェを起点にカウンターを狙うナポリがペースを握り続ける。そんな中87分、GKアンドゥハルのフィードミスからボルハ・バレロに決定機を許したナポリだったが、シュートミスに救われると、89分にダメ押しゴールを奪った。左サイドからのインシーニェのクロスを、オフサイドトラップをかいくぐってフリーとなったファーサイドのカジェホンがボレーシュートを叩き込んだ。そのまま3-0でタイムアップを迎え、ナポリがリーグ戦6試合ぶりの勝利を飾った。
▽前節のローマ戦を落としたナポリは、リーグ戦5試合未勝利で6位に後退。さらに、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準決勝ではラツィオの前に敗れ、連覇の夢が潰えた。そのラツィオ戦のスタメンから4選手を変更。ハムシクがベンチスタートとなり、ガッビアディーニが起用された。
▽一方のフィオレンティーナは前節、サンプドリアとの上位対決に完勝して4位に浮上。ただ、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準決勝でユベントスに完敗し、逆転突破を許してしまった。そのユベントス戦のスタメンから大幅に6選手を変更。ゴメスやゴンサロ・ロドリゲスといった主力がベンチスタートとなった。
▽しかし、ショートカウンターを狙うナポリが最初の決定機を掴む。10分、左サイドをスピードで突破したメルテンスの折り返したボールが、バサンタのクリアミスを誘ってボールはゴールに向かったが、GKネトの好反応によってボールは枠外へ飛んでいった。
▽徐々に縦に早い攻撃を仕掛けるナポリペースに傾いていった試合は、23分に動く。イグアインのパスを受けたメルテンスがボックス手前左から右足を振り抜くと、巻いたシュートがゴール右に決まり、ナポリが先制した。
▽その後も自陣に引くナポリが、ディフェンスラインの背後をイグアインが狙うことで効率的に攻撃を仕掛け、主導権を渡さない。そして35分、イグアインがバー直撃の強烈なミドルシュートを放つと、ボールは勢いよく真下に落下。リプレーで見ると、ボールは完全にゴールラインを割っていたが、審判団はゴールを認めなかった。ハーフタイムにかけてもナポリがペースを握った試合はそのまま1-0で終了した。
▽ハーフタイム明けからイリチッチに代えてゴメスを投入したフィオレンティーナが、攻撃に人をかけて押し込む展開で後半も推移。しかし、ボルハ・バレロを起点にポゼッションを高めるものの、前線の4枚がカウンターで応戦するナポリがやはり主導権を渡さない。54分には右サイドのガッビアディーニがカットインから際どいシュートを浴びせた。
▽ペースを引き寄せきれないフィオレンティーナは、58分にバルガスに代えてホアキンを右サイドに投入。そのホアキンの仕掛けで流れを変えにかかった。
▽一方のナポリはガッビアディーニに代えてハムシクを投入。すると直後の66分、サビッチのミスを突いてイグアインがGKと一対一となる決定機を迎えたが、交わしにかかったことで角度がなくなりシュートを決めきれなかった。しかし71分、右サイドからのカジェホンのフィードに反応したハムシクがボックス右に走り込み、冷静にGKとの一対一を制して追加点を奪いきった。
▽試合終盤にかけても途中出場のインシーニェを起点にカウンターを狙うナポリがペースを握り続ける。そんな中87分、GKアンドゥハルのフィードミスからボルハ・バレロに決定機を許したナポリだったが、シュートミスに救われると、89分にダメ押しゴールを奪った。左サイドからのインシーニェのクロスを、オフサイドトラップをかいくぐってフリーとなったファーサイドのカジェホンがボレーシュートを叩き込んだ。そのまま3-0でタイムアップを迎え、ナポリがリーグ戦6試合ぶりの勝利を飾った。
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