ヴォルフス、デ・ブライネ“ドッペルパック”の活躍でインテルに逆転勝利《EL》

2015.03.13 05:00 Fri
▽12日に行われたEL決勝トーナメント2回戦1stレグ、ヴォルフスブルクインテルの一戦は、3-1でホームのヴォルフスブルクが先勝した。なお、長友はこの試合も引き続き負傷欠場している。

▽ラウンド32でポルトガルの雄・スポルティングを2戦合計2-0で撃破したヴォルフスブルクは直近のアウグスブルク戦と同様の顔ぶれをスタートから起用。一方、スコットランドの名門・セルティック(2戦合計4-3)を退けたインテルは、直近に行われたナポリ戦の先発から2人を変更した。

▽2回戦屈指の好カードとなった一戦は、アウェイのインテルがハイテンションな入りを見せると、その勢いのままに先手を奪う。5分、高い位置でこぼれ球を拾ったイカルディが素早く身体を寄せてきた相手DFの背後にスルーパス。これを左サイドのスペースで受けたパラシオが相手GKベナーリオとの一対一を冷静に制した。
▽簡単に失点を喫したヴォルフスブルクだったが、その直後にすぐさま反撃を開始すると、28分に同点に追いつく。デ・ブライネが右CKからクロスを入れると、ボックス中央に生まれたスペースに走り込んだナウドがヘッド。これがGKカリッソの手を弾き、ゴールに決まった。

▽1-1で後半を迎えると、ヴォルフスブルクは、3バックに変更したインテルを攻め立てる展開となる。63分には相手のミスを突くと、右サイドの高い位置でボールをカットしたビエイリーニャから、最後はボックス中央に走り込んだデ・ブライネが落ち着いてネットを揺らした。
▽相手のミスから逆転に成功したヴォルフスブルクは、75分に左サイドのやや距離のある位置でFKのチャンスを獲得。先ほど逆転ゴールを決めたデ・ブライネが右足を振りぬくと、壁の右側を通過し、ゴール前でバウンドしたボールがそのままゴール右に吸い込まれた。

▽このゴールで試合の大勢を決したヴォルフスブルクは、終盤にリスクを冒して前に圧力をかけてきたインテル攻撃陣を前半の1失点のみに抑え込み、3-1で先勝。2ndレグは、19日にインテルの本拠地ジュゼッペ・メアッツァで行われる。

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