フランクフルトの新指揮官がグラスナー氏に決定! 今季ヴォルフスブルクにCL出場権もたらす
2021.05.26 23:04 Wed
フランクフルトは26日、来シーズンからの新指揮官にオリバー・グラスナー氏(46)を招へいしたことを発表した。契約期間は2024年6月30日までの3年となる。
なお、グラスナー氏はヴォルフスブルクと2022年までの契約を残していたため、フランクフルトは違約金を支払っている。
フランクフルトの取締役会のスポークスマンを務めるアクセル・ヘルマン氏は、グラスナー氏の招へいを以下のように説明している。
「オリバー・グラスナーは、ヴォルフスブルクでの過去2年間で、最高レベルの仕事と共に若いプレーヤーを育成する手腕を証明した」
「チーム周辺のスタッフの入れ替わりが激しいクラブの状況においては、意図的にブンデスリーガや欧州の大会での経験を持つ監督を探していた。その結果、グラスナーのプレー哲学が我々のチームに理想的であることがすぐにわかった。彼がヴォルフスブルクでの成功をフランクフルトでも引き継いでくれると確信している」
「アイントラハト・フランクフルトはエキサイティングなクラブで、近年大きな発展を遂げている。ここ数年のヨーロッパリーグでの輝かしい成績を見ても、アイントラハトに対する街や地域の情熱は素晴らしく、世界的にも有名だ。フランクフルトでは、強力なレベルのチームを継続的に発展させる機会があると考えており、この素晴らしい挑戦をとても楽しみにしている」
今シーズンのブンデスリーガをヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位でフィニッシュしたフランクフルト。しかし、2018年からチームを率いていたアディ・ヒュッター監督(51)がボルシアMGに引き抜かれる形となっていた。
そういった中で後任指揮官に指名されたのは、今シーズンのブンデスリーガでヴォルフスブルクをCL出場圏内の4位フィニッシュに導いたオーストリア人指揮官となった。
現役時代に母国のSVリート、LASKリンツでプレーしたグラスナー氏は、現役引退後にレッドブル・ザルツブルクのフロントで働いた後、当時クラブでスポーツ・ディレクターを務めていたラルフ・ラングニック氏の助言を受け、ロジャー・シュミット監督(現PSV)の下で指導者キャリアをスタート。
その後、リート、LASKと古巣の指揮官を歴任し、2019年からブルーノ・ラッバディア氏の後任としてヴォルフスブルクの新指揮官に就任。就任1年目を7位で終えると、今シーズンはリーグ2位の堅守を武器に安定した戦いぶりをみせ、2014-15シーズン以来のCL出場権獲得に導いた。
現時点で元日本代表MF長谷部誠の残留が決定している一方、日本代表MF鎌田大地の去就に関しては不透明な状況だ。その中でひとまず新指揮官が決定したことで、鎌田に関しては今後何らかの動きが出てくるはずだ。
なお、グラスナー氏はヴォルフスブルクと2022年までの契約を残していたため、フランクフルトは違約金を支払っている。
フランクフルトの取締役会のスポークスマンを務めるアクセル・ヘルマン氏は、グラスナー氏の招へいを以下のように説明している。
「チーム周辺のスタッフの入れ替わりが激しいクラブの状況においては、意図的にブンデスリーガや欧州の大会での経験を持つ監督を探していた。その結果、グラスナーのプレー哲学が我々のチームに理想的であることがすぐにわかった。彼がヴォルフスブルクでの成功をフランクフルトでも引き継いでくれると確信している」
一方、自身初のチャンピオンズリーグ(CL)での指揮を蹴って、フランクフルトでの新たな挑戦を選んだ46歳の指揮官は、クラブとしての継続性を重視したと、今回の決断の理由を説明している。
「アイントラハト・フランクフルトはエキサイティングなクラブで、近年大きな発展を遂げている。ここ数年のヨーロッパリーグでの輝かしい成績を見ても、アイントラハトに対する街や地域の情熱は素晴らしく、世界的にも有名だ。フランクフルトでは、強力なレベルのチームを継続的に発展させる機会があると考えており、この素晴らしい挑戦をとても楽しみにしている」
今シーズンのブンデスリーガをヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位でフィニッシュしたフランクフルト。しかし、2018年からチームを率いていたアディ・ヒュッター監督(51)がボルシアMGに引き抜かれる形となっていた。
そういった中で後任指揮官に指名されたのは、今シーズンのブンデスリーガでヴォルフスブルクをCL出場圏内の4位フィニッシュに導いたオーストリア人指揮官となった。
現役時代に母国のSVリート、LASKリンツでプレーしたグラスナー氏は、現役引退後にレッドブル・ザルツブルクのフロントで働いた後、当時クラブでスポーツ・ディレクターを務めていたラルフ・ラングニック氏の助言を受け、ロジャー・シュミット監督(現PSV)の下で指導者キャリアをスタート。
その後、リート、LASKと古巣の指揮官を歴任し、2019年からブルーノ・ラッバディア氏の後任としてヴォルフスブルクの新指揮官に就任。就任1年目を7位で終えると、今シーズンはリーグ2位の堅守を武器に安定した戦いぶりをみせ、2014-15シーズン以来のCL出場権獲得に導いた。
現時点で元日本代表MF長谷部誠の残留が決定している一方、日本代表MF鎌田大地の去就に関しては不透明な状況だ。その中でひとまず新指揮官が決定したことで、鎌田に関しては今後何らかの動きが出てくるはずだ。
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