インテルを軽視しないヘッキング 「今でも欧州最高のチームの一つ」

2015.03.12 21:03 Thu
ヴォルフスブルクは12日、ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦1stレグのインテル戦に臨む。ディーター・ヘッキング監督は、国内リーグの戦いで低調であってもインテルを軽視することはできないと注意を呼びかけている。

ブンデスリーガで今季2位と躍進しているヴォルフスブルクとは対照的にインテルは低迷が続き、リーグ中位に甘んじている。5年前のチャンピオンズリーグ王者は欧州のみならず、イタリアでも主役の座を他チームに明け渡している現状だ。

それでもヘッキング監督は、試合前日の会見でインテルへの高い評価を語った。イタリアなどのメディアが伝えている。

「突破の確率はどちらも50%だ。私は今でもインテルは欧州で最高のチームの一つだと考えている。彼らを過小評価するという過ちを犯すべきではない」

「インテルはまだELでは負けていない。リーグ戦ではそれほど順調ではないかもしれないが、だからこそ危険だ。欧州で良い結果を出したいと思っているだろう。新聞で書かれているような、危機にあるチームとの対戦だとは思っていない」

セリエAで得点ランク首位タイに立つFWマウロ・イカルディや、バイエルン所属時にヴォルフスブルクからもゴールを奪ったMFジェルダン・シャキリなどに特に警戒を示した。

「インテルの弱点にもいくつか気がついているが、言うつもりはない。チーム一丸となったときには非常に戦いにくい相手だ。イカルディなど優れた個人も何人かいる」

「シャキリはドイツでも知られているし、ドイツでもゴールを決めていた。ヴォルフスブルクも決められたことがある。全体的に攻撃はハイレベルであり、しかるべき敬意を持って対戦しなければならない相手だ」

一方のヴォルフスブルクでは、年明け以降ハイペースにゴールを量産してオランダ代表にも招集されたFWバス・ドストに注目が集まる。

「彼は最近素晴らしいパフォーマンスを見せており、明日もそれを続けてほしいと思っている。インテルを倒すためには彼が必要だ。(オランダ代表監督のフース・)ヒディンクも彼の力を認めてくれた」


提供:goal.com

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