後半戦13ゴールとヴォルフスブルクで爆発のドスト「おとぎ話の中にいるよう」
2015.03.04 23:58 Wed
ヴォルフスブルクFWバス・ドストは、今シーズン後半戦の公式戦で13ゴールと得点力を爆発させている。ドイツ『シュポルトビルト』のインタビューで、自身の活躍に驚きを示しつつ、オランダ代表入りへの意気込みも見せた。
先日のブンデスリーガ第23節、後半戦負けなしと好調だったブレーメンとの打ち合いを5-3で制したヴォルフスブルク。この一戦ではドストが決勝弾を含む2ゴールを決め、最近のリーグ戦で4試合9ゴールという数字を記録した。
エールディビジでも得点王に輝いた経歴を持つオランダ人アタッカーだが、2012年に加入したヴォルフスブルクではそれまでの決定力を発揮できずにいた。しかし、2015年に入ると、バイエルン相手にいきなりドッペルパック(1試合2ゴール)を記録するなど以前の姿を取り戻しつつある。その好調の理由について、本人はこう話している。
「ウィンターブレイクは僕にとって非常に大事だった。オランダで過ごしたけど、いつものようにパーティーはせずに、完全に後半戦に向けて集中したんだ。南アフリカでのキャンプも良かったし、バイエルン相手に点を決めたことで大きな自信がついたね」
また2013年1月からヴォルフスブルクで指揮を執っているディーター・ヘッキング監督の下で、自身のプレーを考え直させられたという。
「自分は最初はやらなかったことを彼が求めたんだ。フォワードとして、守備も務めることだよ。イヴィツァ・オリッチがそのようなプレーの模範だね。でも当時、なんで7ゴールを決めた僕が急に守る仕事も務めなければいけないんだ、と思っていたんだ」
「でもヘッキングが正しかったね。トップクラスのフォワードになりたければ、後方でも働かなければいけない。それを理解したんだ。そして今はおとぎ話の中にいるようになったね」
ライバルのFWニクラス・ベントナーとは「仲が良い」と話すドスト。そのベントナーの加入が決まる前の昨年夏にはフェイエノールトが獲得に動いていたといわれる。しかし、当時は足首の手術を受けていた直後であったことも配慮し、移籍は考えなかったと明かしている。
「そういった時期には新しいクラブに向かわない方が良い。スタートがうまく行かないからね。それに僕の中には、ヴォルフスブルクでのミッションをまだ終えたくないという気持ちがあったんだ。正しい決断だったね」
ドイツで爆発するドストは、オランダ代表も視野に入れている様子だ。
「もちろん、オランダのためにプレーしたい。もうすぐそうなるかもしれないね。自分に何かが足りないという疑問はない。(ロビン・)ファン・ペルシ、(クラース・ヤン・)フンテラール、(ルーク・)デ・ヨングら優れているフォワードがいる。だけど、自分が彼らとの競争を恐れる必要はないよ」
提供:goal.com
先日のブンデスリーガ第23節、後半戦負けなしと好調だったブレーメンとの打ち合いを5-3で制したヴォルフスブルク。この一戦ではドストが決勝弾を含む2ゴールを決め、最近のリーグ戦で4試合9ゴールという数字を記録した。
エールディビジでも得点王に輝いた経歴を持つオランダ人アタッカーだが、2012年に加入したヴォルフスブルクではそれまでの決定力を発揮できずにいた。しかし、2015年に入ると、バイエルン相手にいきなりドッペルパック(1試合2ゴール)を記録するなど以前の姿を取り戻しつつある。その好調の理由について、本人はこう話している。
「ウィンターブレイクは僕にとって非常に大事だった。オランダで過ごしたけど、いつものようにパーティーはせずに、完全に後半戦に向けて集中したんだ。南アフリカでのキャンプも良かったし、バイエルン相手に点を決めたことで大きな自信がついたね」
また2013年1月からヴォルフスブルクで指揮を執っているディーター・ヘッキング監督の下で、自身のプレーを考え直させられたという。
「自分は最初はやらなかったことを彼が求めたんだ。フォワードとして、守備も務めることだよ。イヴィツァ・オリッチがそのようなプレーの模範だね。でも当時、なんで7ゴールを決めた僕が急に守る仕事も務めなければいけないんだ、と思っていたんだ」
「でもヘッキングが正しかったね。トップクラスのフォワードになりたければ、後方でも働かなければいけない。それを理解したんだ。そして今はおとぎ話の中にいるようになったね」
ライバルのFWニクラス・ベントナーとは「仲が良い」と話すドスト。そのベントナーの加入が決まる前の昨年夏にはフェイエノールトが獲得に動いていたといわれる。しかし、当時は足首の手術を受けていた直後であったことも配慮し、移籍は考えなかったと明かしている。
「そういった時期には新しいクラブに向かわない方が良い。スタートがうまく行かないからね。それに僕の中には、ヴォルフスブルクでのミッションをまだ終えたくないという気持ちがあったんだ。正しい決断だったね」
ドイツで爆発するドストは、オランダ代表も視野に入れている様子だ。
「もちろん、オランダのためにプレーしたい。もうすぐそうなるかもしれないね。自分に何かが足りないという疑問はない。(ロビン・)ファン・ペルシ、(クラース・ヤン・)フンテラール、(ルーク・)デ・ヨングら優れているフォワードがいる。だけど、自分が彼らとの競争を恐れる必要はないよ」
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