潔いサンダーランドMF 残留への貴重な同点ゴールは「腕に当たっていた」
2015.03.04 16:29 Wed
3日に行われたプレミアリーグ第28節で、サンダーランドはハル・シティと1―1で引き分けた。この試合で貴重な同点ゴールを決めたサンダーランドMFジャック・ロッドウェルは、試合後もヒーローだった。
サンダーランドは現在、プレミアリーグ残留へ気の抜けない時期が続いている。降格圏との差は、かなり小さなものとなっているのだ。
勝ち点1差しかないハル・シティとの対戦は、苦しい展開だった。開始15分で先制点を奪われると、グスタボ・ポジェ監督が退席処分を受けてしまう。1点を追うしんどい時間が続いた。
終盤に差しかかった77分、ついにその時はやって来た。パトリック・ファン・アーンホルトの左からのセンタリングを、ゴール前に詰めていたロッドウェルが決めたのだ。
しかも、大きな同点ゴールは一筋縄ではいかないものだった。ヘッドで決めたように見えたが、実際には違ったようだ。右手に当たってゴールに転がり込んでいたらしいのだ。
試合は1-1で終了し、かろうじてサンダーランドは勝ち点1を手に入れた。殊勲のMFは、試合後もヒーローのままだった。得点の際、「ボールが腕に当たっていた」と男らしく認めたのだ。
「パトリックのセンタリングは、最初はGKにキャッチされると思った。最後の瞬間にボールが落ちて、それでもクロスバーに当たると思ったんだけど、幸運にも正しい瞬間に、正しい場所にいたんだ」
「ボールは確かに腕に当たっていたよ。主審がゴールを認めてくれたのはラッキーだったね」
サンダーランドはロッドウェルの「神の手」に救われた格好になった。とはいえ、プレミアリーグ残留争いの渦中にあるクラブにとっては、アウェイで貴重な勝ち点1であったことは間違いない。
提供:goal.com
サンダーランドは現在、プレミアリーグ残留へ気の抜けない時期が続いている。降格圏との差は、かなり小さなものとなっているのだ。
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終盤に差しかかった77分、ついにその時はやって来た。パトリック・ファン・アーンホルトの左からのセンタリングを、ゴール前に詰めていたロッドウェルが決めたのだ。
しかも、大きな同点ゴールは一筋縄ではいかないものだった。ヘッドで決めたように見えたが、実際には違ったようだ。右手に当たってゴールに転がり込んでいたらしいのだ。
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「パトリックのセンタリングは、最初はGKにキャッチされると思った。最後の瞬間にボールが落ちて、それでもクロスバーに当たると思ったんだけど、幸運にも正しい瞬間に、正しい場所にいたんだ」
「ボールは確かに腕に当たっていたよ。主審がゴールを認めてくれたのはラッキーだったね」
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