南米トリデンテ沈黙のバルセロナ、マラガに敗戦し公式戦連勝が11でストップ《リーガエスパニョーラ》

▽2位バルセロナ(勝ち点56)は21日、リーガエスパニョーラ第24節で7位マラガ(勝ち点35)を本拠地カンプ・ノウに迎え、0-1で敗れた。▽バルセロナは前節レバンテ戦をメッシ、ネイマール、スアレスの南米トリデンテのリーガ2戦連続揃い踏みで5-0と圧勝。首位レアル・マドリーとの1ポイント差を維持した。公式戦11連勝を飾ったチームは1週間の休養を得て迎える今節、レバンテ戦のスタメンから大幅に7選手を変更。南米トリデンテが先発となり、イニエスタやピケが先発に復帰した。▽フラットな[4-4-2]の布陣を自陣に敷いたマラガに対し、立ち上がりからバルセロナがボールを保持。相手を押し込んでCKを獲得していくと、7分にはそのCKからスアレスがヘディングシュートを放ったが、GKカメニの正面を突く。
▽するとこの直後、ダニエウ・アウベスのミスからバルセロナは失点してしまう。GKカメニのロングキックをダニエウ・アウベスはダイレクトでGKブラーボへバックパスを試みるも、短くなってファンミにカットされてしまう。そして飛び出したブラーボがかわされ無人のゴールに決められてしまった。

▽失点後の10分、バルセロナはCKの流れからラフィーニャがシュートに持ち込んだが、ゴールライン上のヴェリグトンの好クリアに阻まれる。その後もジョルディ・アルバのオーバーラップやメッシの仕掛けを起点に攻勢をかけたバルセロナが一方的な展開に持ち込んだが、ゴール前で身体を張るマラガ守備陣相手にシュートを打つことができない。▽すると33分、マラガに決定機が訪れる。サムエル・ガルシアが持ち上がってスルーパスを送り、ボックス左に走り込んだダルデルがダイレクトでヒールパス。これをボックス中央のオルタがシュートしたが、GKブラーボの好守に阻まれた。さらに36分、オルタがバイシクルシュートに持ち込んだものの、GKブラーボの正面を突いた。

▽攻めあぐね、マラガのカウンターに手を焼くバルセロナは39分、メッシの浮き球パスに抜け出したイニエスタがヘディングシュートを放ったが、GKカメニの正面を突いてしまい、そのままゴールを割れずに前半を終えた。

▽後半も立ち上がりからバルセロナがボールを保持。自陣に引くマラガに圧力をかけていったが、やはりシュートを打つことができなかった。58分にはカウンターからオルタにシュートを打たれるなど、悪い流れを断ち切れないバルセロナは、63分にラフィーニャに代えてラキティッチを投入。さらにイニエスタに代えてペドロを投入し、状況の打開を図った。

▽しかし、粘り強い守備を続けるマラガを崩せず、73分にはダニエウ・アウベスに代えてマスチェラーノを右センターバックに投入し、両サイドにペドロとジョルディ・アルバを配す[3-4-3]に布陣変更した。

▽すると84分、ようやく決定機を演出する。ネイマールのスルーパスをボックス右で受けたペドロがシュート。しかし、枠を捉えきれなかった。さらに追加タイム2分のスアレスのシュートはGKカメニのセーブに阻まれタイムアップ。マラガの集中した守備を最後まで崩せず、バルセロナの公式戦連勝が11でストップしている。