ラージョが2発でビジャレアルを沈める《リーガエスパニョーラ》
2015.02.16 05:05 Mon
15日のリーガエスパニョーラ第23節、バジェカスでのラージョvsビジャレアルは2-0でラージョの勝利に終わった。
試合は予想通りラージョが最終ラインを高く設定してボールを保持し、ビジャレアルが速攻によって得点を狙う展開に。ビジャレアルに中央を固められたことで両サイドのクロスに頼ったラージョは19分、ナチョの折り返しにレオ・バプティスタンが頭で合わせるも、これはわずかに枠を外れる。
一方、ブルーノ・ソリアーノ、ジョナタンを負傷で欠き、さらにヨーロッパリーグのザルツブルク戦を見越してチェリシェフ、マヌ・トリゲロス、ムサッキオら多数の主力選手をベンチに置いたビジャレアルは、27分に決定機を迎える。ジオバニが大きく開いたラージョの両センターバックの間を突いて、ペナルティーエリア内に侵入。しかし、最近好調のGKトーニョにコースを塞がれ、枠内にボールを押し込むことはかなわなかった。
対して、リスクを冒しながらも積極的に攻撃を仕掛けるラージョは、36分、40分とリカが立て続けにヘディングシュートを放つも、どちらも枠を捉えることができず。しかし彼らの執念深い攻撃は、後半に入ってから実を結ぶ。51分に迎えたCKの場面。クロスをコントロールしてシュートを放ったブエノが、ビジャレアルDFに当たったボールを自ら拾い、今度は相手をかわしてから枠内に流し込んだ。
ビハインドを負ったマルセリーノ監督は、試合終了まで30分を残す段階でモイ・ゴメス、ジオバニ、トーマス・ピナとの交代でチェリシェフ、ビエット、M・トリゲロスを投入。3枚の交代カードを使い切って、イニシアチブを握ることを試みる。これに対してパコ・へメス監督は63分、レオをピッチから下げて、代わりにタワー型FWのマヌーチョを1トップに据えた。
試合のパノラマはここから変化し、攻守が激しく切り替わるように。そして68分、ラージョが縦に早い攻撃から、バジェカスに歓喜をもたらす追加点を記録する。ロングフィードをマヌーチョがヘッドで後方に送り、走り込んだリカがグラウンダーのクロス。そこに飛び込んだカクタがネットを揺らした。リードを2点に広げたP・へメス監督はその直後、少し身体を痛めたリカを同ポジションのモレノと交代させる。
点差を広げられたビジャレアルは74分、キャンベルのクロスにファーサイドのビエットが合わせたが、ボールは左ポストを直撃。背番号7はこぼれ球を再度叩いたが、これはトーニョに阻まれた。一方P・へメス監督は、サイドで鋭い動きを見せるキャンベルを封じるため、ナチョに代えてモルシージョを投入。その後ビジャレアルの決定機を許すことなく、試合終了のホイッスルを迎えている。
4試合ぶりに白星を得たラージョは、勝ち点を26として暫定で10位に浮上。グラナダ戦に続く勝利を逃したビジャレアルは6位に位置している。なお、極端にピッチの狭いバジェカスでのプレーを苦手とするラージョにとって、同スタジアムでの勝利は公式戦6試合ぶり。今季の公式戦成績はホームが3勝8敗、アウェーが5勝2分け6敗となっている。
提供:goal.com
試合は予想通りラージョが最終ラインを高く設定してボールを保持し、ビジャレアルが速攻によって得点を狙う展開に。ビジャレアルに中央を固められたことで両サイドのクロスに頼ったラージョは19分、ナチョの折り返しにレオ・バプティスタンが頭で合わせるも、これはわずかに枠を外れる。
一方、ブルーノ・ソリアーノ、ジョナタンを負傷で欠き、さらにヨーロッパリーグのザルツブルク戦を見越してチェリシェフ、マヌ・トリゲロス、ムサッキオら多数の主力選手をベンチに置いたビジャレアルは、27分に決定機を迎える。ジオバニが大きく開いたラージョの両センターバックの間を突いて、ペナルティーエリア内に侵入。しかし、最近好調のGKトーニョにコースを塞がれ、枠内にボールを押し込むことはかなわなかった。
対して、リスクを冒しながらも積極的に攻撃を仕掛けるラージョは、36分、40分とリカが立て続けにヘディングシュートを放つも、どちらも枠を捉えることができず。しかし彼らの執念深い攻撃は、後半に入ってから実を結ぶ。51分に迎えたCKの場面。クロスをコントロールしてシュートを放ったブエノが、ビジャレアルDFに当たったボールを自ら拾い、今度は相手をかわしてから枠内に流し込んだ。
ビハインドを負ったマルセリーノ監督は、試合終了まで30分を残す段階でモイ・ゴメス、ジオバニ、トーマス・ピナとの交代でチェリシェフ、ビエット、M・トリゲロスを投入。3枚の交代カードを使い切って、イニシアチブを握ることを試みる。これに対してパコ・へメス監督は63分、レオをピッチから下げて、代わりにタワー型FWのマヌーチョを1トップに据えた。
試合のパノラマはここから変化し、攻守が激しく切り替わるように。そして68分、ラージョが縦に早い攻撃から、バジェカスに歓喜をもたらす追加点を記録する。ロングフィードをマヌーチョがヘッドで後方に送り、走り込んだリカがグラウンダーのクロス。そこに飛び込んだカクタがネットを揺らした。リードを2点に広げたP・へメス監督はその直後、少し身体を痛めたリカを同ポジションのモレノと交代させる。
点差を広げられたビジャレアルは74分、キャンベルのクロスにファーサイドのビエットが合わせたが、ボールは左ポストを直撃。背番号7はこぼれ球を再度叩いたが、これはトーニョに阻まれた。一方P・へメス監督は、サイドで鋭い動きを見せるキャンベルを封じるため、ナチョに代えてモルシージョを投入。その後ビジャレアルの決定機を許すことなく、試合終了のホイッスルを迎えている。
4試合ぶりに白星を得たラージョは、勝ち点を26として暫定で10位に浮上。グラナダ戦に続く勝利を逃したビジャレアルは6位に位置している。なお、極端にピッチの狭いバジェカスでのプレーを苦手とするラージョにとって、同スタジアムでの勝利は公式戦6試合ぶり。今季の公式戦成績はホームが3勝8敗、アウェーが5勝2分け6敗となっている。
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