セビージャは逆転ならず、ベスト4が出揃う《コパ・デル・レイ》

▽コパ・デル・レイ準々決勝2ndレグが29日に行われ、セビージャvsエスパニョールは、セビージャが1-0で勝利した。しかし、1stレグを1-3で落としていたセビージャは、2戦合計2-3で準々決勝敗退となった。

▽敵地での1stレグを1-3で落としたセビージャは、バッカとガメイロの2トップに加え、バルセロナからレンタル中のデウロフェウとデニス・スアレスを中盤のワイドで起用する攻撃的な[4-4-2]の布陣でホームでの2ndレグに臨んだ。

▽逆転での勝ち抜けに向けて2-0か、3点差以上をつけての勝利が必要なセビージャは序盤から攻勢に出るが、逆に相手セットプレーからいきなりピンチを招く。開始2分、自陣ボックス手前左で与えたFKの場面でアルベージャに左ポストを叩く直接FKを浴びた。
▽その後はリスクを冒して攻めるセビージャが相手を押し込むが、公式戦4連勝中のエスパニョールの堅守を崩し切れない。さらに相手の鋭いカウンターに晒されてS・ガルシアらに決定機を許すが、何とかゴールレスで前半を終えた。

▽迎えた後半、勝負に出たセビージャのエメリ監督はバネガとフィゲイラスを後半頭から投入。立ち上がりから果敢に仕掛けていく。59分にはイボーラ、65分にはガメイロが強烈なミドルシュートを放つが、いずれも先制点には繋がらない。▽その後も諦めずに攻め続けるセビージャは試合終了間際の87分にフィゲイラスの技ありのコントロールシュートで1点を返すも、2点目を奪うことはできず。この結果、2戦合計スコアを3-2としたエスパニョールの準決勝進出が決定した。

▽同時刻に行われたビルバオvsマラガは、1-0でビルバオが勝利。この結果、2戦合計スコアを1-0としたビルバオが、エスパニョールとの準決勝に駒を進めた。敵地での1stレグをゴールレスドローで終えたビルバオは、ゴールレスで迎えた後半開始3分にエースのアドゥリスが先制点を奪取。その後も危なげない試合運びでマラガに勝ち切った。

▽また、同日行われたヘタフェvsビジャレアルは、アウェイのビジャレアルが1-0で勝利。2戦合計スコアを2-0とし、前日に行われた試合でアトレティコ・マドリーを破ったバルセロナの待つ準決勝進出を果たした。

▽1stレグを1-0で勝利していたビジャレアルは、前日にアーセナルからのレンタル移籍が発表されたキャンベルがスタメンで起用され、早速デビューを果たした。主導権を握りながらなかなか決定機を作れないビジャレアルだったが、78分に途中出場のチェリシェフのアシストからモレノが先制点を奪取。その後、ヘタフェの反撃を危なげなく凌いで、コパ4強入りを決めた。