バルセロナがメッシのハット含む4発でデポルティボ粉砕《リーガエスパニョーラ》

▽リーガエスパニョーラ第19節が18日に行われ、2位のバルセロナ(勝ち点41)は16位に位置するデポルティボ(勝ち点17)の本拠地リアソールに乗り込み、4-0で快勝した。

▽前節のアトレティコ・マドリー戦(3-1)で2試合ぶりの白星を手にしたバルセロナは、15日に行われたコパ・デル・レイ5回戦2ndレグ、エルチェ戦のスタメンから大幅変更。メッシやネイマール、スアレスらエルチェ戦で休養が与えられた主力が揃って先発に復帰した。一方、マテューやチャビは、負傷の影響でメンバー外となっている。

▽メッシを起点にポゼッションサッカーを展開したバルセロナは、5-4の守備ブロックを自陣に構築するデポルティボを押し込み、立ち上がりからハーフコートゲームを展開していく。左CKを得た9分にはラキティッチとのトリックプレーからメッシが枠内シュートを放つが、これは相手GKの好セーブに阻まれた。
▽なおも攻撃の圧力を強めるバルセロナは、再びラキティッチとメッシの関係からゴールに迫ると、10分にデポルティボ守備網を攻略する。敵陣中央のラキティッチが縦に浮き球パスを入れると、最終ラインの裏に抜け出す動きを見せたメッシが反応。フリーでボールを受けたメッシがGKとの一対一を制し、バルセロナがさっそく均衡を破った。

▽先制に成功したバルセロナは、その後もワンサイドゲームを展開。33分には、ボックス左から送られたネイマールのリターンパスをゴール前の狭いスペースで受けたメッシが相手GKをあざ笑うかのようなチップキックシュートでネットを揺らし、バルセロナが追加点を奪った。▽後半に入ると、2点をリードするバルセロナは、前に出ざるを得なくなった相手の反撃を許すシーンが増える。それでも、フアン・ドミンゲスのアクロバティックなシュートをGKブラーボの好セーブで凌ぐなど、バルセロナ守備陣がデポルティボにゴールを許さない。

▽守備陣の奮起で相手の反撃を無得点で抑えると、ルイス・エンリケ監督はブスケッツ、イニエスタを下げて、バルトラ、ラフィーニャを投入。主力を次々とベンチに下げていくなかで迎えた62分には、決定的な3点目が生まれる。

▽右CKをショートコーナーにしたメッシがリターンパスを受けると、そのままバイタルエリア右に侵攻。左足のシュートがゴール左に決まった。メッシのハットトリックでデポルティボを引き離したバルセロナは、終盤に相手のオウンゴールで4点目を奪って勝負あり。

▽4得点でデポルティボに快勝したバルセロナは2連勝を飾り、首位のレアル・マドリーに勝ち点1差の2位でリーガを折り返した。