岡崎、エースストライカーの矜持 「最後を決めるのは自分じゃないと」

2015.01.12 22:13 Mon
日本代表は12日、アジアカップ初戦でパレスチナを4-0で下した。エースストライカーのFW岡崎慎司は1得点を奪ったが、自身の出来には満足していないという。

前線の中央に入った岡崎だが、左右、さらに中盤へと幅広く動き、攻めの流れをつくり出していた。ボールの受け方も巧みにチームをけん引し、その部分への満足はある。だが、目指すものはほかにもある。

岡崎の言葉に、エースストライカーの挟持がにじむ。

「1点に関しては満足だけど、チャンスの数には満足していないし、シュートを打つチャンスは少なかった。周りに比べたら、もっと打てるような状況を自分もつくらないといけないし。サイドに流れたりダイレクトではたいたりする場面は良かったと思うけど、最後の部分を決めるのは自分じゃないといけないと思う」

岡崎のゴールは、スタジアムでは当初、エリア外からシュートを放った香川真司のゴールとアナウンスされた。岡崎に当たったものと思われたが、しっかり狙っていたものだという。

「狙っていたので、(自分が触らずに香川のシュートがそのまま)入っていたら申し訳ないなと思いながら…」

ただし、数字を残したことは間違いなく、「FWは大会で初戦から点を取れるのは良いことだと思うし、取り続けたいし、これからもっと大事な試合がまだまだあると思うので、そういうところで狙っていきたい」と先を見据えた。
提供:goal.com

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