プレビュー:久々の上位対決となるローマ・ダービー《ローマvsラツィオ》
2015.01.11 12:00 Sun
▽セリエA第18節、2位のローマ(勝ち点39)と3位のラツィオ(勝ち点30)による“デルビー・デッラ・カピターレ”が、11日の日本時間23時からスタディオ・オリンピコで開催される。近年は両者の低迷によって中位以下の順位で戦うことが多かった首都決戦だったが、昨季復活を遂げたローマに続き今季ラツィオが好調を維持していることで、2位と3位という好位置での白熱のデルビーが期待できそうだ。
▽前節、アストーリの疑惑のゴールによってウディネーゼとのアウェイゲームで辛くも勝ち点3を獲得したローマだが、同節でインテルと引き分けた首位のユベントス(勝ち点40)との勝ち点差を「1」に縮めることに成功。迎えた今節、ラツィオとのダービー後に行われる試合でユベントスが3位のナポリ(勝ち点30)と対戦するため、ダービーに勝利できれば、首位浮上のチャンスも十分にあるはずだ。
▽一方、ピオリ新監督の下で新シーズンをスタートしたラツィオは、デ・フライやパローロ、F・ジョルジェビッチなどの新戦力が評判通りの活躍を見せ、ここまで充実した戦いぶりを披露している。また、直近のサンプドリア戦を3-0で完勝したビアンコセレスティは、リーグ5戦無敗(3勝2分け)と良い流れの中で永遠のライバルとの一戦を迎えている。
◆ローマ◆
【4-3-3】
▽ローマ予想スタメン
GK:デ・サンクティス
DF:マイコン、マノラス、アストーリ、ホレバス
MF:ピャニッチ、デ・ロッシ、ナインゴラン
FW:イトゥルベ、トッティ、フロレンツィ
負傷者:DFカスタン(コンディション不良)、バルザレッティ(コンディション不良)、MFウチャン
◆ラツィオ◆
【4-3-2-1】
▽ラツィオ予想スタメン
GK:マルケッティ
DF:バスタ、デ・フライ、カナ、ラドゥ
MF:パローロ、ビリア、オナジ
MF:カンドレーバ、フェリペ・アンデルソン
FW:フィリップ・ジョルジェビッチ
負傷者:DFブラーフハイド(右ヒザ)、ジェンティレッティ、シアニ、MFルリッチ(左ヒザ)、エデルソン、A・ゴンサレス
▽出場停止者はいない。直近のサンプドリア戦で負傷したMFルリッチが1カ月の戦線離脱となったため、代役にはMFオナジが起用される見込みだ。また、同試合で腰を痛めて途中交代したDFカナに関しても欠場の可能性がある。その場合、左サイドバックのDFラドゥが中央にスライドし、DFカバンダが左サイドバックに入る。前線の組み合わせに関しては1トップのF・ジョルジョビッチ、好調のMFフェリペ・アンデルソンが当確として、残る1ポジションをMFカンドレーバ、MFマウリが争うことになる。
★タクティカル・プレビュー
◆互いに攻撃力が売りも拮抗した展開か
▽元々、攻撃力が売りのローマに対して、近年のラツィオは堅守速攻スタイルが定着していたが、今季はリーグ3位の31ゴールを記録するなど、攻撃力が売りのチームに変貌している。そのため、ダービーらしい激しい打ち合いを期待したいところだが、互いに負けたくない気持ちからカルチョの国らしいクローズな展開となる可能性が高い。ただ、早い時間帯に先制点が生まれれば、互いにベンチに流れを変えられる攻撃的なカードを揃えているだけに、攻守が目まぐるしく入れ替わるオープンな攻防となるかもしれない。
◆前線のダイナミズムとビルドアップの改善
▽直近3試合でわずかに2ゴールと攻撃の迫力不足が気がかりなローマとしては、攻撃面の改善が急務。とりわけ、流れに関係なく独力で局面を打開できるジェルビーニョが不在となれば、ラツィオの手堅い守備を攻略するのに相当な労力を要すはずだ。具体的な改善策としては、前線のダイナミズムとビルドアップの工夫という2点だ。
▽直近のウディネーゼ戦ではトッティとピャニッチというリーグ屈指のパサーを生かし切れていない印象が強かったが、その原因のひとつが足元でボールを受けたがる両ウイングの動き出しの少なさだった。昨季セリエAを席巻したガルシア監督の攻撃サッカーでは、ジェルビーニョとフロレンツィの両翼による質の高いダイアゴナルランや最終ライン裏への飛び出しが効いていた。だが、ここ数試合は両翼の動き出しが少なく、攻撃にダイナミズムを欠いている。今回のダービーに向けては両ウイングのオフ・ザ・ボールの精度向上と、フロレンツィの先発起用が勝利の鍵となるかもしれない。
▽また、攻撃のスイッチとなるビルドアップではセンターバックとナインゴランの持ち出しが重要となる。近年のダービーでラツィオは、ハーフウェイライン付近を境にクサビを受けるトッティやピャニッチに厳しいチェックを行い、そこで奪ったボールをショートカウンターに繋げる形を戦術のメインに据えている。加えてビルドアップの起点となるデ・ロッシ、両サイドバックにもマーカーを付けるため、ローマとしては比較的ケアの薄いセンターバックが積極的な持ち出しで相手陣内にボールを運びたい。さらに、ピャニッチやトッティが低い位置まで下りてボールを受けに来た際には相手MFが釣り出されるため、空いた中盤のスペースをナインゴランが積極的にドリブルで持ち上がりたい。
◆高さを取るか、機動力を取るか
▽守備ではガルシア監督がマノラスの相棒に、高さとビルドアップの安定性を誇るアストーリか、機動力と対人対応に一日の長があるヤンガ=エムビワのどちらを起用するかにも注目したい。ラツィオはこの試合、屈強なフィジカルを誇るターゲットマンのF・ジョルジェビッチの下に卓越したスピードと個人技を誇るF・アンデルソンとカンドレーバを置く前線の構成で臨むはずだ。
▽その場合、守備面での強度に欠ける右サイドバックのマイコンがF・アンデルソンとマッチアップする可能性が高く、マノラスがマイコンをカバーするためサイドに釣り出される場面が増える。その際に空中戦に強いF・ジョルジェビッチの対応はもう1枚のセンターバックとアンカーのデ・ロッシが受け持つことになる。通常であれば、空中戦に強いアストーリの起用が適当だが、アジリティに欠ける同選手がカンドレーバの縦の仕掛けに対応できるのかという別の問題が浮上する。ガルシア監督は高さと機動力のどちらを重視するのか。
◆絶好調のF・アンデルソンの生かし方
▽ここまで11失点と相変わらずの堅守を誇るローマ守備の攻略を狙うラツィオとしては、直近2試合で全ゴール(5ゴール)に絡むなど、絶好調のF・アンデルソンの生かし方が重要となる。サンプドリアのミハイロビッチ監督が「クリスチアーノ・ロナウドのようだった」と評したように、卓越したドリブルテクニックでチャンスを創出するブラジル人MFは、現在のチームの重要な攻め手となっている。
▽当然、ダービーではローマからの徹底マークが予想されるため、ラツィオとしてはチーム全体で同選手のサポートを行いたい。オフ・ザ・ボールでの動き出しの精度はあまり高くないため、中盤の選手がDFを引き付けてからの球出し、F・ジョルジェビッチのポストプレーなど、F・アンデルソンがフリーでボールを受けられるような状況を作り出したい。
▽前節、アストーリの疑惑のゴールによってウディネーゼとのアウェイゲームで辛くも勝ち点3を獲得したローマだが、同節でインテルと引き分けた首位のユベントス(勝ち点40)との勝ち点差を「1」に縮めることに成功。迎えた今節、ラツィオとのダービー後に行われる試合でユベントスが3位のナポリ(勝ち点30)と対戦するため、ダービーに勝利できれば、首位浮上のチャンスも十分にあるはずだ。
▽一方、ピオリ新監督の下で新シーズンをスタートしたラツィオは、デ・フライやパローロ、F・ジョルジェビッチなどの新戦力が評判通りの活躍を見せ、ここまで充実した戦いぶりを披露している。また、直近のサンプドリア戦を3-0で完勝したビアンコセレスティは、リーグ5戦無敗(3勝2分け)と良い流れの中で永遠のライバルとの一戦を迎えている。
【4-3-3】
▽ローマ予想スタメン
GK:デ・サンクティス
DF:マイコン、マノラス、アストーリ、ホレバス
MF:ピャニッチ、デ・ロッシ、ナインゴラン
FW:イトゥルベ、トッティ、フロレンツィ
負傷者:DFカスタン(コンディション不良)、バルザレッティ(コンディション不良)、MFウチャン
▽出場停止者はいない。だが、アフリカネーションズカップに参戦するFWジェルビーニョとMFケイタが欠場となる。負傷者に関しては長期離脱中の2選手以外に目立ったケガ人はいないが、前節のウディネーゼ戦で右ヒザに打撲を負ったFWリャイッチの先発出場は難しいかもしれない。
◆ラツィオ◆
【4-3-2-1】
▽ラツィオ予想スタメン
GK:マルケッティ
DF:バスタ、デ・フライ、カナ、ラドゥ
MF:パローロ、ビリア、オナジ
MF:カンドレーバ、フェリペ・アンデルソン
FW:フィリップ・ジョルジェビッチ
負傷者:DFブラーフハイド(右ヒザ)、ジェンティレッティ、シアニ、MFルリッチ(左ヒザ)、エデルソン、A・ゴンサレス
▽出場停止者はいない。直近のサンプドリア戦で負傷したMFルリッチが1カ月の戦線離脱となったため、代役にはMFオナジが起用される見込みだ。また、同試合で腰を痛めて途中交代したDFカナに関しても欠場の可能性がある。その場合、左サイドバックのDFラドゥが中央にスライドし、DFカバンダが左サイドバックに入る。前線の組み合わせに関しては1トップのF・ジョルジョビッチ、好調のMFフェリペ・アンデルソンが当確として、残る1ポジションをMFカンドレーバ、MFマウリが争うことになる。
★タクティカル・プレビュー
◆互いに攻撃力が売りも拮抗した展開か
▽元々、攻撃力が売りのローマに対して、近年のラツィオは堅守速攻スタイルが定着していたが、今季はリーグ3位の31ゴールを記録するなど、攻撃力が売りのチームに変貌している。そのため、ダービーらしい激しい打ち合いを期待したいところだが、互いに負けたくない気持ちからカルチョの国らしいクローズな展開となる可能性が高い。ただ、早い時間帯に先制点が生まれれば、互いにベンチに流れを変えられる攻撃的なカードを揃えているだけに、攻守が目まぐるしく入れ替わるオープンな攻防となるかもしれない。
◆前線のダイナミズムとビルドアップの改善
▽直近3試合でわずかに2ゴールと攻撃の迫力不足が気がかりなローマとしては、攻撃面の改善が急務。とりわけ、流れに関係なく独力で局面を打開できるジェルビーニョが不在となれば、ラツィオの手堅い守備を攻略するのに相当な労力を要すはずだ。具体的な改善策としては、前線のダイナミズムとビルドアップの工夫という2点だ。
▽直近のウディネーゼ戦ではトッティとピャニッチというリーグ屈指のパサーを生かし切れていない印象が強かったが、その原因のひとつが足元でボールを受けたがる両ウイングの動き出しの少なさだった。昨季セリエAを席巻したガルシア監督の攻撃サッカーでは、ジェルビーニョとフロレンツィの両翼による質の高いダイアゴナルランや最終ライン裏への飛び出しが効いていた。だが、ここ数試合は両翼の動き出しが少なく、攻撃にダイナミズムを欠いている。今回のダービーに向けては両ウイングのオフ・ザ・ボールの精度向上と、フロレンツィの先発起用が勝利の鍵となるかもしれない。
▽また、攻撃のスイッチとなるビルドアップではセンターバックとナインゴランの持ち出しが重要となる。近年のダービーでラツィオは、ハーフウェイライン付近を境にクサビを受けるトッティやピャニッチに厳しいチェックを行い、そこで奪ったボールをショートカウンターに繋げる形を戦術のメインに据えている。加えてビルドアップの起点となるデ・ロッシ、両サイドバックにもマーカーを付けるため、ローマとしては比較的ケアの薄いセンターバックが積極的な持ち出しで相手陣内にボールを運びたい。さらに、ピャニッチやトッティが低い位置まで下りてボールを受けに来た際には相手MFが釣り出されるため、空いた中盤のスペースをナインゴランが積極的にドリブルで持ち上がりたい。
◆高さを取るか、機動力を取るか
▽守備ではガルシア監督がマノラスの相棒に、高さとビルドアップの安定性を誇るアストーリか、機動力と対人対応に一日の長があるヤンガ=エムビワのどちらを起用するかにも注目したい。ラツィオはこの試合、屈強なフィジカルを誇るターゲットマンのF・ジョルジェビッチの下に卓越したスピードと個人技を誇るF・アンデルソンとカンドレーバを置く前線の構成で臨むはずだ。
▽その場合、守備面での強度に欠ける右サイドバックのマイコンがF・アンデルソンとマッチアップする可能性が高く、マノラスがマイコンをカバーするためサイドに釣り出される場面が増える。その際に空中戦に強いF・ジョルジェビッチの対応はもう1枚のセンターバックとアンカーのデ・ロッシが受け持つことになる。通常であれば、空中戦に強いアストーリの起用が適当だが、アジリティに欠ける同選手がカンドレーバの縦の仕掛けに対応できるのかという別の問題が浮上する。ガルシア監督は高さと機動力のどちらを重視するのか。
◆絶好調のF・アンデルソンの生かし方
▽ここまで11失点と相変わらずの堅守を誇るローマ守備の攻略を狙うラツィオとしては、直近2試合で全ゴール(5ゴール)に絡むなど、絶好調のF・アンデルソンの生かし方が重要となる。サンプドリアのミハイロビッチ監督が「クリスチアーノ・ロナウドのようだった」と評したように、卓越したドリブルテクニックでチャンスを創出するブラジル人MFは、現在のチームの重要な攻め手となっている。
▽当然、ダービーではローマからの徹底マークが予想されるため、ラツィオとしてはチーム全体で同選手のサポートを行いたい。オフ・ザ・ボールでの動き出しの精度はあまり高くないため、中盤の選手がDFを引き付けてからの球出し、F・ジョルジェビッチのポストプレーなど、F・アンデルソンがフリーでボールを受けられるような状況を作り出したい。
ローマの関連記事
セリエAの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
ローマがボルシアMGのマヌ・コネ獲得! パリ五輪銀メダル貢献の守備的MF
ローマは30日、ボルシアMGからフランス代表MFマヌ・コネ(23)を買い取り義務付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「17」に決定している。 ドイツ『スカイ』などによると、買い取りの際の移籍金は2000万~2500万ユーロ(約32億3000万~40億4000万円)となり、コネは2029年までの5年契約を結ぶことになる。 トゥールーズの下部組織出身であるコネは、2019年にファーストチームへ昇格してプロキャリアをスタートさせると、2021年7月にボルシアMGへ加入。加入2年目から中盤の主力を担うと、昨シーズンは幾度か負傷離脱を強いられた中で公式戦25試合2ゴール2アシストの数字を残した。 高い身体能力を活かしたボール奪取能力、推進力を特長とする伸びしろ十分の守備的MFは、先のパリ・オリンピックでU-23フランス代表の一員として銀メダル獲得に貢献。さらに、今夏のインターナショナルマッチウィークではA代表初招集を飾っていた。 昨年辺りからリバプール、バイエルンから関心を集め、今夏の移籍市場ではミランやプレミアリーグ行きの可能性も取り沙汰されたが、新天地はローマとなった。 2024.08.31 07:06 Sat2
今季限りで引退決断のフンメルス、急転直下のドルトムント復帰のプランが!? クラブW杯のために復帰か
今シーズン限りでの現役引退を発表したローマの元ドイツ代表DFマッツ・フンメルス(36)だが、古巣で最後の仕事をする可能性が浮上している。 バイエルンの下部組織育ちのフンメルスは2007年1月にファーストチームに昇格、2008年1月にドルトムントへとレンタル移籍すると、そこでの活躍が認められ2009年7月に完全移籍。チームの中心選手としてブンデスリーガ連覇などに貢献した。 その後、2016年7月にバイエルンへと復帰。ライバル間での移籍となり大きな話題となった中、2019年7月に再びドルトムントへと移籍。2024年7月に退団するも、今シーズンはローマでプレーしていた。 そのフンメルスは、今シーズン限りでの引退を宣言。スパイクを脱ぐ覚悟を示したが、ドイツ『ビルト』によれば、ドルトムントに復帰する可能性があるようだ。 ドルトムントは、今夏アメリカで行われるクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場。しかし、ドイツ代表DFニコ・シュロッターベックの左ヒザの半月板損傷で重傷となり、守備陣が不安定に。そこで考えられたのが、クラブW杯に向けてフンメルスを獲得するというプランだ。 具体的な話には発展していないものの、短期間の問題解決には魅力あるプランに。フンメルスはドルトムントのサッカーを理解しており、現時点でのパフォーマンスを見て問題はない。 ニコ・コバチ監督はフンメルスについて「多くのことが書かれ、語られてきた。マッツは並外れたサッカー選手で、人生で多くのことを成し遂げてきた。ドルトムントでも素晴らしい地位を築いている。もちろん、私も個人的にその話を聞いた」と、噂は耳に入っているとコメントしていた。 自身が愛し、結果も残してきたドルトムント。世界との戦いで困っている古巣を助ける準備は、本人にはありそうだ。 2025.04.11 23:55 Fri3
ローマが新スタジアム計画を発表…目玉は欧州最大のクルヴァ・スッド
ローマが新スタジアムの計画を発表した。 ローマは1953年の開場以来、ラツィオと共にスタディオ・オリンピコを本拠地として使用してきた。しかし、幾度か修繕や改修は行っているものの、老朽化が否めないこともあり、クラブは以前から新スタジアム建設への動きを進めていた。 ただ、“地面を掘れば遺跡にあたる”とも言われる「永遠の都」特有の事情もあり、その計画はなかなか進まずにいたが、ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOとローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏ら市議会の代表者との会談を経て、新スタジアムの計画を発表した。 『YouTube』での新スタジアムのイメージ動画と共にクラブは今回の計画を以下のように説明している。 「ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOを代表とするASローマのトップマネジメントは、本日、ローマ市長ロベルト・グアルティエリ氏と会談し、クラブの新スタジアムのエキサイティングな計画について話し合いました」 「会議では、プロジェクトの革新性と、フットボールファンと地域社会の両方に約束される数多くのメリットに対する共通の熱意が示されました」 「プロジェクトのビデオプレゼンテーションのリリースは、新しいスタジアムのユニークなビジョンとモダンなデザインを紹介し、熱狂的な反響を呼びました。このビジョンの鍵となるのは、ヨーロッパ最大となる予定の新しいクルヴァ・スッドです。このクルヴァ・スッドは、ASローマのサポーターの揺るぎない情熱の証となるでしょう」 また、フリードキン副会長は、このプロジェクトがクラブだけでなくローマという都市、地域社会においても新たな価値を創造するものになると確信している。 「本日、ローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏とお会いし、新しいスタジアムのビジョンを発表できたことを光栄に思います。この素晴らしいスタジアムは、ASローマとそのファンの新しいホームであるだけでなく、ローマ市民全員にとってのランドマークでもあります。ヨーロッパ最大のクルヴァとなる予定の新しいクルヴァ・スッドは、サポーターの情熱とエネルギーを体現する強力な焦点となるでしょう。古典的なローマ建築にインスピレーションを得た象徴的なデザインと最先端の設備を備えたこのスタジアムは、フットボールファンから地元のコミュニティまで、すべての人に世界クラスの体験を提供します」 「ASローマの誇りある管理者として、私たちは、クラブの精神と伝統を体現する空間を創り出すとともに、革新と卓越性の世界的なシンボル、そして環境責任のモデルとなることに尽力しています」 「新スタジアムを環境責任のモデルにするという取り組みは、ローマ市長が指摘したように、クラブの価値観やローマ市のより広範な目標と一致しています」 「両者は、開発のさまざまな側面に焦点を当てる作業グループの設立を含む、プロジェクトを進めるためのロードマップについて話し合い、合意しました。これらのグループは、環境基準とコミュニティの関与に細心の注意を払いながら、プロジェクトがスムーズに進むようにします」 「ASローマとそのリーダーシップは、ファンの体験を向上させるだけでなく、コミュニティと環境にプラスの影響を与えるランドマークを作成することに専念しています。新しいスタジアムプロジェクトは、クラブ、ファン、そしてローマ市の誇りのシンボルとなるでしょう」 <span class="paragraph-title">【動画】ローマの新スタジアム構想が発表!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/RE0m08zRgBo" title=" Towards our new stadium " frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.07.25 06:30 Thu4
「特別なカリスマ」33歳バロテッリは今でもモウリーニョ監督を尊敬…古巣ミランについては「レオンが調子悪いと勝てないね」
元イタリア代表FWマリオ・バロテッリがローマのジョゼ・モウリーニョ監督、そして古巣ミランについて語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 バロテッリは昨夏スイスのシオンへ加入も、チームは2部リーグに降格し自身も1年で契約満了。今月15日、2021-22シーズンにリーグ戦31試合出場で18ゴール4アシストを叩き出したトルコのアダナ・デミルスポルへと約1年ぶりに復帰した。 かつてインテルで神童または悪童として鮮烈にデビューした奔放なストライカーも今年で33歳。2019年にブレシアへ移籍して以降、1年ごとにクラブを転々とする生活を送っているが、今でも10代の頃にインテルで師事したジョゼ・モウリーニョ監督(現:ローマ)を慕っているようだ。 イタリア『TV Play』に出演したバロテッリは「モウリーニョは素晴らしい試合を演出する監督じゃない。けど、特別なカリスマ性があり、選手に競争力と決断力を与えてくれる。もちろん試合へのアプローチはあるけど、重点は戦術じゃないんだ。まさに人格者だよ」と“スペシャル・ワン”を称える。 さらに「ローマでは1年目にヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)で優勝した。当然だよ。常に勝利すべき監督なのだからね。いつも攻撃的に攻めるタイプではないけど、彼のチームは難攻不落だ。ロベルト・マンチーニ(監督)にも信念があるが、モウリーニョほどは勝てない」と語り、プロデビュー時とマンチェスター・シティで共闘したマンチーニ監督よりワンランク上の指揮官とした。 一方で、古巣ミランのステファノ・ピオリ監督については「ピオリ? 好きだけど、ラファエル・レオンの調子が悪ければミランはほとんど何もできないじゃないか。レオが悪ければミランが勝つのは難しい…」とし、ミランの現状をシンプルに考察した。 また、ミランがフランス代表FWオリヴィエ・ジルー(36)の後継者を探し続け、今夏も多くのFWを獲得したことについて問われると、若い選手がその役割を担うのは容易ではないと冗談混じりに主張する。 「若い選手じゃなきゃダメなのか? ここにいるじゃないか(笑) ミランが若い選手と契約するのはいいんだけど、問題は彼らがプレーするのはそこらのスタジアムではなく、サン・シーロであるということだよ。あの舞台で力を発揮するには、個性のある者でなければいけないんだ」 2023.09.26 20:50 Tue5