細貝&酒井高フル出場の一戦はヘルタに軍配《ブンデスリーガ》

▽細貝と原口の所属するヘルタ・ベルリンと、酒井高の所属するシュツットガルトが激突したブンデスリーガ第7節が3日に行われ、3-2でヘルタ・ベルリンが勝利した。

▽[4-1-4-1]のアンカーの位置で起用された細貝はフル出場。65分からセンターバックでプレーした。原口はベンチ入りしたものの出場機会は訪れず。一方、シュツットガルトの酒井高は[4-3-3]の左サイドバックでフル出場した。

▽今季未だ1勝同士の対戦。試合は開始5分に動く。イビセビッチのヒールパスに抜け出してボックス右に侵入したクラインのクロスをライトナーが押し込んでシュツットガルトが先制する。
▽立ち上がりに失点を喫したヘルタ・ベルリンはその後、徐々に縦パスがスムーズに通り始めると攻勢を強めていった。19分にはカルーのシュートがGKキルシュバウムを強襲。すると21分、シュトットカーの強烈なシュートはGKにセーブされるも、ルーズボールを拾ったシュトットカーがボックス内でグルエソに倒されてPKを獲得する。これをカルーが決めてヘルタ・ベルリンが同点に追いついた。

▽フェー監督はPKを献上したグルエソを下げてヴェルナーを左ウイングに投入したが、同点ゴールを奪ったヘルタ・ベルリンの勢いが止まらない。28分にシュトッカーの折り返しをベン=ハティラがシュートに持ち込めば、44分にはベーレンスが決定的なボレーシュートを放ったが、GKキルシュバウムのビッグセーブに阻まれてしまう。▽1-1で迎えた後半、攻勢をかけてきたシュツットガルトに一方的に押し込まれていたヘルタ・ベルリンだったが、64分に逆転ゴールを奪った。リュディガーからボールを奪ってショートカウンターに転じると、シュトッカーのラストパスを受けたカルーがボックス右に進入、対応したシュワッブをかわして冷静にシュートを決めた。

▽リードしたヘルタ・ベルリンは直後に2枚代えを敢行。カルーとヘイティンガに代えてワグナーとニーマイヤーを起用し、細貝がセンターバックに下がった。すると74分、決定的な3点目を奪いきる。直前に投入されていたハルニクからボールを奪ってショートカウンターに転じると、ベン=ハティラの左サイドからのクロスをベーレンスがボレーで合わせた。

▽83分にライトナーのFKのクリアにかかったワグナーが頭で自陣ゴールへ入れて1点差に詰め寄られたヘルタ・ベルリンだったが、センターバックに入った細貝を中心にシュツットガルトの攻勢を凌いで逃げきり。今季2勝目を挙げている。