独紙評価:初黒星の長谷部&乾は低めの採点

2014.09.16 12:30 Tue
14日に行われたブンデスリーガ第3節、フランクフルトvsアウクスブルクは、ホームのフランクフルトが0-1で今シーズン初黒星を喫した。フランクフルトの日本代表MF長谷部誠、乾貴士はともに先発出場を果たしたが、長谷部がハーフタイムに、乾が56分に退いている。

開幕から2戦負けなしのフランクフルトと、勝ち点ゼロだったアウクスブルク。序盤からより積極的に相手ゴールに迫っていたのはアウクスブルクだった。

それでも、フランクフルトは15分、高い位置でボールを奪い、長谷部が前線に駆け上がる乾へパス。相手ペナルティエリアやや右側に侵入した乾はシュートを放つが、相手GKに阻止された。トップ下で出場した乾は、その直後にもシュートを試みるが、これもアウクスブルクGKに阻められてしまう。

スコアが動いたのは、イエローカードを出されていた長谷部がハーフタイムに交代して迎えた後半の立ち上がり。アウクスブルクの9本のシュート中、8本に絡んだアルゼンチン人FWラウール・ボバディージャが、49分に決勝弾を決めた。

ドイツ『ビルト』(チーム平均点4.21)は、日本人選手2人を含むフランクフルト7人を5と酷評。好セーブを繰り返したGKケビン・トラップには2とチーム単独最高点を与え、及第点の3は左SBのコンスタント・ジャクパ、ヴォルフスブルクから加わったMFスロボダン・メドジェビッチだけだった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』(チーム平均点3.9)は、乾に3.5と平均以上の採点をつけた。一方で長谷部は、代わりに投入されたメドジェビッチや途中出場のMFヨハネス・フラムと同じく4.5と低い採点をつけられている。チーム単独最高点はトラップの2で、単独最低点は56分から乾の代わりにトップ下を務めたアレクサンダー・マイヤーの5となった。

なお採点を行わない地元『フランクフルター・ルンドシャウ』は、長谷部のプレーについて次のような寸評を記している。

「序盤は試合にインパクトを与えることを試みるも、常にうまくいくことはなかった。2枚目の警告を受ける可能性が懸念されたため、ハーフタイムに交代となった」

また、乾のパフォーマンスに関しては以下のとおりのコメントだった。

「ブンデスリーガ50試合目で、またも非常に不安定な内容を見せている。力強いシュートは1本記録。だが、非常に多くの場面でボールを失ってしまい、時折ユースの選手にすら見えた」

今季初黒星のフランクフルトは10位に後退。次節は敵地でシャルケと対戦する。


提供:goal.com

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