イランがナイジェリアを抑えてゴールレスドロー《ブラジル・ワールドカップ》
2014.06.17 06:01 Tue
▽2014年ブラジル・ワールドカップのグループF第1節、クリチバのアレーナ・ダ・バイシャーダで16日に開催されたイラン代表vsナイジェリア代表は、ゴールレスドローに終わった。
▽ポルトガル人指揮官のカルロス・ケイロス監督の下で組織的なチームとなったイランと、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表と2位の座を争うと見られるナイジェリアの一戦。試合は、立ち上がりからナイジェリアが持ち前のサイドアタックで敵陣に攻め込んでいく。そのナイジェリアは8分、左サイドで粘ったエメニケの折り返しからムサがゴール前に入り込むが、相手DFにクリアされる。さらに、このクリアボールを拾ったオナジがボックス内からシュートに持ち込むも、枠の左に逸れていった。
▽試合のペースを握るナイジェリアだが、前半の半ばにアクシデントに見舞われる。20分に競り合いからの着地で足首を痛めたセンターバックのオボアボナが治療から一旦ピッチに戻ったものの、29分にヨボとの交代でピッチを後にした。
▽一方、ナイジェリアのスピードに慌てるイランは、守勢を強いられる。ボールを奪っても、組み立てのところでミスを犯し、前線のゴーチャンネハドまでボールを運べない。それでも34分に右CKを得ると、ニアサイドのゴーチャンネハドが決定的なヘディングシュートを放つ。しかし、これはGKエニュアマの好反応に弾き出されて絶好のチャンスを逸した。その後はナイジェリアの攻撃をうまく凌ぎ、ハーフタイムを迎えた。
▽ゴールレスで迎えた後半、拮抗した中でナイジェリアが先に交代カードを切る。52分にモーゼスを下げてアメオビを投入し、エメニケを右サイドに回した。大型FWを最前線に置いたナイジェリアは攻勢を出るが、イランの守備を崩すことができない。一方のイランは、カウンターで応戦するが、効果的にボールを前に運ぶことができない。遠目からシュートを放っていくものの、GKエニュアマを脅かすことはできなかった。
▽均衡を破りたいナイジェリアは、69分にアゼーズを下げてオデムウィンギーを投入する。するとこの直後、左サイドからのクロスにアメオビがサデギとの競り合いを制してヘディングで合わせるが、惜しくも枠の右に逸れてしまう。対するイランは77分、左サイドからプーラディが入れたアーリークロスがファーサイドでフリーのデヤガーへ。決定機を迎えたデヤガーだが、ヘディングシュートをミートさせることができない。
▽終盤にかけてナイジェリアが猛攻をかける。90分に左サイドからムサが入れたクロスは、ファーサイドのアメオビの手前でプーラディにクリアされる。さらに、このプレーで得た右CKからアメオビが打点の高いヘディングシュートを放つも、またもやプーラディのクリアに遭った。結局、試合はゴールレスドローで終了し、今大会初の引き分けとなった。
▽ポルトガル人指揮官のカルロス・ケイロス監督の下で組織的なチームとなったイランと、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表と2位の座を争うと見られるナイジェリアの一戦。試合は、立ち上がりからナイジェリアが持ち前のサイドアタックで敵陣に攻め込んでいく。そのナイジェリアは8分、左サイドで粘ったエメニケの折り返しからムサがゴール前に入り込むが、相手DFにクリアされる。さらに、このクリアボールを拾ったオナジがボックス内からシュートに持ち込むも、枠の左に逸れていった。
▽試合のペースを握るナイジェリアだが、前半の半ばにアクシデントに見舞われる。20分に競り合いからの着地で足首を痛めたセンターバックのオボアボナが治療から一旦ピッチに戻ったものの、29分にヨボとの交代でピッチを後にした。
▽一方、ナイジェリアのスピードに慌てるイランは、守勢を強いられる。ボールを奪っても、組み立てのところでミスを犯し、前線のゴーチャンネハドまでボールを運べない。それでも34分に右CKを得ると、ニアサイドのゴーチャンネハドが決定的なヘディングシュートを放つ。しかし、これはGKエニュアマの好反応に弾き出されて絶好のチャンスを逸した。その後はナイジェリアの攻撃をうまく凌ぎ、ハーフタイムを迎えた。
▽ゴールレスで迎えた後半、拮抗した中でナイジェリアが先に交代カードを切る。52分にモーゼスを下げてアメオビを投入し、エメニケを右サイドに回した。大型FWを最前線に置いたナイジェリアは攻勢を出るが、イランの守備を崩すことができない。一方のイランは、カウンターで応戦するが、効果的にボールを前に運ぶことができない。遠目からシュートを放っていくものの、GKエニュアマを脅かすことはできなかった。
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▽終盤にかけてナイジェリアが猛攻をかける。90分に左サイドからムサが入れたクロスは、ファーサイドのアメオビの手前でプーラディにクリアされる。さらに、このプレーで得た右CKからアメオビが打点の高いヘディングシュートを放つも、またもやプーラディのクリアに遭った。結局、試合はゴールレスドローで終了し、今大会初の引き分けとなった。
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