プレビュー:決戦のとき《コートジボワールvs日本》
2014.06.14 21:50 Sat
▽ブラジル・ワールドカップのグループC第1節が15日に行われ、日本代表がレシフェのアレーナ・ペルナンブーコで“アフリカの強国”コートジボワールとの一戦に臨む。グループCは他のグループよりも各チームの力が拮抗していると言われており、どのチームも虎視眈々とグループリーグ突破を狙っている。そういった状況下で迎える初戦、今後のすう勢を占う意味でも重要な一戦だ。
◆勇気とバランス
▽2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本は、直近のテストマッチで連勝を飾っているものの、先制点を許す苦しい展開が続いている。堅守速攻をベースに成績を残した4年前とは異なり、主導権を握るスタイルで結果を残すべく、イタリア人指揮官の「勇気とバランス」という言葉と共に4年という歳月を過ごした。また、アレーナ・ペルナンブーコは昨年のコンフェデレーションズカップでイタリア相手に善戦した場所でもある。最終的に敗戦を喫しはしたが、イメージは悪くない。
◆3度目の挑戦
▽一方、3大会連続3回目のワールドカップとなるコートジボワールは、意外にも決勝トーナメントに進出したことがない。過去2大会は、いずれもアルゼンチンとオランダ(2006年)、ブラジルとポルトガル(2010年)と同居する死のグループだった。コートジボワールを世界の強国へと押し上げた功労者であるFWドログバをはじめとするベテラン勢にとっては、今回が3度目の挑戦であり、おそらく最後のワールドカップになる。有終の美を飾るためにも、今回の挑戦を“三度目の正直”とするべく、日本との一戦に臨む。
◆因縁の対決!?
▽日本とコートジボワールの対戦は過去に3回あり、日本の2勝1敗という戦績だ。最初の対戦はオフトジャパン時代の1993年で、この時は1-0で勝利。近年では2008年のキリンカップと2010年の国際親善試合があり、キリンカップでは勝利を収めたものの、南アフリカ・ワールドカップの直前に行われた2010年の国際親善試合では完敗。さらにこの試合では、DF闘莉王との接触でFWドログバを骨折し、同大会欠場の危機を迎えるアクシデントも発生した。
◆コートジボワール代表◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
GK:バリ
DF:オーリエ、コロ・トゥーレ、ゾコラ、ボカ
MF:ティオテ、ディエ、コナン
FW:ジェルビーニョ、ボニー、カルー
負傷者:MFヤヤ・トゥーレ(太もも)
出場停止者:なし
▽負傷離脱中のMFヤヤ・トゥーレは直前のテストマッチも欠場しており、今回の一戦で起用されるかは未知数。グループリーグ3試合の初戦であることを考えれば、後半途中からの出場に留めるのではないだろうか。また1トップに関しても、ベテランのFWドログバをベンチスタートとし、流れを変えたいときの切り札にする“最近の戦い方”を踏襲する可能性が高いと見る。
◆日本代表◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:川島
DF:酒井宏、森重、吉田、長友
MF:山口、遠藤、岡崎、本田、香川
FW:大迫
▽交代枠を有効的に使うため、最後の強化試合でも90分間プレーしなかったDF内田をベンチスタートと予想。同じ理由からMF遠藤は後半からの起用で流れを変えているものの、交代枠の1つが確定している状況はリスクとなるため、先発ではないだろうか。また、ビルドアップ能力に長けた森重の起用も面白いだろう。1トップに関しては、好調を維持しており、様々な役割をこなせるFW大迫を推す。経験豊富なFW大久保は流れを変えられるジョーカーとしてとっておきたい。
★注目選手
◆ディディエ・ドログバ(コートジボワール)
▽アバウトなボールを収め、フィニッシュまで持ち込むといった、“一人で何でもやってしまう”全盛期のようなプレーは望めない。それでも、前線で起点となるプレーは依然として侮ることはできないし、サイドからのクロスに反応するゴール前の動きも迫力十分。特にFWジェルビーニョとのホットラインには警戒が必要だ。コンディション次第では後半から“切り札”として使われる可能性もある。最後のワールドカップに懸ける思いの強さは、並々ならぬものがあるはずだ。
◆大久保嘉人(日本)
▽最後の最後に代表入りを果たした32歳のストライカーに注目したい。直前のテストマッチでは好調ぶりをアピールし、ゴールに向かう積極果敢なプレーでチームに活躍力を与え、流れを変える貴重な存在となっている。リードしている場面では前線からのチェイシングやカウンターの起点となる働きが期待でき、追いかける場面では積極的な仕掛けからチームに勢いをもたらすことができる。スタメンでも問題ないことは先のテストマッチで証明しているが、指揮官はジョーカーとしての役割を期待していることだろう。
◆勇気とバランス
▽2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本は、直近のテストマッチで連勝を飾っているものの、先制点を許す苦しい展開が続いている。堅守速攻をベースに成績を残した4年前とは異なり、主導権を握るスタイルで結果を残すべく、イタリア人指揮官の「勇気とバランス」という言葉と共に4年という歳月を過ごした。また、アレーナ・ペルナンブーコは昨年のコンフェデレーションズカップでイタリア相手に善戦した場所でもある。最終的に敗戦を喫しはしたが、イメージは悪くない。
◆3度目の挑戦
▽一方、3大会連続3回目のワールドカップとなるコートジボワールは、意外にも決勝トーナメントに進出したことがない。過去2大会は、いずれもアルゼンチンとオランダ(2006年)、ブラジルとポルトガル(2010年)と同居する死のグループだった。コートジボワールを世界の強国へと押し上げた功労者であるFWドログバをはじめとするベテラン勢にとっては、今回が3度目の挑戦であり、おそらく最後のワールドカップになる。有終の美を飾るためにも、今回の挑戦を“三度目の正直”とするべく、日本との一戦に臨む。
◆因縁の対決!?
▽日本とコートジボワールの対戦は過去に3回あり、日本の2勝1敗という戦績だ。最初の対戦はオフトジャパン時代の1993年で、この時は1-0で勝利。近年では2008年のキリンカップと2010年の国際親善試合があり、キリンカップでは勝利を収めたものの、南アフリカ・ワールドカップの直前に行われた2010年の国際親善試合では完敗。さらにこの試合では、DF闘莉王との接触でFWドログバを骨折し、同大会欠場の危機を迎えるアクシデントも発生した。
◆コートジボワール代表◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
GK:バリ
DF:オーリエ、コロ・トゥーレ、ゾコラ、ボカ
MF:ティオテ、ディエ、コナン
FW:ジェルビーニョ、ボニー、カルー
負傷者:MFヤヤ・トゥーレ(太もも)
出場停止者:なし
▽負傷離脱中のMFヤヤ・トゥーレは直前のテストマッチも欠場しており、今回の一戦で起用されるかは未知数。グループリーグ3試合の初戦であることを考えれば、後半途中からの出場に留めるのではないだろうか。また1トップに関しても、ベテランのFWドログバをベンチスタートとし、流れを変えたいときの切り札にする“最近の戦い方”を踏襲する可能性が高いと見る。
◆日本代表◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:川島
DF:酒井宏、森重、吉田、長友
MF:山口、遠藤、岡崎、本田、香川
FW:大迫
▽交代枠を有効的に使うため、最後の強化試合でも90分間プレーしなかったDF内田をベンチスタートと予想。同じ理由からMF遠藤は後半からの起用で流れを変えているものの、交代枠の1つが確定している状況はリスクとなるため、先発ではないだろうか。また、ビルドアップ能力に長けた森重の起用も面白いだろう。1トップに関しては、好調を維持しており、様々な役割をこなせるFW大迫を推す。経験豊富なFW大久保は流れを変えられるジョーカーとしてとっておきたい。
★注目選手
◆ディディエ・ドログバ(コートジボワール)
▽アバウトなボールを収め、フィニッシュまで持ち込むといった、“一人で何でもやってしまう”全盛期のようなプレーは望めない。それでも、前線で起点となるプレーは依然として侮ることはできないし、サイドからのクロスに反応するゴール前の動きも迫力十分。特にFWジェルビーニョとのホットラインには警戒が必要だ。コンディション次第では後半から“切り札”として使われる可能性もある。最後のワールドカップに懸ける思いの強さは、並々ならぬものがあるはずだ。
◆大久保嘉人(日本)
▽最後の最後に代表入りを果たした32歳のストライカーに注目したい。直前のテストマッチでは好調ぶりをアピールし、ゴールに向かう積極果敢なプレーでチームに活躍力を与え、流れを変える貴重な存在となっている。リードしている場面では前線からのチェイシングやカウンターの起点となる働きが期待でき、追いかける場面では積極的な仕掛けからチームに勢いをもたらすことができる。スタメンでも問題ないことは先のテストマッチで証明しているが、指揮官はジョーカーとしての役割を期待していることだろう。
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