イングランドとエクアドルによるワールドカップ出場国が激突した一戦はドロー《国際親善試合》

2014.06.05 06:02 Thu
▽国際親善試合のエクアドル代表vsイングランド代表がアメリカのフロリダ州にあるサン・ライフ・スタジアムで4日に行われ、試合は2-2の引き分けに終わった。

▽先月30日に行われた国際親善試合でペルー代表に3-0で完勝したイングランドは、今回の一戦でも先発したルーニーに加え、負傷が癒えたフィル・ジョーンズがセンターバックの一角に入った。そのほかでは、今シーズン限りでチェルシーを退団することが決定したランパードが先発出場し、ゲームキャプテンを務めた。

▽対するエクアドルは、31日に行われたメキシコ代表との強化試合に1-3で敗戦。今回のイングランド戦では、メキシコ戦でベンチスタートだったバレンシアが先発メンバーに入るなど、主力が名を連ねた。

▽イングランドはバークリーをトップ下に配した[4-2-3-1]でスタート。対するエクアドルは攻撃陣の主軸を担うバレンシアを右サイドに起用した[4-4-2]の布陣を用いた。

▽試合は、中盤の個々の質で上回ったイングランドが立ち上がりからポゼッションを握る。7分にはボックス右外に流れたランバートのパスを、中盤からのオーバーラップでボックス中央に侵入したランパードがシュート。右足のインサイドで狙ったシュートは、惜しくもゴール左へと外れた。

▽良い形で試合に入ったイングランドだったが、先にゴールネットを揺らしたのは、守勢のエクアドルだった。8分、左からアジョビがクロスを入れると、スモーリングとショーの間に上手くポジションをとったE・バレンシアがヘディングシュート。芯をとらえた強烈なシュートは、GKの反応できないスピードでゴール左に吸い込まれた。

▽一瞬の隙を突かれたイングランドだが、失点後は積極的にエクアドルゴールを強襲。トップ下で起用されたバークリーが推進力のあるドリブルでボックスに侵攻するなど、持ち味を生かしてシュートチャンスをお膳立てした。しかし、ゴール前で身体を投げ出す相手の守備に阻まれ、ゴールを奪うことができない。

▽それでも29分、イングランドが同点に追いつく。右からチェンバレンがクロスを蹴り上げると、ファーポストに飛び込んだランバートがこれに反応。ランバートのシュートは左ポストに弾かれるも、最後はゴール前に詰めていたルーニーが右足で押し込んだ。

▽前半のうちに同点に追いついたイングランドは、その後もペースを掌握する。前半終了間際にはルーニーやバークリーに得点機が訪れたが、いずれのシュートも枠外。2点目を奪うチャンスを演出したイングランドだったが、結局は1-1で前半を終えた。

▽迎えた後半も主導権を握ったのはイングランド。すると51分、左サイドからボックス手前に向かってドリブルを開始したバークリーがランバートへのパスを選択。ボックス右でフリーとなっていたランバートが右足を振りぬくと、ボールが勢いよくゴール左に突き刺さった。

▽勝ち越しに成功したことで勢いが加速したイングランドだったが、64分にルーニーを下げて以降からエクアドルに押し込まれ始める。すると70分、試合が振り出しに戻る。

▽2分前に投入されたアローヨがボックス手前でボールを受けると、対応に入ったウィルシャーとミルナーをワンフェイントで振り切る。そのフェイントから流れるように蹴り出されたシュートは、GKフォスターの伸ばした手をすり抜けてゴール右へと吸い込まれていった。

▽6人の交代が許される強化試合ということもあって、70分以降は互いに次々とカードを切っていく。だが、勝ち越す決定打を見出せない中で迎えた79分にアクシデントが発生。スターリングのプレーを発端に、激高したバレンシアがレッドカードを提示され、スターリングと共に退場処分を命じられた。

▽その後、互いに1人ずつを欠いた中で再開した試合のスコアは動くことなく、2-2で終了。13日から開幕するブラジル・ワールドカップへ向けて調整を続ける両者だったが、退場者を出すなど、後味の悪さが残る遺恨試合となってしまった。

エクアドル代表の関連記事

2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第13節のウルグアイ代表vsアルゼンチン代表が21日に行われ、0-1でアルゼンチンが勝利した。 ここまでW杯南米予選5勝5分け2敗で3位のウルグアイは、ロナルド・アラウホやホセ・マリア・ヒメネス、フェデリコ・バルベルデ、ダルウィン・ヌニェスら主力を順当にスタメンで起 2025.03.22 10:40 Sat
北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第12節が開催。南米王者アルゼンチンが順調に勝利を収め、2024年を締めくくった。 11試合を消化して首位に立つも、前節はパラグアイ代表相手に1-2のスコアで敗れてしまい、今大会3敗目を喫したアルゼンチン。9位ペルーと対戦した今節は、試合を支配しながら中々得点を挙げられない時 2024.11.20 12:30 Wed
北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第11節が14日に行われ、首位アルゼンチン代表が逆転負けだ。 2位コロンビア代表に3ポイント差をつけ、首位を走るアルゼンチンは6位パラグアイ代表のホームに乗り込み、主将リオネル・メッシらがスタートから出場。11分にエンソ・フェルナンデスの浮き球パスに抜け出したラウタロ・マルテ 2024.11.15 11:49 Fri
エクアドル代表MFマルコ・アングロがエクアドルで起きた自動車事故によって22歳の若さで逝去した。 メジャーリーグ・サッカー(MLS)のシンシナティFCから母国のLDUキトにレンタル加入中のアングロは、首位チームの中盤の主力として活躍。 しかし、同選手は10月7日にキトで発生した高速道路の金属構造物に衝突する 2024.11.12 21:40 Tue
エクアドルサッカー連盟(FEF)は8日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選に臨むエクアドル代表メンバー26名を発表した。 セバスティアン・ベッカセセ監督が率いるチームは、南米予選10試合を終えて4勝4分け2敗の勝ち点13で5位につけている。 今回招集されたメンバーには、ベテランの36歳MFアンヘ 2024.11.09 15:35 Sat

ワールドカップの関連記事

FIFA(国際サッカー連盟)は日本時間12月6日、FIFAワールドカップ26(北中米W杯)の組み合わせ抽選を発表した。日本代表は、オランダ代表、チュニジア代表、欧州プレーオフ勝者(ウクライナ代表/スウェーデン代表/ポーランド代表/アルバニア代表)との対戦が決まった。 FIFAワールドカップ26組み合わせ抽選会グル 2025.12.06 06:46 Sat
埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの 2025.05.16 21:10 Fri
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 2025.05.05 23:05 Mon
かつて中国代表を指揮していた李鉄(リー・ティエ)氏の控訴が棄却され、実刑判決を受けることとなった。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 現役時代はエバートンやシェフィールド・ユナイテッドなどプレミアリーグでもプレーし、中国代表でもプレーしたリー・ティエ氏は、引退後に指導者となり、広州恒大(広州FC)でコンデ 2025.04.30 13:55 Wed
第1回大会開催から100周年を迎える2030年のワールドカップ(W杯)。64チーム参加という提案がなされている中、反対の意見も強く出ている。 2026年の北中米W杯は史上初となる48チームの参加に拡大となる中、その4年後の2030年は64チーム参加への拡大を南米サッカー連盟(CONMEBOL)が提案している。 2025.04.15 19:55 Tue

エクアドル代表の人気記事ランキング

1

レーティング:エクアドル 0-0 フランス《ブラジル・ワールドカップ》

▽ブラジル・ワールドカップのグループE最終節、エクアドル代表vsフランス代表が25日にエスタディオ・ド・マラカナンで開催され、0-0で終了した。この結果、フランスがグループ首位通過を決め、エクアドルの敗退が決定した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。<br><br />▽エクアドル採点<br />GK<br />22 ドミンゲス 6.5<br />クロスを被ってしまうシーンがあったが、いくつかのファインセーブを披露<br /><br />DF<br />4 パレデス 5.5<br />ディーニェの推進力に押される形で持ち前の攻撃性を発揮できなかった<br /><br />2 グアグア 6.0<br />ベンゼマに多くの自由を与えなかった<br /><br />3 エラーソ 6.0<br />集中を切らさず、堂々とした守備<br /><br />10 アジョビ 5.5<br />持ち味であるキック精度を生かす場面はわずか<br /><br />MF<br />16 バレンシア 4.5<br />不調ぶりを表すかのように、危険なプレーで一発退場<br /><br />6 ノボア 6.5<br />頭を負傷しながらも攻守に気迫のこもったプレーを続けた<br /><br />(→カイセド -)<br /><br />14 ミンダ 5.5<br />ノボアに比べると、仕事量、運動量ともに物足りなかった<br /><br />7 モンテーロ 5.5<br />要所でキレのある仕掛けを繰り出すも、決定的な仕事はできなかった<br /><br />(→イバラ 6.0)<br />難しい状況で投入されたが、攻撃を活性化し守備でも貢献<br /><br />FW<br />15 アローヨ 5.0<br />セカンドトップを務めるも、プレー精度を欠いた<br /><br />(→アチリエール -)<br /><br />13 E・バレンシア 6.0<br />好調維持。持ち前のアグレッシブさを見せて脅威となる<br /><br />監督<br />ルエダ 5.5<br />10人という厳しい状況だったが、終盤はもう少しリスクを冒したかった<br><br />▽フランス採点<br />GK<br />1 ロリス 5.5<br />被枠内シュートが少なく、難しい仕事はほとんどなかった<br /><br />DF<br />15 サーニャ 6.0<br />守備で崩れず、攻撃面でも好クロスを供給<br /><br />21 コシエルニー 6.0<br />冷静さとソリッドな守備を見せた<br /><br />5 サコー 6.0<br />タイトなマーキング。果敢にフィジカル勝負を継続した<br /><br />(→ヴァラン 5.5)<br />うまく試合に入った<br /><br />17 ディーニェ 6.0<br />積極的に高い位置を取って攻撃に厚みを加える<br /><br />MF<br />18 M・シッソコ 5.5<br />序盤は存在感を示すも、徐々に消える<br /><br />19 ポグバ 5.5<br />ボールを散らし、ゴールに迫った<br /><br />22 シュナイデルラン 5.5<br />アンカーポジションで無難なパスさばきに終始<br /><br />14 マテュイディ 5.5<br />中盤のバランスを考えた質の高いプレー<br /><br />(→ジルー 5.5)<br />期待されたゴールは挙げることができず<br /><br />11 グリーズマン 5.5<br />良質なプレースキックを見せ、バー直撃のシュートなどでゴールに迫る<br /><br />(→レミ -)<br /><br />FW<br />10 ベンゼマ 5.0<br />過去2戦のような躍動感はなかった<br /><br />監督<br />デシャン 5.5<br />首位通過を果たしたが、10人の相手に勝ちきれなかった<br><br />★超WS選出マン・オブ・ザ・マッチ!<br />ドミンゲス(エクアドル)<br />▽決勝T進出には貢献できなかったが、前半のポグバのヘディングシュートや終盤のレミのシュートをビッグセーブ。<br /><br />エクアドル 0-0 フランス<br> 2014.06.26 07:06 Thu
2

ペッレグリーニ&バレッラ弾でエクアドルを下したイタリアがユーロ前最後の親善試合を勝利で締めくくる!【国際親善試合】

イタリア代表は24日、国際親善試合でエクアドル代表とアメリカのレッドブル・アリーナで対戦し2-0で勝利した。 3日前に行われたベネズエラ代表との親善試合をレテギの2ゴールで勝利したイタリアは、その試合からスタメンを全員変更。[3-4-2-1]の布陣を採用。GKにヴィカーリオを起用し、ダルミアン、マンチーニ、バストーニの3バック。左右のウイングバックにベッラノーバ、ディマルコ、2セントラルMFにジョルジーニョとバレッラ。前線はラスパドーリの下にザニオーロ、ペッレグリーニを配した。 カイセドやエストゥピニャンらをスタメンで起用したエクアドルに対し、イタリアは3分に先制する。ボックス右手前で獲得したFKをディマルコが直接狙うと、壁に当たった跳ね返りをペッレグリーニが左足一閃。強烈なシュートがゴール右に突き刺さった。 幸先良く先制したイタリアは16分にも、左CKの二次攻撃からマンチーニの落としをボックス中央で受けたザニオーロが決定機を迎えたが、シュートはGKブライの好セーブに防がれた。 前半半ばから終盤にかけては、互いに激しい守備での潰し合いが目立って決定機まで持ち込めない状況が続き、そのまま1-0でハーフタイムに入った。 迎えた後半、先にチャンスを作ったのはエクアドル。52分、プレシアードの右クロスをニアでプラタが落とし、最後はフリーのフランコがダイレクトシュートで狙ったが、これは枠の上に外れた。 後半に入って前がかるエクアドルにやや押し込まれる展開が続いたイタリアは、67分にペッレグリーニとジョルジーニョを下げてフラッテージとロカテッリを投入。 しかし、直後の69分にエクアドルは右サイドからボックス中央まで切り込んだプラタがGK強襲のミドルシュートでゴールに迫る。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。このまま試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイムにイタリアが追加点を奪う。 94分、オルソリーニのスルーパスでDFの裏に抜け出したバレッラがボックス右から侵入。飛び出したGKの上を越すループシュートを流し込み、イタリアが2-0で勝利。イタリアがユーロ2024本大会前最後の親善試合を2連勝で締めくくった。 2024.03.25 07:07 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly