ニュルンベルク、6連敗で崖っぷち 最終節で逆転プレーオフ進出なるか《ブンデスリーガ》

3日に行われたブンデスリーガ第33節、ニュルンベルクvsハノーファーの一戦は、0-2でアウェイのハノーファーが勝利を収めた。ニュルンベルクMF清武弘嗣は先発出場したが、得点やアシストを記録することなく、56分にベンチに下がった。ハノーファーDF酒井宏樹は膝蓋腱の炎症もあってメンバー外となっている。

入れ替えプレーオフに回る16位のハンブルガーSV(HSV)を勝ち点1差で追い、残り2試合での逆転を目指すニュルンベルク。だが、早い時間帯の失点で苦しい展開を強いられる。5分、ミスからフスティにボールを奪われてカウンターを許すと、ライトラルとのワンツーからあっさり先制点を献上する。

勝利が必要なニュルンベルクも、9分にチャンスを演出。中盤で奪ったボールを右の清武へ展開。清武がフリーでクロスを入れる。だが、中央のドルミッチには合わず、ファーに流れたボールをフロウシェクがシュートするが、GKツィーラーに阻まれた。

パスミスも少なくなく、スタンドのフラストレーションを誘ったニュルンベルクだが、その中でも何度かチャンスはつくった。19分には清武のスルーパスにペクハルトが反応するが、ここはオフサイド。28分には、清武からのパスを受けたドルミッチがDFを素早く抜き去ってシュートに持ち込む。だが、これはポストの横へとそれる。

ビハインドを背負って前半を終えたニュルンベルクは、後半もゴールを狙う姿勢で臨んだが、またも大事な時間帯に失点する。51分、中盤でつながれ、最後は守備ラインを突破したシュミーデバッハに、GKシェーファーもかわされて2点目を許した。

リードを2点とされたプリンツェン監督は、精彩を欠いた清武に代えてパチョニクを投入。ベンチに下がる清武にはブーイングも浴びせられた。67分にN・スタークと交代したフランツにもブーイングが飛んでいる。

反撃の糸口となるゴールを目指したニュルンベルクだが、最後までネットを揺らすことができず。6連敗に終わり、試合後にあいさつに向かった選手たちには、スタンドから大ブーイングが飛んだ。

残留が厳しくなっているニュルンベルクだが、残留を争うライバルたちも勝ち点を落としたことに救われた。HSVはバイエルン・ミュンヘンにホームで1-4と黒星。ブラウンシュヴァイクはホームでアウグスブルクに0-1と敗れている。

この結果、下位3チームの勝ち点は動かず。HSVを勝ち点1差でニュルンベルクが、同2差でブラウンシュヴァイクが追う中で最終節を迎える。最終節は、ニュルンベルクがシャルケ、HSVがマインツ、ブラウンシュヴァイクがホッフェンハイムとそれぞれ敵地で対戦する。

なお、HSVが敗れたため、シュツットガルトはホームでヴォルフスブルクに1-2と敗れるも、最終節を前にHSVとの勝ち点5差が変わらず、残留が確定している。


提供:goal.com