レーティング:バレンシア 5-0(計5-3) バーゼル《EL》
2014.04.11 07:01 Fri
▽EL準々決勝2ndレグのバレンシアvsバーゼルが10日にメスタージャで行われ、バレンシアが90分を3-0で終えて2戦合計3-3となり、延長戦に突入。延長戦で2点を加えたバレンシアが、最終的に5-3で準決勝進出を果たした。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽バレンシア採点
GK
13 グアイタ 5.5
ほとんどピンチはなかった
DF
12 J・ペレイラ 6.5
2アシストを記録するなど、積極的な攻め上がりで攻撃にアクセントを付けた
(→ピアッティ 6.0)
投入直後に値千金のアシスト
15 ハビ・フエゴ 6.5
慣れないセンターバックを危なげなくこなした
22 マテュー 6.0
負傷交代するまで相手のカウンターアタックをきっちり封じていた
(→リカルド・コスタ 5.5)
与えられた役目を完遂
14 ベルナト 6.5
ダメ押しの5点目を奪取。攻守にハイパフォーマンスを披露
MF
8 フェグリ 6.0
やや仕掛けが単調だったが、果敢に攻め続けた
21 パレホ 6.5
相手のカウンターを潰しつつ、的確に攻撃につなげた
42 ケイタ 6.5
攻守にベテランらしい気の利いたプレーを見せた
28 カルタビア 6.0
キレ味鋭いドリブル突破で再三の決定機を創出
(→ジョナス 6.0)
決定機に絡めなかったが、ディアスを退場に追い込む
FW
17 E・バルガス 6.5
ゾンマーに苦しめられるも、1ゴール1アシストでチームの逆転勝利に貢献
16 アルカセル 8.0
ハットトリックの大活躍で奇跡の立役者となった
監督
ピッツィ 7.5
素晴らしい準備で奇跡を演出。ピアッティの投入もハマった
▽バーゼル採点
GK
1 ゾンマー 6.5
守備陣が崩れ5失点も、圧巻のゴールキーピングでバレンシアを苦しめた
DF
34 T・シャカ 5.0
相手のサイドアタックを封じ込められなかった
16 シェアー 4.5
決勝点で前に入られるなど、緩慢な対応で失点を招いた
26 サウロ 4.0
不必要なファウルで2分間で退場
19 サファリ 5.0
後手に回る対応が目立った
(→エンボロ -)
MF
21 ディアス 4.0
ベテランとしてはあるまじき愚考で退場処分となる
20 F・フライ 5.0
バイタルエリアを懸命に埋め続けた
8 ディエ 5.5
圧巻の運動量で攻守にハードワーク
FW
33 エルネニー 5.0
押し込まれ守備しかできなかった
10 M・デルガド 4.5
完全に消された
(→ジョバンニ・シオ 5.0)
何もできなかった
7 D・デゲン 5.0
前半半ばから前線に残っていたが、カウンターの起点になれなかった
(→アリジ 5.0)
守備を立て直せなかった
監督
ムラト・ヤキン 5.0
ケガ人続出の影響でカウンターが機能せず、押し込まれ続けた末に完敗
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ
アルカセル(バレンシア)
▽厳しい状況で迎えた一戦で圧巻のゴラッソ3発を決め、歴史的な逆転劇の主役となった。
バレンシア 5-0 バーゼル
【バレンシア】
アルカセル(前38)
E・バルガス(前42)
アルカセル(後25)
アルカセル(延後8)
ベルナト(延後13)
※2戦合計5-3でバレンシアがベスト4進出
▽バレンシア採点
GK
13 グアイタ 5.5
ほとんどピンチはなかった
DF
12 J・ペレイラ 6.5
2アシストを記録するなど、積極的な攻め上がりで攻撃にアクセントを付けた
(→ピアッティ 6.0)
投入直後に値千金のアシスト
15 ハビ・フエゴ 6.5
慣れないセンターバックを危なげなくこなした
22 マテュー 6.0
負傷交代するまで相手のカウンターアタックをきっちり封じていた
(→リカルド・コスタ 5.5)
与えられた役目を完遂
14 ベルナト 6.5
ダメ押しの5点目を奪取。攻守にハイパフォーマンスを披露
MF
8 フェグリ 6.0
やや仕掛けが単調だったが、果敢に攻め続けた
21 パレホ 6.5
相手のカウンターを潰しつつ、的確に攻撃につなげた
42 ケイタ 6.5
攻守にベテランらしい気の利いたプレーを見せた
28 カルタビア 6.0
キレ味鋭いドリブル突破で再三の決定機を創出
(→ジョナス 6.0)
決定機に絡めなかったが、ディアスを退場に追い込む
FW
17 E・バルガス 6.5
ゾンマーに苦しめられるも、1ゴール1アシストでチームの逆転勝利に貢献
16 アルカセル 8.0
ハットトリックの大活躍で奇跡の立役者となった
監督
ピッツィ 7.5
素晴らしい準備で奇跡を演出。ピアッティの投入もハマった
▽バーゼル採点
GK
1 ゾンマー 6.5
守備陣が崩れ5失点も、圧巻のゴールキーピングでバレンシアを苦しめた
DF
34 T・シャカ 5.0
相手のサイドアタックを封じ込められなかった
16 シェアー 4.5
決勝点で前に入られるなど、緩慢な対応で失点を招いた
26 サウロ 4.0
不必要なファウルで2分間で退場
19 サファリ 5.0
後手に回る対応が目立った
(→エンボロ -)
MF
21 ディアス 4.0
ベテランとしてはあるまじき愚考で退場処分となる
20 F・フライ 5.0
バイタルエリアを懸命に埋め続けた
8 ディエ 5.5
圧巻の運動量で攻守にハードワーク
FW
33 エルネニー 5.0
押し込まれ守備しかできなかった
10 M・デルガド 4.5
完全に消された
(→ジョバンニ・シオ 5.0)
何もできなかった
7 D・デゲン 5.0
前半半ばから前線に残っていたが、カウンターの起点になれなかった
(→アリジ 5.0)
守備を立て直せなかった
監督
ムラト・ヤキン 5.0
ケガ人続出の影響でカウンターが機能せず、押し込まれ続けた末に完敗
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ
アルカセル(バレンシア)
▽厳しい状況で迎えた一戦で圧巻のゴラッソ3発を決め、歴史的な逆転劇の主役となった。
バレンシア 5-0 バーゼル
【バレンシア】
アルカセル(前38)
E・バルガス(前42)
アルカセル(後25)
アルカセル(延後8)
ベルナト(延後13)
※2戦合計5-3でバレンシアがベスト4進出
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