マインツ3試合ぶりの勝利 岡崎はノーゴール《ブンデスリーガ》
2014.03.30 03:57 Sun
29日に行われたブンデスリーガ第28節、マインツvsアウグスブルクの一戦は、ホームのマインツが3ー0で勝利した。マインツFW岡崎慎司は2試合ぶりの先発でフル出場。決定機を生かせずノーゴールに終わったが、献身的な動きでチームの勝利に貢献している。
前節ブラウンシュヴァイク戦で大幅なメンバー入れ替えを行い、まさかの不覚を取ったマインツ。リーグ戦2連敗で順位も7位に落ち、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得圏内から後退してしまった。
キャプテン・ノベスキがアクシデントで欠場し、最終ラインにブンゲルトが入ったものの、トゥヘル監督は岡崎やチュポ・モティングら主力を先発に戻し、4−2−3−1の布陣で重要な一戦に挑む。対するアウグスブルクのヴァインツール監督も同じシステムを採用した。
開始早々からリズムをつかんだマインツは、前線からの組織的なプレスを武器にボールを支配し、効果的な攻めを組み立てた。20分には岡崎とのワンツーからニコライ・ミュラーがゴール前に飛び出し、その1分後にはポスペフの右クロスに岡崎が鋭い飛び出しを見せるなど、得点の匂いを感じさせる。このプレーで奪った左CKからブンゲルトが巧みにゴール前でフリーになり、先制点をゲット。マインツは23分という良い時間帯に1点をリードした。
この直後、ベルとアウグスブルクの左MFヴェルナーが衝突。ベルは治療の後、問題なくピッチに戻ったが、ヴェルナーの方は脳しんとうを起こした様子で、もうろうとしながらピッチに立ち続けた。そんな状況に追い打ちをかけるように、DFクラバンも負傷。ホン・ジョンホとの交代を強いられる。結局、ヴェルナーもプレー続行不可能となり、エスヴァインと交代。前半から2枚のカードを切るという誤算が生じ、ヴァインツール監督は頭を抱えた。
マインツは混乱する相手の隙を見逃さず、38分に追加点を挙げる。中盤から縦パスを受けたチュポ・モティングが強引なシュートを放つと、GKが弾いたボールが右ポストを叩き、跳ね返ったところにN・ミュラーが詰めた。シュートは枠をとらえていなかったが、競っていた相手GKに当たったボールはゴールに吸い込まれ、追加点になった。
後半もマインツペースが続く。51分には相手のミスから岡崎のボール奪取から、N・ミュラーを経由してク・ジャチョルがGKと1対1になるが、惜しくも決めきれない。その後もチュポ・モティングの度重なる左サイドの突破からCKを得たが、3点目をなかなか取れなかった。
前半からボバディージャのリスタートくらいしかチャンスがなかったアウグスブルクは、残り15分になったところで3枚目の交代カードを切る。右サイドバック・フェルハーフを下げてFWメルダースを投入。前線の枚数を増やして果敢に1点を取りにいった。
だが、マインツの高度に意思統一された戦い方は崩れず、手堅い守りからのカウンターが終盤もたびたび繰り出された。岡崎もあと一歩という形が巡ってきたが、この日はどうしてもゴールが遠い。このまま追加点を奪えない状態で試合終了かと思われた83分、ガイスが意表をつくミドルシュートを豪快に決め、ついに3点目を手に入れる。
結局、マインツは3ー0で快勝。勝ち点を44に伸ばし、リーグ終盤戦に弾みをつけた。アウグスブルクの方は4試合勝利なしで勝ち点は39のまま。EL出場圏争いから一歩後退した。
提供:goal.com
前節ブラウンシュヴァイク戦で大幅なメンバー入れ替えを行い、まさかの不覚を取ったマインツ。リーグ戦2連敗で順位も7位に落ち、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得圏内から後退してしまった。
キャプテン・ノベスキがアクシデントで欠場し、最終ラインにブンゲルトが入ったものの、トゥヘル監督は岡崎やチュポ・モティングら主力を先発に戻し、4−2−3−1の布陣で重要な一戦に挑む。対するアウグスブルクのヴァインツール監督も同じシステムを採用した。
開始早々からリズムをつかんだマインツは、前線からの組織的なプレスを武器にボールを支配し、効果的な攻めを組み立てた。20分には岡崎とのワンツーからニコライ・ミュラーがゴール前に飛び出し、その1分後にはポスペフの右クロスに岡崎が鋭い飛び出しを見せるなど、得点の匂いを感じさせる。このプレーで奪った左CKからブンゲルトが巧みにゴール前でフリーになり、先制点をゲット。マインツは23分という良い時間帯に1点をリードした。
この直後、ベルとアウグスブルクの左MFヴェルナーが衝突。ベルは治療の後、問題なくピッチに戻ったが、ヴェルナーの方は脳しんとうを起こした様子で、もうろうとしながらピッチに立ち続けた。そんな状況に追い打ちをかけるように、DFクラバンも負傷。ホン・ジョンホとの交代を強いられる。結局、ヴェルナーもプレー続行不可能となり、エスヴァインと交代。前半から2枚のカードを切るという誤算が生じ、ヴァインツール監督は頭を抱えた。
マインツは混乱する相手の隙を見逃さず、38分に追加点を挙げる。中盤から縦パスを受けたチュポ・モティングが強引なシュートを放つと、GKが弾いたボールが右ポストを叩き、跳ね返ったところにN・ミュラーが詰めた。シュートは枠をとらえていなかったが、競っていた相手GKに当たったボールはゴールに吸い込まれ、追加点になった。
後半もマインツペースが続く。51分には相手のミスから岡崎のボール奪取から、N・ミュラーを経由してク・ジャチョルがGKと1対1になるが、惜しくも決めきれない。その後もチュポ・モティングの度重なる左サイドの突破からCKを得たが、3点目をなかなか取れなかった。
前半からボバディージャのリスタートくらいしかチャンスがなかったアウグスブルクは、残り15分になったところで3枚目の交代カードを切る。右サイドバック・フェルハーフを下げてFWメルダースを投入。前線の枚数を増やして果敢に1点を取りにいった。
だが、マインツの高度に意思統一された戦い方は崩れず、手堅い守りからのカウンターが終盤もたびたび繰り出された。岡崎もあと一歩という形が巡ってきたが、この日はどうしてもゴールが遠い。このまま追加点を奪えない状態で試合終了かと思われた83分、ガイスが意表をつくミドルシュートを豪快に決め、ついに3点目を手に入れる。
結局、マインツは3ー0で快勝。勝ち点を44に伸ばし、リーグ終盤戦に弾みをつけた。アウグスブルクの方は4試合勝利なしで勝ち点は39のまま。EL出場圏争いから一歩後退した。
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